当初は古今に日本中に存在した(している)ドライブインの紹介本というイメージで購入しました。
実際に手に取ってみると、一つ一つのドライブインの歴史(人と町と店と周辺の環境)を描いており、北海道から沖縄まで紹介する店舗数としては22店と絞られてます。
「それぞれの店にそれぞれの物語がある」という表現がぴったりきます。北から南まで港町も観光地も田舎町も都市郊外にも根を下ろしたドライブインとそこで働いた人達の話がしっかりと描かれています。これも昭和から平成を切り取った一冊という事になるのでしょう。
「流しそうめんを置いたら入り切らないほど客が来た」
「アメリカングラフィティに憧れてドライブインを始めた」
「自販機だけのオートレストラン」
それ、いつの時代の話ですか?
とドライブイン好きなら思わず聞きたくなるような話が盛りだくさんです。
時代がかった題材なので年配のライターかと思いきや、著者は80年代生まれでした。
自分語りが少し多いのは若干気になりますが、ドライブインごとに3回は行って丁寧に取材されただけの事はあります。多くのドライブイン好きに読んでもらいたい珠玉の一冊です。
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ドライブイン探訪 (単行本) 単行本(ソフトカバー) – 2019/1/29
橋本 倫史
(著)
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道路沿いにひっそりと佇むドライブイン。クルマ社会、外食産業の激変の荒波を受けながら、ドライバーたちに食事を提供し続けた人々の人生と思いに迫る傑作ルポ。
- 本の長さ315ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2019/1/29
- ISBN-104480818502
- ISBN-13978-4480818508
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
激動の時代に、ドライバー客を迎え続けた店主たちの半生。気鋭のライター、長期取材による傑作ノンフィクション!
著者について
1982年東広島市生まれ。フリーライター。2017年から、リトルプレス『月刊ドライブイン』を全12号を刊行し、話題を呼んだ。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
橋本/倫史
1982年広島県東広島市生まれ。学習院大学卒業。2007年よりライターとして活動。また、2007年にはリトルマガジン『HB』を創刊。以降、『hb paper』、『SKETCHBOOK』、『月刊ドライブイン』などのリトルプレスを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1982年広島県東広島市生まれ。学習院大学卒業。2007年よりライターとして活動。また、2007年にはリトルマガジン『HB』を創刊。以降、『hb paper』、『SKETCHBOOK』、『月刊ドライブイン』などのリトルプレスを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2019/1/29)
- 発売日 : 2019/1/29
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 315ページ
- ISBN-10 : 4480818502
- ISBN-13 : 978-4480818508
- Amazon 売れ筋ランキング: - 219,862位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,455位社会一般関連書籍
- - 6,928位エッセー・随筆 (本)
- - 7,824位社会学概論
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
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トップレビュー
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ベスト1000レビュアー
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1982年生まれの著者が2011年から始めたスーパーカブで巡る生き残っていた全国ドライブインの長期取材ノンフィクション・ルポとなります。
写真はほとんどありません。あっても白黒の粗目になります。
お店の人・オーナーに直接インタビューというか話しかけて開店時の経緯やら聞き出す、そこに地元の常連さんが来てお店の日常が垣間見られるという塩梅です。
まぁ時代の証言という感じになります。読み易いです。
が、グラフック的な楽しみはほぼ無いので、そこは残念です。
写真はほとんどありません。あっても白黒の粗目になります。
お店の人・オーナーに直接インタビューというか話しかけて開店時の経緯やら聞き出す、そこに地元の常連さんが来てお店の日常が垣間見られるという塩梅です。
まぁ時代の証言という感じになります。読み易いです。
が、グラフック的な楽しみはほぼ無いので、そこは残念です。
殿堂入りNo1レビュアーベスト10レビュアーVINEメンバー
「ドライブイン」という懐かしい言葉と再会しました。高度経済成長の日本の歩みと共にドライブインが歩み、発展し、そして衰退していった歴史を本書で辿ることができました。
現在も日本各地でドライブインを経営している者たちにインタビューして、昔語りをしてもらっています。長くドライブインを営んでこられた経営者の姿も登場します。お店の外観や建物内の写真もありますが、いずれも経年変化しており、時間が止まったかのような気分に包まれました。
「なぜドライブインを始めたのか。どうしてその場所だったのか。そこにどんな時間が流れてきたのか。そんな話をひとつひとつ拾い集めれば、日本の戦後史のようなものに触れることができるのではないか。(7p)」という思いが本書執筆の発端のようでした。
「1964年10月4日、やまなみハイウェイは開通した(30p)」とありました。1971年秋にやまなみハイウェイを初めて縦貫しましたが、素晴らしい景観の連続に目を見張った思い出が過りました。確かに「ハイウェイ」という言葉の響きが当時とても新鮮だったわけです。
ドライブイン物語ですが、当方にとっては本書で登場するエリアを再訪したかのような思いが募りました。いずれも昭和の景色です。平成・令和と時代は過ぎましたが、ここには昭和の活況ある日々がタイムカプセルか缶詰のようになって収められている気がしています。
「コイン式自動食品販売機(150p)」の話も飛び出しました。1970年代、コイン式自動食品販売機は結構至る所に設置されていたように思います。画期的な機械でした。物珍しさも相俟ってよく利用したものです。もはやほとんど存在していないのではと思っていましたが、本書で遭遇すると、まだまだ現役で頑張っているわけで、人間同様そう簡単には消えないのは嬉しいですね。同時代を生きた人間として。
筆者の橋本倫史さんが発行人の『月刊ドライブイン』全12号(2017年4月~2018年6月)に掲載された記事を加筆し、再構成し単行本化したものでした。
本書でもそのリトルプレスを創刊された思いが綴られていました(310p)。ドライブインが姿を消す前にこのようなルポを残す意義は大いにあると思いました。
現在も日本各地でドライブインを経営している者たちにインタビューして、昔語りをしてもらっています。長くドライブインを営んでこられた経営者の姿も登場します。お店の外観や建物内の写真もありますが、いずれも経年変化しており、時間が止まったかのような気分に包まれました。
「なぜドライブインを始めたのか。どうしてその場所だったのか。そこにどんな時間が流れてきたのか。そんな話をひとつひとつ拾い集めれば、日本の戦後史のようなものに触れることができるのではないか。(7p)」という思いが本書執筆の発端のようでした。
「1964年10月4日、やまなみハイウェイは開通した(30p)」とありました。1971年秋にやまなみハイウェイを初めて縦貫しましたが、素晴らしい景観の連続に目を見張った思い出が過りました。確かに「ハイウェイ」という言葉の響きが当時とても新鮮だったわけです。
ドライブイン物語ですが、当方にとっては本書で登場するエリアを再訪したかのような思いが募りました。いずれも昭和の景色です。平成・令和と時代は過ぎましたが、ここには昭和の活況ある日々がタイムカプセルか缶詰のようになって収められている気がしています。
「コイン式自動食品販売機(150p)」の話も飛び出しました。1970年代、コイン式自動食品販売機は結構至る所に設置されていたように思います。画期的な機械でした。物珍しさも相俟ってよく利用したものです。もはやほとんど存在していないのではと思っていましたが、本書で遭遇すると、まだまだ現役で頑張っているわけで、人間同様そう簡単には消えないのは嬉しいですね。同時代を生きた人間として。
筆者の橋本倫史さんが発行人の『月刊ドライブイン』全12号(2017年4月~2018年6月)に掲載された記事を加筆し、再構成し単行本化したものでした。
本書でもそのリトルプレスを創刊された思いが綴られていました(310p)。ドライブインが姿を消す前にこのようなルポを残す意義は大いにあると思いました。






