読み始めてあまりの奇天烈さになんじゃこりゃぁ~?となった。「注意は一秒、後遺症が死ぬまで」平安時代の鉄人戦士ミヤモト・マサシの格言だ…これって「注意一秒、怪我一生」のことだよな、ただの標語だろ、格言て。ミヤモト・マサシ?宮本武蔵のパクリだと思うが、マサシてなんだよ普通の名前じゃん。平安時代て何だよ。…てな感じで。そしてそれは終始続く。「バカ」「スゴイ」など、悪罵を極めた言葉をペイントされたシャッター…「スゴイ」は悪罵じゃねえし。「アタマ・ストリート」「センベイ駅」ネーミングの適当さ。「ドーモ、ミニットマン=サン。ニンジャスレイヤーです」…ミニットマンは怒りに震える手を合わせ、アイサツを返した。「ドーモ。ニンジャスレイヤー=サン。ミニットマンです」ドーモて…敬語じゃねえし。それにしても何だこのやり取り…営業の挨拶かよ。名刺交換はしねえのかよ。怒りに震える手を合わせ、挨拶は一応返すのかよ。一応じゃなくて必ずみたいだけど。どんなシリアスな場面でもこのアイサツは欠かさないという。完全に頓珍漢な日本のイメージだよな、ここまで礼儀に拘らねえよ日本人だって。あと雑魚キャラが簡単に失禁する。呼吸をするように失禁する。尿道弛過ぎ。
掛け声は「イヤーッ」がほとんど。 あと「Wasshoi」ね。「Wasshoi」て。確かに掛け声だけど。悲鳴や絶叫は「アイエエエエ」 「グワーッ」女は「ンアーッ」途中から「アババババ」も出てくる。何て言うか戦闘シーンは格ゲーの実況なんだよな。会話によく出るフレーズとしては「ヨロコンデー」「ユウジョウ!」言わねーよそんなこと。他にチンピラやヤクザが使う「スッゾコラー」「ザッケンナコラー」「シャッコラー」これは言うな。
登場人物の名前も、ラオモト・カン(多分チンギス・カンとかからの名前のイメージ)、ヤモト・コキ(コキって何だよ?そんな名前女の子につけるかよ)、ゲンドーソー(どんな字だ?)、トチノキ、タメジマ、タケゴ、エビジ、チキコ、カタギ、ヒョウロク、ブナコ、オカヨ、ノリタ・イガキ、ミマヨ…ありそうであり得ない珍妙な名前の数々…
以上は別にこの作品を馬鹿にしたり、腐したりしてるわけじゃない。そういう特徴があるってこと。それらの頓珍漢かつ奇天烈な描写を考慮に入れても、そんなのどうでもよくなるほどにこの小説は面白い!これは…まるで北斗の拳を活字で読んでるような感覚。ほんとにまさにそうなんだよ。あの劇画がなくても、こういうことできるんだなぁって。読んでいて何度も噴き出した。おかしくて。ただこの勢いがこの後何冊も出てる続巻、続編にも保たれているか?それは読んでみないとわからない、まだ読んでないんで。
この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ニンジャスレイヤー ネオサイタマ炎上 (1) 単行本 – 2012/9/29
ブラッドレー・ボンド (著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
ニンジャ殺すべし! アニメ化も決定した中毒者続出のニンジャ活劇!
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか? 走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!
<収録作>
「ゼロ・トレラント・サンスイ」
「べイン・オブ・サーペント」
「ネオヤクザ・フォー・セール」
「メナス・オブ・ダークニンジャ」
「キルゾーン・スモトリ」
「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」
「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」
「レイジ・アゲンスト・トーフ」
「サプライズド・ドージョー」
「ラスト・ガール・スタンディング」
「フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ」
「ボーン・イン・レッド・ブラック」(初翻訳)
ニンジャ抗争で妻子を殺されたサラリマン、フジキド・ケンジ。
彼自身も死の淵にあったそのとき、謎のニンジャソウルが憑依。
一命をとりとめたフジキドは「ニンジャスレイヤー」――ニンジャを殺す者となり、復讐の戦いに身を投じる。
近未来都市ネオサイタマを舞台に、ニンジャスレイヤーvsニンジャの死闘が始まった。
マッポーの世に救いは無いのか? 走れ、ニンジャスレイヤー、走れ!
<収録作>
「ゼロ・トレラント・サンスイ」
「べイン・オブ・サーペント」
「ネオヤクザ・フォー・セール」
「メナス・オブ・ダークニンジャ」
「キルゾーン・スモトリ」
「キックアウト・ザ・ニンジャ・マザーファッカー」
「アポカリプス・インサイド・テインティッド・ソイル」
「レイジ・アゲンスト・トーフ」
「サプライズド・ドージョー」
「ラスト・ガール・スタンディング」
「フィスト・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・オハギ」
「ボーン・イン・レッド・ブラック」(初翻訳)
- 本の長さ458ページ
- 言語日本語
- 出版社KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日2012/9/29
- ISBN-104047283312
- ISBN-13978-4047283312
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
ツイッターで中毒者続出のサイバーパンクニンジャ小説。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ボンド,ブラッドレー
1968年生まれ。ニューヨーク在住
モーゼズ,フィリップ・N.
1969年生まれ。ロサンゼルス近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1968年生まれ。ニューヨーク在住
モーゼズ,フィリップ・N.
1969年生まれ。ロサンゼルス近郊在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1分以内にKindleで ニンジャスレイヤー第1部 ネオサイタマ炎上1 をお読みいただけます。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : KADOKAWA/エンターブレイン (2012/9/29)
- 発売日 : 2012/9/29
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 458ページ
- ISBN-10 : 4047283312
- ISBN-13 : 978-4047283312
- Amazon 売れ筋ランキング: - 111,559位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 901位SF・ホラー・ファンタジー (本)
- - 1,847位英米文学研究
- - 1,864位英米文学
- カスタマーレビュー:
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.5
星5つ中の4.5
118 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

twitterで連載されているニンジャスレイヤーの日本語訳を本の形にまとめ、挿絵などを加えた物がこの作品です。私は公式アカウントをフォローしていて既に内容は知っているのですが、普段翻訳・連載をしてくださっているほんやくチームをサポートしたいという気持ちと、やはり本という媒体の方が読みやすいだろうという気持ちで購入しました。ニンジャスレイヤーそのものの風刺に満ちた内容や独特の世界観、また表紙や挿絵などに現われているニンジャ・アトモスフィアは素晴らしく、文句なく満点です。しかし残念なことに内部の配色は結構思い切ったものであり、そのおかげであまり目に優しいとは言いがたいものになってしまったと思います。具体的に言うと、見開きのページをぐるりと囲むように朱色っぽい縁取りが為されており、背景は白地、本文は青色になっています。この配色は昔のアメコミっぽさがあり、ニンジャスレイヤーらしいと言えばらしいのかもしれません。しかし、本文の周囲を朱色の縁取りが囲っているというのは読んでいて結構気になるもので、目も疲れます。やはり基本は小説なのですから、内容に集中できるような配色にして欲しかったです。
このレビューの画像
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2015年4月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何となく気になってたんだけど、何処から読んでいいか解らなかった事もあり中々読めなかったのですが、某動画サイトで興味がMAXになり購入。
冒頭から「途中からじゃねーか!」と微妙にガッカリしてたら最終的に第1巻と判明し、ホッとすると共に作品コンセプトを理解(こういう物語形式大好きです)。
ネタ的にはNINJAもサイバーパンクも使い古された感があるのに『ニンジャスレイヤー』には普遍的な新しさを感じます。
物語も閉塞感が無いのがいいですね。
後、間違った日本観と言われていますが、寧ろ知らないと書けないと云うか、どんどん日本人でも知らないレベルの実際高度な知識が設定に盛り込まれていく不思議!
ネーミングセンスや設定にも時事的、社会的な要素を切り取った皮肉めいたアトモスフィアが光っていて実際頭が下がります。
ネタにネタが掛け合わされて魅力100倍だ!わかるかこの算数が…えぇ!!
冒頭から「途中からじゃねーか!」と微妙にガッカリしてたら最終的に第1巻と判明し、ホッとすると共に作品コンセプトを理解(こういう物語形式大好きです)。
ネタ的にはNINJAもサイバーパンクも使い古された感があるのに『ニンジャスレイヤー』には普遍的な新しさを感じます。
物語も閉塞感が無いのがいいですね。
後、間違った日本観と言われていますが、寧ろ知らないと書けないと云うか、どんどん日本人でも知らないレベルの実際高度な知識が設定に盛り込まれていく不思議!
ネーミングセンスや設定にも時事的、社会的な要素を切り取った皮肉めいたアトモスフィアが光っていて実際頭が下がります。
ネタにネタが掛け合わされて魅力100倍だ!わかるかこの算数が…えぇ!!
2014年10月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
日本人は絶対思いつかない言葉や、発想のオンパレード。
刀の名前にベッピンなんて…某グラビア誌とかぶるし…
原作者が外国人なので、どこまで計算なのか、わかってないのかわからない。。。
つっこみどころ満載です。
原文で読みたいのですが、書籍としてまとめられていないようで残念ですね…。
主人公に暗い過去があるとか、登場人物もキャラがたってるし、バトルも迫力あって、日本人が好きな要素満載です。
そういう部分をひっくるめて楽しめます。
ただ「勘違い外人の発想」と面白がれる方ならいいと思いますが、これを「さっぱりわからん」と切り捨てる方にはお勧めできません。
ちなみに、自分はこの作品の読者層より随分上の者です。しかも、ゲームも全くやらないしアニメもマンガもトレンドがサッパリわかりません。
ラノベは(森博嗣からの流れで)西尾維新の物語シリーズを3作目まで読んで挫折しました…。(刀語り読んでたから忍者モノを受け入れる器があったのか…?)
そんな自分ですが、原作者と年齢が近いので、世界的に流行ったものなどが同じだからか、共感できる部分があります。昔のSF小説とか、映画ブレードランナーとか、おそらく、通って来た道は同じだと思います。(…10代の頃、自分はゲームはやってないけど。。。)「サイバーパンク」謳っているけどって…今でもアリ?
あんがいついていけて、妙にはまってしまい、つい2-3巻も購入してしまいました。
カタカナが多いのが年寄りにはつらいな…
アニメになったら見るかもしれない。映像化したらきっと面白いと思うので。
刀の名前にベッピンなんて…某グラビア誌とかぶるし…
原作者が外国人なので、どこまで計算なのか、わかってないのかわからない。。。
つっこみどころ満載です。
原文で読みたいのですが、書籍としてまとめられていないようで残念ですね…。
主人公に暗い過去があるとか、登場人物もキャラがたってるし、バトルも迫力あって、日本人が好きな要素満載です。
そういう部分をひっくるめて楽しめます。
ただ「勘違い外人の発想」と面白がれる方ならいいと思いますが、これを「さっぱりわからん」と切り捨てる方にはお勧めできません。
ちなみに、自分はこの作品の読者層より随分上の者です。しかも、ゲームも全くやらないしアニメもマンガもトレンドがサッパリわかりません。
ラノベは(森博嗣からの流れで)西尾維新の物語シリーズを3作目まで読んで挫折しました…。(刀語り読んでたから忍者モノを受け入れる器があったのか…?)
そんな自分ですが、原作者と年齢が近いので、世界的に流行ったものなどが同じだからか、共感できる部分があります。昔のSF小説とか、映画ブレードランナーとか、おそらく、通って来た道は同じだと思います。(…10代の頃、自分はゲームはやってないけど。。。)「サイバーパンク」謳っているけどって…今でもアリ?
あんがいついていけて、妙にはまってしまい、つい2-3巻も購入してしまいました。
カタカナが多いのが年寄りにはつらいな…
アニメになったら見るかもしれない。映像化したらきっと面白いと思うので。
2019年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
平気じゃなかった貴兄は誰もいないところで本格的に読むべきである。公衆の面前でニューロンが焼かれる様を見せたいなら止めないが。
ぶっ飛んでる原作をさらにぶっ飛ばしてしまえという翻訳チームの状況判断である。なんというワザマエ‼
ピントがずれた笑える日本(という名の異世界)が、重い展開や残酷な戦闘を覆い隠し読者をさらに奥へ奥へと誘うのです。そして気が付くとニンジャスレイヤーが手元になくてはいけない体になるのです。ああ……遥かにイイ……(今二巻読んでるから)
ぶっ飛んでる原作をさらにぶっ飛ばしてしまえという翻訳チームの状況判断である。なんというワザマエ‼
ピントがずれた笑える日本(という名の異世界)が、重い展開や残酷な戦闘を覆い隠し読者をさらに奥へ奥へと誘うのです。そして気が付くとニンジャスレイヤーが手元になくてはいけない体になるのです。ああ……遥かにイイ……(今二巻読んでるから)
2018年10月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
物語としては、復習に燃えるダークヒーローと街を牛耳る巨悪のバトルという
ベタで王道の構図。
とは言え世界観の作り込みが半端ない。
ニューロマンサーや攻殻機動隊、マトリックス等の作品に見られるサイバーパンク要素と
ゲイシャ、フジヤマ、セプク、カロウシ、サラリマンといった
日本の名物(?)を余すところなく盛り込んだことで、独特の胡散臭さ(褒め言葉)を味わえる。
エンターテインメントとしては文句ないが、
強いて言うなら、この際立った世界観をニンジャたち以外の角度から眺めてみたいと思う。
ベタで王道の構図。
とは言え世界観の作り込みが半端ない。
ニューロマンサーや攻殻機動隊、マトリックス等の作品に見られるサイバーパンク要素と
ゲイシャ、フジヤマ、セプク、カロウシ、サラリマンといった
日本の名物(?)を余すところなく盛り込んだことで、独特の胡散臭さ(褒め言葉)を味わえる。
エンターテインメントとしては文句ないが、
強いて言うなら、この際立った世界観をニンジャたち以外の角度から眺めてみたいと思う。
2016年10月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まず、この世界におけるネオサイタマというのは日本のようでどこか日本とは違っています。ですが日本語をそのまま単語として使用しているのでなんとなく感覚はつかめるでしょう。例えばトーフといえば豆腐そのものですし、トーフ工場といえば豆腐を作っている場所である、といったように大幅な単語の意味の変更はされていません。ですが、それがかえって曲者で、ニンジャと言われて一般的に思い浮かぶ忍者像はこの小説においては精々主人公の外見程度で、あとはニンジャというのは人間が変化したミュータントのようなものと考えたほうがしっくりきますし、カラテというのは戦うための技術以上の意味を持ちません。そのため、固定観念にとらわれているとそういった本来の意味で考えるとうまくいかない単語のオンパレードによって徐々に内容が頭に入りにくくなっていくという形になっています。ですので、この文章の単語をある程度無意識のうちにニンジャスレイヤーとしての単語として扱えるようになるまでは全く面白くないと思います。
ですがその期間さえ乗り越えてしまえば、この小説に描かれた世界観はクセになること請け合いです。日本人の社会的な特徴を強烈に風刺し、さらに社会の縮図を様々なところに散りばめていて読んでいて言われてみれば確かに、と思わされる場面も多々あります(代表的なのだと、お互い波風立たせないように会話をするネオサイタマの市民大多数などです)。さらに直接的な表現以外でもよくよく読み込んでみると実はこういう意図があるのではないか?というような表現がちらほらと見え隠れしており、そういうのを追いかけるだけでもかなり楽しめます。戦闘に関しても、最初は「イヤーッ!」「グワーッ!」ってなんだよ、といった感じで馬鹿にしていましたが慣れてくればその最低限の表現だけで描かれるスピード感のある戦闘が脳裏に再生されるでしょう。
長々と書きましたが結局言いたいことは、ひとまず文体が気にならなくなるまでは読んでみて、その上でもう一度読んでみたとき初めて面白さを理解できるということです。もちろん、一般的な小説としてはそれはあまり宜しくないことではありますがそこに目をつぶって新しい世界を垣間見るのもたまにはいいのではないでしょうか?
どうでもいいですが、原作者はアメリカ人ということですが少なくとも片方は日本人だと思っています。その理由も考えながら読むと多少楽しめるかもしれません。
ですがその期間さえ乗り越えてしまえば、この小説に描かれた世界観はクセになること請け合いです。日本人の社会的な特徴を強烈に風刺し、さらに社会の縮図を様々なところに散りばめていて読んでいて言われてみれば確かに、と思わされる場面も多々あります(代表的なのだと、お互い波風立たせないように会話をするネオサイタマの市民大多数などです)。さらに直接的な表現以外でもよくよく読み込んでみると実はこういう意図があるのではないか?というような表現がちらほらと見え隠れしており、そういうのを追いかけるだけでもかなり楽しめます。戦闘に関しても、最初は「イヤーッ!」「グワーッ!」ってなんだよ、といった感じで馬鹿にしていましたが慣れてくればその最低限の表現だけで描かれるスピード感のある戦闘が脳裏に再生されるでしょう。
長々と書きましたが結局言いたいことは、ひとまず文体が気にならなくなるまでは読んでみて、その上でもう一度読んでみたとき初めて面白さを理解できるということです。もちろん、一般的な小説としてはそれはあまり宜しくないことではありますがそこに目をつぶって新しい世界を垣間見るのもたまにはいいのではないでしょうか?
どうでもいいですが、原作者はアメリカ人ということですが少なくとも片方は日本人だと思っています。その理由も考えながら読むと多少楽しめるかもしれません。
2019年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
数年前に物理書籍を買って読みましたが、再度読みたくなりkindle版を買いました。
結果、読み直しても楽しめました。
各話が簡潔で、激しいアクションや独特な用語・言い回し、退廃的な世界観で漫画を読んでいるかのように退屈せず、スラスラ読めます。
私は3日で読み終えました。
ジャンルは一言で言うとサイバーパンクですね。
普段、全く小説を読まない私でも楽しめていますので、雰囲気やニンジャスレイヤー独特の言語センスに興味があれば、是非読んでみてはどうでしょうか?
結果、読み直しても楽しめました。
各話が簡潔で、激しいアクションや独特な用語・言い回し、退廃的な世界観で漫画を読んでいるかのように退屈せず、スラスラ読めます。
私は3日で読み終えました。
ジャンルは一言で言うとサイバーパンクですね。
普段、全く小説を読まない私でも楽しめていますので、雰囲気やニンジャスレイヤー独特の言語センスに興味があれば、是非読んでみてはどうでしょうか?