萩尾先生が後書きという事で買ってみたが、自分にはあわなかった。
その後書きも疑問形ばかり。
そういうこともあるのだなと思った。
ネクロポリス 上 (朝日文庫) 文庫 – 2009/1/9
恩田 陸
(著)
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本の長さ478ページ
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出版社朝日新聞出版
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発売日2009/1/9
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ISBN-104022644699
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ISBN-13978-4022644695
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
懐かしい故人と再会できる場所「アナザー・ヒル」。ジュンは文化人類学の研究のために来たが、多くの人々の目的は死者から「血塗れジャック」事件の犯人を聞きだすことだった。ところがジュンの目の前に鳥居に吊るされた死体が現れる。これは何かの警告か。ジュンは犯人捜しに巻き込まれていく―。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
恩田/陸
1964年、宮城県生まれ。早稲田大学卒。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門賞。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1964年、宮城県生まれ。早稲田大学卒。91年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2005年、『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞。06年、『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門賞。07年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 朝日新聞出版 (2009/1/9)
- 発売日 : 2009/1/9
- 文庫 : 478ページ
- ISBN-10 : 4022644699
- ISBN-13 : 978-4022644695
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 332,133位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 803位朝日文庫
- - 7,592位ミステリー・サスペンス・ハードボイルド (本)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
死者と出会うことができるという場所での物語。
怪しい人間や謎が次から次へと現われてきて、あっと言う間に読み終えてしまった。
みんなが書いているように、行動の意味が最後までよくわからない部分もあるが、全体としてはなかなかおもしろい。
もちろん実在する場所ではないが、そこの描写が細かいところまで写実的で記憶に刷り込まれてしまう。
今までなかったことだが、読み終わって3か月以上経つのに未だにその風景が実際に自分が行ったことのある場所かのように鮮明に思い出せる。
この文章力のすごさをぜひ味わってほしい。
怪しい人間や謎が次から次へと現われてきて、あっと言う間に読み終えてしまった。
みんなが書いているように、行動の意味が最後までよくわからない部分もあるが、全体としてはなかなかおもしろい。
もちろん実在する場所ではないが、そこの描写が細かいところまで写実的で記憶に刷り込まれてしまう。
今までなかったことだが、読み終わって3か月以上経つのに未だにその風景が実際に自分が行ったことのある場所かのように鮮明に思い出せる。
この文章力のすごさをぜひ味わってほしい。
2006年1月24日に日本でレビュー済み
まずは本書の装飾がとても良い。雰囲気のある絵。2冊並べて一枚の絵にして表には和やかな光のアナザー・ヒル、裏返すとそこには夜霧のたちこむ影のアナザー・ヒルと、本書の内容をとてもよく表しています。
死者が「お客さん」として一時帰ってくる地、V・ファー。そこで起こる数々の出来事を、見事なまでにファンタジーとミステリーを融合して、独特の世界を作り上げている恩田さんの快心の力作です。
とにかくその世界観がとても和やかで気分が良い。英国ベースの土地柄なんだけど、随所に深く浸透している変容して取り入れられている日本文化。逆に現代では少しづつ薄れていっている行事「彼岸」などを「ヒガン」と表現したりと、思わずにやりとする場面が多々あります。
数々のオマージュもちりばめられており、英国系のファンタジー小説やミステリー好きも、にやりとする場面が多々。
物語も先の展開がまったく読めず面白いのですが、やはり本書の一番の愉しみ方は、主人公ジュン少年になりきって、情緒豊かな異国の地での旅を愉しむといった読み方が一番楽しめるのではないかと思いますよ。
死者が「お客さん」として一時帰ってくる地、V・ファー。そこで起こる数々の出来事を、見事なまでにファンタジーとミステリーを融合して、独特の世界を作り上げている恩田さんの快心の力作です。
とにかくその世界観がとても和やかで気分が良い。英国ベースの土地柄なんだけど、随所に深く浸透している変容して取り入れられている日本文化。逆に現代では少しづつ薄れていっている行事「彼岸」などを「ヒガン」と表現したりと、思わずにやりとする場面が多々あります。
数々のオマージュもちりばめられており、英国系のファンタジー小説やミステリー好きも、にやりとする場面が多々。
物語も先の展開がまったく読めず面白いのですが、やはり本書の一番の愉しみ方は、主人公ジュン少年になりきって、情緒豊かな異国の地での旅を愉しむといった読み方が一番楽しめるのではないかと思いますよ。
2006年1月10日に日本でレビュー済み
恩田ワールドというのは、何かもやのかかったスコットランド(例えば)の風景、といった印象を
持っていたのだが、まさにイギリスを舞台にし、リヴァーボートや閘門といった周辺小道具も
相俟って、これ以上ない世界を描き出している。
登場人物と周辺世界とのマッチングの微妙なズレがそのまま読者の目線になり、読者は
カスミに包まれて、物語に引き込まれるのであろう。
ヒガンの独特のルールが、ヒガンを特異な世界として設定することで、異質でありながら
普通にありうることとして読者に説明され、何でもありの世界の事件と思わせつつも突如、
現実世界の常識によって謎解きがなされる。
まさしく、彼岸と此岸の融合‥?
しかし、個人的には『常野物語』の方が好みなので、星四つ。
持っていたのだが、まさにイギリスを舞台にし、リヴァーボートや閘門といった周辺小道具も
相俟って、これ以上ない世界を描き出している。
登場人物と周辺世界とのマッチングの微妙なズレがそのまま読者の目線になり、読者は
カスミに包まれて、物語に引き込まれるのであろう。
ヒガンの独特のルールが、ヒガンを特異な世界として設定することで、異質でありながら
普通にありうることとして読者に説明され、何でもありの世界の事件と思わせつつも突如、
現実世界の常識によって謎解きがなされる。
まさしく、彼岸と此岸の融合‥?
しかし、個人的には『常野物語』の方が好みなので、星四つ。
2006年1月21日に日本でレビュー済み
恩田陸は、幅広いジャンルの作品を書くことのできる作家だ。
本書は、ジャンル的にはミステリとファンタジーの融合あるいは伝奇小説っぽい雰囲気だ。
とある島国V.ファー。そこは、先住民+日本文化+英国文化が融合した不思議な国。
ヒガンになると、この国の人は、アナザー・ヒルという場所に行く。そこでは、死者が「お客さん」として、現実に現れる、、、
こんな世界観を設定した中に、殺人事件、密室での人間失踪などの事件が発生し、フィールドワークに来ていた大学院生が巻き込まれていく。
いやあ、面白かった。上下の2冊になっているけど、一気に読んでしまった。こういう設定で思い出すのは、西澤保彦だが、彼だとハチャメチャな脳天気ストーリーになりそうだが、恩田陸は、しっとり・淡々と話が進んでいく。
英国と日本の文化が融合した田舎社会の描写がよく、はっきり行って謎の解明というより、世界観そのものに浸って楽しむという作品だった。
この「アナザー・ヒル」という土地。1作だけではもったいない。他にも書いてくれないかなあ。
本書は、ジャンル的にはミステリとファンタジーの融合あるいは伝奇小説っぽい雰囲気だ。
とある島国V.ファー。そこは、先住民+日本文化+英国文化が融合した不思議な国。
ヒガンになると、この国の人は、アナザー・ヒルという場所に行く。そこでは、死者が「お客さん」として、現実に現れる、、、
こんな世界観を設定した中に、殺人事件、密室での人間失踪などの事件が発生し、フィールドワークに来ていた大学院生が巻き込まれていく。
いやあ、面白かった。上下の2冊になっているけど、一気に読んでしまった。こういう設定で思い出すのは、西澤保彦だが、彼だとハチャメチャな脳天気ストーリーになりそうだが、恩田陸は、しっとり・淡々と話が進んでいく。
英国と日本の文化が融合した田舎社会の描写がよく、はっきり行って謎の解明というより、世界観そのものに浸って楽しむという作品だった。
この「アナザー・ヒル」という土地。1作だけではもったいない。他にも書いてくれないかなあ。