【レビューの前に】
電子情報系の大学生です。ハードウェアやソフトウェアの知識は,ちょこっとある程度です。
職業としてプログラムを書いたことがありませんが,C言語でのマイコン制御プログラムは書いたことがあります。
高度なビット演算などが載っていると聞いて,この本を読んでみました。
【レビュー】
書かれている内容は,宣伝文などからわかるように,使える場面が頻繁にあるようなテクニックではありません。
むしろ,使える場面が絶対に来ないような人も,開発言語によってはあると思います。
オープンソースのライブラリをくっつけてくっつけて,プログラムしているような分野の人には,全く必要ない本です。
しかしながら,将棋やチェス,オセロの対局ソフトで使われるビットボードの操作など,高速化が最優先されるようなプログラムを書きたいときに必要になるテクニックばかりが載っています。
本に載っている内容を実際に試してみると,最適化の有無やその「高速化された部分以外のコード」での変化が激しく,むしろ遅くなることが多々あります。
(考察するには,CPUのパイプラインやキャッシュなどの高速化技術,ハードの知識が必要だと思われます)
買うときも挑戦的だと思いましたが,私には正直,この本を買うのは早すぎたかなと思います。
マイコンのプログラミングで限界に挑戦したくなったときに,また掻い摘んで読みたいと思います。
後述の理由から,私はこの本を買って後悔してはいません。
【数学好きな方へもおすすめ?】
学校で数学好きな人にこの本を見せたら,非常に興味を持っていました。
「わくわくしそうな本」だそうです。(発言そのまま)
ハードウェアの知識が必要になりますが,テクニックの数学的な証明が載っていないため,考察するのも「たのしみ」になるかと思います。
【最後に】
タイトル通り,「ハッカー」のための本です。「数学好きな」がつくと思いますが。
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