名作ウォッチメンとスーパーマン、バットマンが出てくるDCユニバースの衝撃のクロスオーバー。
これはえらいこっちゃ。
ロールシャッハはさすがに二代目だがオジマンディアス、Dr.マンハッタン、死んだはずのコメディアンまで続投。
ジョーカーも出てきてオールキャラお祭り状態。読み応え抜群。
ウォッチメンのあのラストの続きが気になるけど無理だろうなあ。
ウォッチメンのキャラとDCユニバースのキャラの掛け合いが見たいけど無理だろうなあ。
その「見たいけど無理」を叶えた奇跡の作品。
ウォッチメンの原作者の意志はともかく、ファンの夢は叶った。
ドゥームズデイ・クロック (ShoPro Books) (日本語) 単行本 – 2020/12/17
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本の長さ452ページ
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言語日本語
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出版社小学館集英社プロダクション
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発売日2020/12/17
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寸法25.7 x 18.2 x 2 cm
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ISBN-104796877886
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ISBN-13978-4796877886
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
『ウォッチメン』の結末から7年後、世界は再び核戦争の危機に直面していた。人類を救うため、オジマンディアスとロールシャッハは、ドクター・マンハッタンを探し求めてDCユニバースへとたどり着く。しかし、DCユニバースもドクター・マンハッタンによる歴史改変の影響で、かつてない危機を迎えていた…。歴史的傑作『ウォッチメン』の正統続編にして、DCユニバースの歴史を揺るがす大作が堂々刊行!
著者について
●ジェフ・ジョーンズ[作]……DCコミックスの支柱的ライターとしてニュー52版『ジャスティス・リーグ』シリーズや『DCユニバース:リバース』を手がける。 ●ゲーリー・フランク[画]……『シャザム! :魔法の守護者』『バットマン:アースワン』など、ジェフ・ジョーンズとの作品で知られる。
登録情報
- 出版社 : 小学館集英社プロダクション (2020/12/17)
- 発売日 : 2020/12/17
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 452ページ
- ISBN-10 : 4796877886
- ISBN-13 : 978-4796877886
- 寸法 : 25.7 x 18.2 x 2 cm
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 21,528位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 175位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 23,741位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
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2020年12月23日に日本でレビュー済み
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16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2021年1月4日に日本でレビュー済み
『WATCHMEN』(1986-1987年)の続きを描いてしまうという点において
二次創作的な側面が強くあり、【DCユニバース】に組み込まれる事による
拡張性と引き換えに、他作家の手でその後が描かれるシェアワールドの特性に
『WATCHMEN』もまた逃れられなかったという印象を持った。
『WATCHMEN』には“見張りを誰が見張るのか?”という
有名なフレーズというかキャッチコピーがあるが、
その問いかけをロールシャッハに準えて
レジー・ロングに対してバイロン・ルイスは
“自分が見たいものを見るんだ”と助言する。
更にこのシリーズが紡がれる間に、レジー・ロング、
オジマンディアス、DR.マンハッタンは、絶えず見える風景が変化していく。
そして世界が変わり歴史がどこまでも延長されて行こうと、
【DCユニバース】の中心にいる、あるヒーローの見るものは決して揺るがない。
【DCユニバース】の遠大さと、スーパーヒーロー・コミックスの
使命というべきものに気づかされる秀逸なラストだった。
西暦2965年あたりまでの展開を先に決めてしまうのは、流石にどーかと思ったが、
でも944年後のアメコミライターが上手い事、整合性を合わせてくれるだろう。
それが出来るのが、アメコミの懐の深さなんだから。
二次創作的な側面が強くあり、【DCユニバース】に組み込まれる事による
拡張性と引き換えに、他作家の手でその後が描かれるシェアワールドの特性に
『WATCHMEN』もまた逃れられなかったという印象を持った。
『WATCHMEN』には“見張りを誰が見張るのか?”という
有名なフレーズというかキャッチコピーがあるが、
その問いかけをロールシャッハに準えて
レジー・ロングに対してバイロン・ルイスは
“自分が見たいものを見るんだ”と助言する。
更にこのシリーズが紡がれる間に、レジー・ロング、
オジマンディアス、DR.マンハッタンは、絶えず見える風景が変化していく。
そして世界が変わり歴史がどこまでも延長されて行こうと、
【DCユニバース】の中心にいる、あるヒーローの見るものは決して揺るがない。
【DCユニバース】の遠大さと、スーパーヒーロー・コミックスの
使命というべきものに気づかされる秀逸なラストだった。
西暦2965年あたりまでの展開を先に決めてしまうのは、流石にどーかと思ったが、
でも944年後のアメコミライターが上手い事、整合性を合わせてくれるだろう。
それが出来るのが、アメコミの懐の深さなんだから。
2021年3月20日に日本でレビュー済み
DC世界の根幹に関わる大事な一冊ですが一番大事なのはアラン・ムーアのヒーロー論で『強大な力を持っただけの一般人』であるDr.マンハッタンが真にヒーローに目覚めるという点です。
しかしオジマンディアスの策謀が前回の焼き増しでしかなく正直『世界一賢い男』というより『世界一間抜けな男』と言ったほうが良いような出来なのも確か。
この作品をアラン・ムーアの作り出した偉大なる聖域に勇気を持って挑戦した意欲作とすべきかアラン・ムーアの作り出した偉大なる聖域を穢した愚作とすべきかは読者によって別れる所。
しかしオジマンディアスの策謀が前回の焼き増しでしかなく正直『世界一賢い男』というより『世界一間抜けな男』と言ったほうが良いような出来なのも確か。
この作品をアラン・ムーアの作り出した偉大なる聖域に勇気を持って挑戦した意欲作とすべきかアラン・ムーアの作り出した偉大なる聖域を穢した愚作とすべきかは読者によって別れる所。
ベスト500レビュアー
評価の高い作品の続編というのは、ただでさえ難しく、批判に晒されるものです。まして原作者が許してないなら猶のこと。完成された作品に後日談を付けるのは蛇足でもあります。……という観点から、ウォッチメンの続編を作るというのは昔から疑問視されていましたが。そもそも、そういう話を持ち出すまでもなく、「女か虎か」にエピローグが要るだろうかという、作品の性質上の問題から、続編が不要なものであったと思います。だから本当に難題なのです。世間的に高い評価を得ていたドラマ版ですら、個人的には、あまりピンとこないものでした。
ところが、この作品は本当に素晴らしい!まあ原作ファンの十人が十人認めるとは思いませんが、私は超傑作だと感じました。本国でも売れたようです。
ウォッチメンをDCユニバースとくっつけるという荒業は、難題を更に難題にするかと思われましたし、あざとく浅ましい話題づくりのようにも思えましたが、むしろ、これでよかった。無茶な合体が足枷ではなく鍵となり、これでこそ納得のいくストーリーとなりました。さすがにDCユニバース80年の歴史が全力でぶつかれば、ウォッチメンの重量とも釣り合った、とも言えます。
前フリは邦訳だけでも「DCユニバース:リバース」、「ボタン」などで行われていましたが、本作の大技は予想をはるかに超えたもので、驚きます。まず「クライシス・オン・インフィニット・アース」「インフィニット・クライシス」「ファイナル・クライシス」「フラッシュポイント」「DCユニバース:リバース」などといったイベント自体がメタレベルなのに、最近の「メタル」や「ジャスティスリーグ」では更に上の視点からひっくり返したり包み込んだりしていて、ただただ呆然としていたところだったのです。それを、そのまた上の視点から包み込む。メタメタメタフィクションとでも言うんですかね(笑)。時空を超越したドクター・マンハッタンによって、1938年、緑の車を持ち上げるスーパーマンから始まって、DCの歴史が俯瞰されます。現在を超え、未来まで。
主人公の一人は二代目ロールシャッハですが、オジマンディアスも健在で、相変わらず緻密な計画を立てています。この計画そのものは原作ほどの精緻さは無いと思いますが、大工事をやってのけたという意味ではライター(ジェフ・ジョーンズ)の偉業はアラン・ムーアに見劣りするものではありません。ともあれ、ウォッチメン世界での破局を無かったことにするために、ロールシャッハとオジマンディアスはDC世界にやってくるのでした。第一話のスーパーマン、第二話のバットマンとの交差からしてゾクゾクします。あとは何を言ってもネタバレになるのでやめますが、ヒーローもヴィランも歴史をまたいで総出演で、それだけでも盛り上がります。コメディアンの前でジョーカーが「誰か笑えよ」と言ったり、原子力事故で生まれたヒーロー(ファイヤーストーム)が重要キャラになったり、細かい芸も多数。コマ割や一部アートも原作を意識していますし、大量のサブテキストや作中作なども(そういえば、こういう意味でもメタ作品なのですね)引き継いでいます。主要キャラでジョーカー的な道化メイクの異常者、マイムとマリオネットの純愛も美しい。ついでに、ウォッチメンだとかDCだとか、そういったことを忘れて(完全に忘れたら意味不明でしょうが)読んでも単純に話も面白いのです。
ラストは数段階になっていますが、どれも、それなりに救いのあるもので、しかも荘厳でもあり、ヒーローコミックのクライマックス的なものもあって、何重ものニュアンスで感動的です。最近の一部作品は、グリム&グリッティなどより悪趣味だとも思っていましたが、やはり、こういう光明こそDCっぽいところです。おまけに、この作品が、それこそクライシスのようにDC世界に影響を及ぼすものであり、(いまラストが感動的と書きましたが)ネバーエンディングストーリーでもあるのです。
メタ構造やストーリー、結末などが、アメコミそのものの、そしてスーパーマンそのものの不滅性を表しているようでもあって、そこも素晴らしいところ。
過去の作品群を伏線として使っているだけでなく、この作品単体でも伏線が張られて(必ずしも意味があるものや効果的なものばかりでもありませんが)謎が解けるような部分もあって、そこもワクワクします。さりげなくレックス・ルーサーもカッコいいです。本当に見所の多い作品なのです。
しかし、色々と書いてしまいましたが、結局は、この一文で足りるかもしれません。「後悔するかと悩んだけど”やっぱり”読んでよかった」!
ところが、この作品は本当に素晴らしい!まあ原作ファンの十人が十人認めるとは思いませんが、私は超傑作だと感じました。本国でも売れたようです。
ウォッチメンをDCユニバースとくっつけるという荒業は、難題を更に難題にするかと思われましたし、あざとく浅ましい話題づくりのようにも思えましたが、むしろ、これでよかった。無茶な合体が足枷ではなく鍵となり、これでこそ納得のいくストーリーとなりました。さすがにDCユニバース80年の歴史が全力でぶつかれば、ウォッチメンの重量とも釣り合った、とも言えます。
前フリは邦訳だけでも「DCユニバース:リバース」、「ボタン」などで行われていましたが、本作の大技は予想をはるかに超えたもので、驚きます。まず「クライシス・オン・インフィニット・アース」「インフィニット・クライシス」「ファイナル・クライシス」「フラッシュポイント」「DCユニバース:リバース」などといったイベント自体がメタレベルなのに、最近の「メタル」や「ジャスティスリーグ」では更に上の視点からひっくり返したり包み込んだりしていて、ただただ呆然としていたところだったのです。それを、そのまた上の視点から包み込む。メタメタメタフィクションとでも言うんですかね(笑)。時空を超越したドクター・マンハッタンによって、1938年、緑の車を持ち上げるスーパーマンから始まって、DCの歴史が俯瞰されます。現在を超え、未来まで。
主人公の一人は二代目ロールシャッハですが、オジマンディアスも健在で、相変わらず緻密な計画を立てています。この計画そのものは原作ほどの精緻さは無いと思いますが、大工事をやってのけたという意味ではライター(ジェフ・ジョーンズ)の偉業はアラン・ムーアに見劣りするものではありません。ともあれ、ウォッチメン世界での破局を無かったことにするために、ロールシャッハとオジマンディアスはDC世界にやってくるのでした。第一話のスーパーマン、第二話のバットマンとの交差からしてゾクゾクします。あとは何を言ってもネタバレになるのでやめますが、ヒーローもヴィランも歴史をまたいで総出演で、それだけでも盛り上がります。コメディアンの前でジョーカーが「誰か笑えよ」と言ったり、原子力事故で生まれたヒーロー(ファイヤーストーム)が重要キャラになったり、細かい芸も多数。コマ割や一部アートも原作を意識していますし、大量のサブテキストや作中作なども(そういえば、こういう意味でもメタ作品なのですね)引き継いでいます。主要キャラでジョーカー的な道化メイクの異常者、マイムとマリオネットの純愛も美しい。ついでに、ウォッチメンだとかDCだとか、そういったことを忘れて(完全に忘れたら意味不明でしょうが)読んでも単純に話も面白いのです。
ラストは数段階になっていますが、どれも、それなりに救いのあるもので、しかも荘厳でもあり、ヒーローコミックのクライマックス的なものもあって、何重ものニュアンスで感動的です。最近の一部作品は、グリム&グリッティなどより悪趣味だとも思っていましたが、やはり、こういう光明こそDCっぽいところです。おまけに、この作品が、それこそクライシスのようにDC世界に影響を及ぼすものであり、(いまラストが感動的と書きましたが)ネバーエンディングストーリーでもあるのです。
メタ構造やストーリー、結末などが、アメコミそのものの、そしてスーパーマンそのものの不滅性を表しているようでもあって、そこも素晴らしいところ。
過去の作品群を伏線として使っているだけでなく、この作品単体でも伏線が張られて(必ずしも意味があるものや効果的なものばかりでもありませんが)謎が解けるような部分もあって、そこもワクワクします。さりげなくレックス・ルーサーもカッコいいです。本当に見所の多い作品なのです。
しかし、色々と書いてしまいましたが、結局は、この一文で足りるかもしれません。「後悔するかと悩んだけど”やっぱり”読んでよかった」!