聞きなれないタイトル。同じ地球上に住んでいながら、こんな世界がいまだにあるとは驚きでした。
何十年前にアマゾンの奥地で仲間達と生き別れになり、子孫に仲間の再会を託す感動のノンフィクション。
毎日の生活にあき、別世界を知りたい人におすすめします。
南米の民族・風俗の本で著者はNHKディレクターの国分拓氏。
100年後のアマゾン、イネ族出身で支援団体のNGOで働くロメウの視点で、未開の部族とのやりとりが描かれる。
そのロメウのもとに、その未開の部族らしき人々が川の向うに現れたという報せが入る。
ロメウは笑顔で叫んだ「ノモレ!ノモレ!」
<ノモレ>とはイネの言葉で「仲間」という意味だった。
対岸の男たちが微かに動いた。そして、「傷ついた仲間がいるから助けてくれと!」
彼らは、イネ族の言葉を理解しさらに話した。彼らは100年前に生き別れたノモレ(仲間)なのではないか?
ロメウ達は沸き立ち、バナナを彼らに渡す。
しかし、彼らの考えは、文明人とはまったく違っており、ロメウの葛藤が伝わってきます。
この著者の国分拓氏はTV番組も多く手掛けておりさらなる活躍が期待されます。
聞きなれないタイトルで始め買うのをためらいましたが、手放せない1冊になりました。
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