一億円の契約書を待つ、締切直前のオフィス。オーディション中、下剤を盛られた子役の少女。推理力を競い合う大学生。別れを画策する青年実業家。待ち合わせ場所に行き着けない老人。老人の句会仲間の警察OBたち。真夏の東京駅、二七人と一匹の登場人物はそれぞれに、何かが起こる瞬間を待っていた。迫りくるタイムリミット。もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく!抱腹絶倒、スピード感溢れるパニックコメディの大傑作。
●恩田 陸:1964年宮城県生まれ。1991年、第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。著書に『象と耳鳴り』『月の裏側』『麦の海に沈む果実』など。映像化作品に『木曜組曲』『ネバーランド』など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
恩田/陸
1964年、宮城県生まれ。1991年、第三回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)