映画『Talk to her』でカエターノの歌声を聴き虜になった。数あるアルバムからどれを購入するか迷ったが、映画サントラやベスト盤はどうしてもアーティストサイドの脈絡がなくなってしまいがちなので避け、最初の一枚としてこのアルバムを選んだ。結果、大正解。アコースティックサウンドがなんとも心地良く、リマスタリングも素晴らしい。映画で使われたCucurrucucz Palomaはもちろんないが、代表作coracao vagabundoも収録されており、カエターノ・ワールドの入り口として適当だったのではないかと思う。南米の音楽をあまり聴いたことがない方でも、違和感なく溶け込める。名盤といわれるだけある。