しっかり頭に入れたかったので、事項や地図をwebなどで確認しながら読んで時間はかかりましたが、とても面白く読めました。
これは著者のせいではないけれど、同じ名前の王様がたくさんいすぎて覚えるのが大変。その上カール5世だったりカルロス1世だったり同じ人物で呼び名が変わるし。便宜上、最初にここではこう、あちらではこう呼ばれた、と断った上で以降は同じ名前で通してもらえると良かったかも。マクシミリアン1世が突然マックスになったりオイゲン公がサヴォイ公子になったりするのもちょっと混乱します。
あと、人生で一度も見たことのない(泉下の人、濫觴、跋扈、などなど)読めない言葉が時々出てきて、そこで読書の流れが止まってしまいます。格調が高くはあるんですが…。
内容紹介
キリスト教が心なら、ハプスブルク家は背骨である。ヨーロッパの「宗家」ハプスブルク家の盛衰。王家の中の王家、超国家的な支配原理で陽の沈まない帝国を築いたハプスブルク家。カール5世、マリア・テレジア等の闘争と政略の700年を通しヨーロッパを考える。(講談社現代新書)
内容(「BOOK」データベースより)
キリスト教が心なら、ハプスブルク家は背骨である。ヨーロッパという肉体の中心、結婚政策により勢力を保ち続けた名門王朝の歴史を探る。