キャッチーな音楽のオンパレード。歌唱力も抜群。
キラキラでノリノリのショーは愉悦のひととき。
ストーリーも面白く、大団円。最高!
お手本みたいなミュージカルです。
公民権運動とブラック音楽の変化がちゃんと絡み合っており、
単なる音楽ものでも、サクセスストーリーでも、恋愛ものでもない。
これと比べると、「バーレスク」なんかはただのPVです。
リハの最中、言い争いになりエフィが追い出されるシーンが一番ぐっときました。
ややもするとミュージカルは、「日常シーンで突然歌い出すヘンテコさ」「さっきまでの感情どこいったのよ?という綺麗な歌い方」に冷めてしまうものですが、
このシーンは歌とセリフが融合しています。ドラマと感情が進行している。
そして何より、主役のビヨンセを完全に食ってるジェニファー・ハドソン!
すっかり彼女のファンになりました。キュートな若さ、圧倒するパワー!
新人でありながらエンドロールで彼女だけ特別枠になっていたのは、
ジェニファーに対する制作者側の賛美と受け取りました。
クランクアップ後、彼女の実力に脱帽したスタッフが、このエンドロールにしたと考えるとアツイ。
そこにもうひとつの感動があります。