奇書として、読んだ人は精神に異常をきたすとかなんとか聞いて、学生の頃は怖くて手を出しませんでした(^^;)
いい加減歳も取ったし、読んでみようかな?と思って、上下巻買ってみました。
出だしから最初の方は面白かったです。独特の世界観と、昭和初期の時代背景。
ただ、だんだん、文字量が多い割に興味の引かない文献の長い引用とか、何が言いたいのかよく掴めないし、物語も進んでるような進んでないような、ただ、文字を追うだけみたいになってきて、疲れました(^_^;)
でもせっかくここまで読んできたし、最後まで見届けないと…という意地だけで読み続けましたが、なかなかページが進みませんでした(苦笑)
精神に異常はきたさないけど、難解で何がどうなってるのか分かりにくくて、その割には起きた事件も対して関心もてなくて、精神的に苦しみましたかね(笑)
でも、さすが作者が何年も構想を練って書いただけあるなと思うくらいの、淀みない文章の流れでした。難解なりに途切れなく文章が綴られていて、確かにこれは作者が自分の中にしっかりと確固とした書きたい事が決まっていたんだろうなと思いました。
好みの別れるところですが、個人的にはあまりオススメはしないかな〜という感じです。
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第164回芥川賞・直木賞 受賞作決定
芥川賞は宇佐見りん『推し、燃ゆ』。直木賞は西條奈加『心淋し川』。
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