内容(「キネマ旬報社」データベースより)
イギリスの児童文学作家、D・W・ジョーンズの原作を宮崎駿監督が映画化。魔女により老婆に変えられてしまった少女と魔法使い・ハウルが“動く城”で奇妙な共同生活を始める。ふたりの“戦火の恋”を通して、生きる楽しさや愛する歓びを描く。2枚組。
内容(「Oricon」データベースより)
観客動員数1500万人を記録した、宮崎駿監督作品。全米でも公開され、高い評価を得たアニメーション超大作。帽子屋を営んでいた少女ソフィーはある日、謎を秘めた青年ハウルに出会う。彼女は青年と共に夢のような時間を過ごすが…。声の出演は倍賞千恵子、木村拓哉、美輪明宏ほか。特典ディスク付き2枚組。
レビュー
「この世界をずっと見ていたいなあ」と思う――ストーリーの起承転結をどうこういうよりも、ただこの賑やかで小気味よい世界にしばらく住んで、まわりを眺めていたい。父の残した下町の帽子屋を切り盛りする18歳の少女、ソフィーは、ある日美しい青年と出会う。青年は何者かに追われている様子で、気がつけばソフィーは大空へ舞い上がり、一緒に空中を走っていた! が、これを妬んだ“荒地の魔女”が、ソフィーを90歳のお婆さんに変えてしまい――。“敵”と“味方”、“正義”と“悪”の対立がどんどん曖昧になっていくのがいい。ついでに“美”と“醜”、“若”と“老”の境目も崩されていく。いつも頼っていた価値観がどうでもいいことに思えた後、空から見る町並みのすばらしさや、悪魔や子どもらとの小賢しくて温かいやりとりが素直に胸にくる。全映像とリンクした特典の絵コンテも魅力的。この世界がいかに手塩にかけて作られたことか。 (吉田正太) --- 2006年01月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)
製作担当: 奥田誠治/福山亮一 英語版エグゼクティブプロデューサー: ジョン・ラセター プロデューサー: 鈴木敏夫 監督・脚本: 宮崎駿 英語版監督: ピート・ドクター/リック・デンプシー 原作: ダイアナ・ウィン・ジョーンズ 作画監督: 山下明彦/稲村武志/高坂希太郎 美術監督: 武重洋二/吉田昇 音楽: 久石譲 声の出演: 倍賞千恵子/木村拓哉/美輪明宏/我修院達也/神木隆之介/大泉洋/原田大二郎/加藤治子/クリスチャン・ベール/ジーン・シモンズ/ローレン・バコール/ブライス・ダナー/エミリー・モーティマー/ビリー・クリスタル
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)