好きな作家さんで、楽しみにしていたので予約して購入しました。
期待値が高かったからか、普通に面白くはありましたが、評価を高くすることはできませんでした。
ひょっとして期待しなかったらもっと高かったのかな?という後悔もあります。
題材は良かったのですが、もう少し深みかページが欲しかったかなーというのが感想。
以下内容含めますので読みたくない方は読まないでください。
ヒロインは人がいい魔女です。人と関わることを積極的にはしませんが、助けを求める人には薬を作ってあげていました。ある日訪ねてきた青年は睡眠薬を処方して欲しいと言い、処方したあとしばらくしてもう一度お礼をしたいと言ってもう一人の男と共に訪ねてきました。しかし青年達は口封じのために魔女を殺しにきたのです。睡眠薬は良からぬことに使われた、ということは分かったけれども、どうすることもできないまま、殺されてしまいました。
しかし、魔女は死なない生き物でした。蘇生する方法があり、体は腐敗せず、周りの音や一応周りを見ることができるので、感覚で周りを確認しながら生き返る機会を待っていました。
その魔女を見つけたのは、真っ直ぐな精神を持つ青年。体温もなく心臓も動かない人形のようなヒロインを棺ごと家に持ち帰り、愛の言葉を囁き続けます。死体性愛者(ネクロフィリア)の気がある青年に、ヒロインは蘇生をお願いするのを躊躇います。
ヒーローはヒロインを死体だと思い、大事に扱い愛を囁き‥そうこうしているうちにヒロインもヒーローが気になっていって‥という感じでしょうか。
これはまだ序盤ではありますが、ここから、ヒロインとヒーローのらぶらぶ展開や、昔作った薬が誰の手にわたりどのようになったのか、などが明かされていきます。
結果的にもちろんハッピーエンドではあるのですが、なんだろう。途中から山があったのかな?という感じで、真相もすぐに解決したし、反対があったけどすぐに解決したし。。。魔女だからその後はどうなのか?と思ったら意外に普通で、なんだか拍子抜けな感じでした。幸せになるのはいいですし、溺愛も嫌いじゃないんですが、何かが足りなくてこの評価なんでしょう。今まで、呪われて骸骨になったヒーローをひたすら慕うヒロインとか、男装の国王とその国王に惚れてしまった大国の王の話とか、そういうのはすごく良かったのですが、そういう初期作の方が好きな私としてはちょっと物足りなかったなー。という感じです。別文庫で出している本はこんな感じですので、最近の傾向がそうなのかな。。。
あと、挿絵についても微妙。色気がないというか、硬いというか。。。表紙が一番良かった感じですが、星は2から3ですね。内容が微妙でも挿絵がもっと良ければ印象は違うんですけどね。。。
題材はすごく面白そうだったし溺愛、ハッピーエンド、なんかも良かったのに、もう少し欲しかった。物足りない。。。作者様が好きな私としてはこの評価をしたくはなかったのですが、自分の評価を偽ることができないため、この評価。。。もったいない。。。
あくまでも個人の評価ですので、他の人はもっといいかもしれません。そこはご理解をお願いします。
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