NHKのEテレの「人間ってナンだ?超AI入門」を見ていた時に、司会とレポーターをしている原田まりるに興味を持った。AIに関して、質問が鋭いので、おや。こんな女性がいるのだと思って、本を書いているかもしれないとアマゾンで調べたら、この本に出会った。早速読んで見た。
ふーむ。哲学に関して、結構読み込んでいると思った。これまで、哲学を簡単化するには、相当の力量があると思った。ノルウェーの高校の哲学教師ヨースタイン・ゴルデルがかいた「ソフィーの世界」を思い出した。その時は、14歳のソフィーが哲学に触れていく話だった。
この本は、17歳の高校生児嶋アリサが、失恋したことで、自分がどうしたらいいのか悩んだ時に、ニーチェの言葉「祝福できないならば呪うことを学べ」という言葉に出会った。
京都の祇園近くにある安井金比羅宮の通称、縁切り神社に、「今までの自分を捨てて、新しい自分と出会う」と失恋の痛手から立ち直ろうとした。
それから、児嶋アリサは、バイトの帰りに、どういうわけかニーチェに出会ってしまう。そして、ニーチェが児嶋アリサを超人にするというのだ。アリサは、ニーチェに引き込まれて、哲学について教えてもらうようになる。この児嶋という名前にニーチェは慌てふためくのだ。ニーチェの惚れていた女性の名前は、「コージマ」だった。それも、ワグナーの妻だったのだ。
さてニーチェは、人間とは利己的で、自己中の生き物だ。自己中はよくないと考えているが、世の中の道徳に縛られすぎている、道徳奴隷になってはいけない。自己中でいいのだとアリサにいう。
アリサは、自分中心で考えればいいと言われて、やっと失恋の痛手から抜け出るのである。
そして、ニーチェが次々に哲学者を紹介してくれるのである。黒づくめの服をまとったカリスマ読書モデルのキルケゴール、恋敵であるワグナー、クラシック喫茶を営む頑固オヤジのショーペンハウアー、京都大学の名物教授のハイデガー、ニーチェの友人の精神分析医のヤスパース、ガールズバーの経営を手がける中年実業家サルトルと言うように絢爛たる哲学者にあっていく中で、児嶋アリサは大きく成長していく。
ピュアーで強気で、神を破壊したニーチェは、ココアと抹茶が好きだった。「永劫回帰」を受け入れることをありさに教える。憂愁を愛するロマンチスト、キルケゴール。「主体的真理と客観的真理」。厳しくストイックな悲観主義者キルケゴール。「富は海水に似ている。飲めば飲むほど喉が渇く」サルトルは、さりげなく児嶋アリサに誘いながら、「実存は本質に先立つ」と言う。ハイデガーは、「ダーザインは死へ向かう存在」「ダスマン化する。代替可能な人間になる」と教えながら、先駆的決意、死を先駆けて見据える覚悟、今を生きることを教える。
児嶋アリサは、偉大な哲学者に教えられて、家族と疎遠となっていてが、家族との結びつきを強めるのだった。わかりやすく説明しようとしているが、言葉がまだ消化仕切れていない感があるが、哲学入門書としては、優れていると思う。
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ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。 単行本(ソフトカバー) – 2016/9/30
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京都を舞台にした「実存主義哲学」入門のエンタメ小説! !
「私はニーチェだ。お前に会いに来てやった」
目の前に立ちはだかった男は、たしかにそう言った。
「えっと、すいません人違いじゃないですか?」
「今日、縁切り神社で、お願いしただろう? 悪縁を切り、良縁を結びたい。これまでの古 い自分から、新しい自分に変わりたい、と。
私はお前を〝超人〟にするために、こうしてやって来た」
17歳の女子高生・児嶋アリサはアルバイトの帰り道、「哲学の道」で哲学者・ニーチェと出会います。
哲学のことを何も知らないアリサでしたが、その日をさかいに不思議なことが起こり始めます。
ニーチェ、キルケゴール、サルトル、ショーペンハウアー、ハイデガー、ヤスパースなど、「実存主義の哲学者」たちがぞくぞくと現代的風貌となって京都に現れ、アリサに、〝生きる意味〟とは何か、を教えていく感動の物語。
【登場人物】
児嶋アリサ…京都市内の高校に通う17歳の女子高生。
~アリサが出会う「実存主義の哲学者」たち~
ニーチェ…オタク気質なスマホアプリ開発者
キルケゴール…ミステリアスなカリスマ読者モデル
ショーペンハウアー…クラシック喫茶を営む頑固オヤジ
サルトル…ガールズバーの経営を手がける中年実業家
ハイデガー…京都大学の名物教授
ヤスパース…ニーチェの友人の精神分析医
「私はニーチェだ。お前に会いに来てやった」
目の前に立ちはだかった男は、たしかにそう言った。
「えっと、すいません人違いじゃないですか?」
「今日、縁切り神社で、お願いしただろう? 悪縁を切り、良縁を結びたい。これまでの古 い自分から、新しい自分に変わりたい、と。
私はお前を〝超人〟にするために、こうしてやって来た」
17歳の女子高生・児嶋アリサはアルバイトの帰り道、「哲学の道」で哲学者・ニーチェと出会います。
哲学のことを何も知らないアリサでしたが、その日をさかいに不思議なことが起こり始めます。
ニーチェ、キルケゴール、サルトル、ショーペンハウアー、ハイデガー、ヤスパースなど、「実存主義の哲学者」たちがぞくぞくと現代的風貌となって京都に現れ、アリサに、〝生きる意味〟とは何か、を教えていく感動の物語。
【登場人物】
児嶋アリサ…京都市内の高校に通う17歳の女子高生。
~アリサが出会う「実存主義の哲学者」たち~
ニーチェ…オタク気質なスマホアプリ開発者
キルケゴール…ミステリアスなカリスマ読者モデル
ショーペンハウアー…クラシック喫茶を営む頑固オヤジ
サルトル…ガールズバーの経営を手がける中年実業家
ハイデガー…京都大学の名物教授
ヤスパース…ニーチェの友人の精神分析医
- 本の長さ376ページ
- 言語日本語
- 出版社ダイヤモンド社
- 発売日2016/9/30
- ISBN-104478069654
- ISBN-13978-4478069653
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
哲学エンターテインメント小説登場!!京都を舞台にした、人生の意味を追求する哲学の巨人たちと、哲学を知らない17歳のアリサの成長を描いた感動ストーリー。
著者について
【著者紹介】
原田まりる(はらだ・まりる)
作家・コラムニスト・哲学ナビゲーター
1985年 京都府生まれ。哲学の道の側で育ち高校生時、
哲学書に出会い感銘を受ける。京都女子大学中退。
著書に、「私の体を鞭打つ言葉」(サンマーク出版)がある。
原田まりる(はらだ・まりる)
作家・コラムニスト・哲学ナビゲーター
1985年 京都府生まれ。哲学の道の側で育ち高校生時、
哲学書に出会い感銘を受ける。京都女子大学中退。
著書に、「私の体を鞭打つ言葉」(サンマーク出版)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
原田/まりる
作家・コラムニスト・哲学ナビゲーター。1985年京都府生まれ。哲学の道の側で育ち高校生時、哲学書に出会い感銘を受ける。京都女子大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
作家・コラムニスト・哲学ナビゲーター。1985年京都府生まれ。哲学の道の側で育ち高校生時、哲学書に出会い感銘を受ける。京都女子大学中退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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登録情報
- 出版社 : ダイヤモンド社 (2016/9/30)
- 発売日 : 2016/9/30
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 376ページ
- ISBN-10 : 4478069654
- ISBN-13 : 978-4478069653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 165,706位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 279位ドイツ・オーストリアの思想
- - 5,422位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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作家・哲学ナビゲーター
1985年生まれ。京都府出身。高校時代より哲学書からさまざまな学びを得る。
第五回京都本大賞受賞「ニーチェが京都にやってきて17歳の私に哲学のこと教えてくれた。」(ダイヤモンド社)「まいにち哲学」(ポプラ社)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
113 件のグローバル評価
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ベスト500レビュアー
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7人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年1月23日に日本でレビュー済み
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ある意味会話文の多いラノベとも言えますが、それなら面白いラノベでしょう。哲学に興味がなくても、また幾分かの知識があっても、素直に楽しめる内容です。まあこれでここに出てる哲学者の思想を完全理解、はムリですが、こんな切り口も新鮮でいいかと思います。簡単に語ると、過去の哲学者たちが現代の人々に憑依して、主人公の女の子に語ります。筋書きはかなり突飛ですが、主人公の内面の成長物語、というのが古典文学の形式にもあるように、思索をめぐらす主人公の姿には好感が持てます。哲学の功罪とは、より深く思索の冒険をするために、言葉に大きな負担をかけた点にあるでしょう。結果、専門用語が増え、独自の体系が構築され、他の学問 (数学など)が必須になり... と、どんどん狭き門になる一方です。この本の中でも言われていましたが、本来哲学することは誰にでも開かれた行為のはずなのに... ある意味ものすごい近道で主に実存主義者の哲学に迫りますが、確かにそれによって失われる風景やニュアンスも多々あると思います。けれど、それをきっかけにして、もっと多くの人が哲学や考えることに興味を持つなら、作者の方にとってもニーチェにとっても嬉しいことでしょう。一つのユニークな入門書として、楽しく読みました。
2018年4月18日に日本でレビュー済み
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人付き合いに関する悩みについてネットで調べていた時にこの本を知りました。
考え方のそれぞれについて、色々な考え方がある事を改めて文字で読むことにより、とても楽な気持ちになれました。
また、自分は30代中盤ですが、時折に世代のアーティストなど有名人の話が出てきたりして楽しめました。
そこに対して17歳の女子高生という設定の主人公がとても理解があるので、そこは無理があるかなと思って星4です(笑)
考え方のそれぞれについて、色々な考え方がある事を改めて文字で読むことにより、とても楽な気持ちになれました。
また、自分は30代中盤ですが、時折に世代のアーティストなど有名人の話が出てきたりして楽しめました。
そこに対して17歳の女子高生という設定の主人公がとても理解があるので、そこは無理があるかなと思って星4です(笑)
2021年10月12日に日本でレビュー済み
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いろいろな哲学者の考えた背景に同調できそうです。
物語としても親しみやすいと思いました。良い本です。
物語としても親しみやすいと思いました。良い本です。



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