全巻を通しての感想。
世界の片隅で生きている主人公ら3人は結局救われることはないのか。
彼らには消え去るしか選択肢が無いのか。
ハッピーエンドばかりの物語に、一石を投じてくる。
人は、人生は、物語は、そんなに簡単に報われないよと。
昔、ブルーハーツが世界の真ん中という歌の中で、世界の片隅などそんなところはない、と喝破したけど、
すなわち、地球は丸くて、真ん中もすみっこも無いのだと。
ブルーハーツを聞いていた若者たちは、奮起し奮闘することで、社会に包摂され、折り合いをつけてきた。
社会にそれだけの度量があった時代だったし、日本というところに生まれ育った幸運もあった。
しかし、右近のように、奮起し奮闘しても、どうにもならないこともあるのかもしれない、現実世界では。
いや、彼だけなら何とかなったかもしれない、が、彼は友人を切り捨てることを良しとはしなかった。
最終巻はやはり白眉で、急転直下のミステリのような展開、ペーソスに満ちたラストは、評価に値する。
(それだけに、中盤が必要だったのかは疑問)
映画ミストを思い出した。
Kindle 端末は必要ありません。無料 Kindle アプリのいずれかをダウンロードすると、スマートフォン、タブレットPCで Kindle 本をお読みいただけます。
無料アプリを入手するには、Eメールアドレスを入力してください。

1分以内にKindleで ハード・コア 平成地獄ブラザーズ 1 (ビームコミックス) をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。