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板倉俊之

トリガー（1） Kindle版

武村勇治 (著), 板倉俊之 (著) 形式: Kindle版

22個の評価

5巻中1巻: トリガー

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人気コンビ・インパルスの板倉俊之が書いたハードアクション小説をコミック化！　近未来、射殺許可法が制定された日本で、各県に１人ずつ選ばれる「トリガー」たち。それぞれの信念に従い、≪悪≫と判断したターゲットに、彼らは弾丸を撃ち込む！　「国王」編、東京、千葉、静岡の「トリガー」編を完全収録。

本の長さ

215ページ
言語

日本語
出版社

実業之日本社
発売日

2012/1/10
ファイルサイズ

70180 KB
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トリガー

Kindle版

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1

トリガー（1）

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4

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(12)

Kindle版

￥455
5

トリガー（5）

(20)

Kindle版

￥455

登録情報

ASIN : B00K7Q6NEE
出版社 : 実業之日本社 (2012/1/10)
発売日 : 2012/1/10
言語 : 日本語
ファイルサイズ : 70180 KB
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X-Ray : 有効にされていません
Word Wise : 有効にされていません
本の長さ : 215ページ

Amazon 売れ筋ランキング: - 33,641位Kindle マンガ

カスタマーレビュー:
22個の評価

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かすたまー

北斗の拳調の絵と、話がマッチしている。わかりやすい勧善懲悪

2013年8月7日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

表紙とレビューを見て気に入って買いました。正統派少年漫画調のわかりやすい展開です。
息子は「表紙と最初の話の主人公が、夜神月を意識してるっぽい」と言ってましたが、私も同感です。表紙は綺麗だけど、中身は原哲夫が体調を崩した筆致（ごめんなさい）というちょっと荒い感じですが、私は好きです。
表紙のお兄さんは、基本的に最初の話しか出てきません。一話完結で、昔なつかしのドーベルマン刑事からエロ要素を抜き取って健全化した感じ。
むかつく馬鹿、無礼な馬鹿をバンバン殺してく姿に、ただひたすらカタルシスを感じます。一話を読むとカレー食べたくなりました。

しかし巻末のおじいさん…ちょっと後味悪いですね。一方的に悪と決め付けられ、断罪された側としちゃ、死ぬほどの罪なのか問われたら、やはり納得いかないかと。
アクメツ・ドーベルマン刑事等の勧善懲悪ものがお好きな方、ガンアクションが好きな人にはお勧めです。

5人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ひとまわりゆるやか

悪党だ、バーン！だけではない。

2018年3月5日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

全巻読了。

問答無用で悪党をぶっ殺せる、殺人許可証がある世界。
こういった子供っぽい世界観の発想は誰でもできるものだが、本作が異質なのは発想の先にある天秤がゆらゆら、ゆらゆらと最終話まで揺らぎっぱなしで、その揺らぎは"トリガー"が人間であるがゆえのそれである、というところだ。いや、厳密に言えば、その揺らぎとてヒューマンドラマであれば普通のこと、必然のことなのだがその上でなお、物語の源泉である渇望、「悪党をぶっ殺す」が最後まで貫かれた所が極めて爽快で、まさにバイオレンスものの真骨頂。間違いなく、傑作だ。

さて、クエスチョン。
もしあなたが"トリガー"となり、目の前に悪さをする者がいたとする。あなたならどうするか？

①悪党だ、バーン！
②本当に悪党か？後をつけてみよう
③とりあえず銃を突き付けるか……
④何者だろうと殺せるわけない！
⑤その他

以上、あらゆるパターンが本作では網羅されている。面白くないわけがないのだ。
指一本で人を殺めることができる道具が日常に存在し、それが簡単に使用される瞬間があるというだけで、世界はどれほどに変質するのか。どなたさまも、心して本作をご照覧あれ。('・ω・`)

3人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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Ayumu Kohiyama

完璧な社会、システムってなんだろうか

2014年10月13日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

犯罪者は早く死刑にしてしまえばいいとか、会ったこともない人に対して平気で「殺す」とか書き込まれる今だからこそ、広く読まれて欲しいマンガ。

もし、社会的に”正義”とされた人に拳銃が渡され、”悪人”をいつでも殺していい法律が出来たらどうなってしまうのか。

近未来、国王制になった日本において、犯罪を減らしたいと心から思っている国王が「射殺許可法」を制定した。国王の脳波に似た人間を探し、各都道府県に1人ずつ「トリガー」と呼ばれる人間として配置する。「トリガー」はその拳銃を用いて何をしても罰されない。もちろん、殺人を行ってもいい。

各都道府県に置かれたトリガー、一人ずつに焦点が当てられる。射殺許可法によって、トリガーとなった人間のそれぞれの生き様。

射殺される人間たちは確かに問題がある。傍若無人に振る舞ったり、砂浜に吸い殻を捨てたり、山に産業廃棄物を捨てたりといろんなことをやっている人達。

今の日本の価値観であれば射殺されるほどの人間でもない。そんな人間を殺すことの意味を考えさせる。今の社会が完璧ではないからこそ、人は理想の社会、システムを追い求める。社会、システムの一つの形なのかもしれないけど、完全ではない。

完璧な社会、システムってなんだろうか。

【キーワード】

国王制の日本

「日本破滅論」

射殺許可法

三上和也

人を殺さないで

【手に入れたきっかけ】

KIndleキャンペーン！

6人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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ししまる

面白い！と思う！！

2014年10月8日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

設定やリアリティに非難はあるかもしれませんが、単純に面白いと思います。日常生活でイラっとすることを殺して解決する。漫画の世界ならではの爽快感はあると思います。合法的な仕事人かな。

2人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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千たろう

簡単に言うと「むかつくバカに鉄槌を下しまくっていく」話

2013年6月12日に日本でレビュー済み

3巻まで読んだ感想です。

トリガーという、法律に縛られずに殺人許可を与えられた処刑人が、各都道府県にひとりずつ任命されているが、それが誰かはわからず、一般庶民に混ざっている。そして調子に乗って周囲に迷惑をかけたり悪事を働いている人間が不意にトリガーに処刑されていく・・というストーリーです。色々なトリガーを順々に紹介していくオムニバス型の話なので、話によっては誰がトリガーなのか最後までわからない話などもあります。

戦略と攻防を楽しむバトルアドベンチャーとか、悪と戦い続けるヒロイズムを楽しむストーリーとかではなく、簡単に言うと「社会にはびこるむかつくバカに鉄槌を下しまくっていく勧善懲悪」の話です。

原作が芸人さんだとかそういう先入観なしに読みましたが、水戸黄門と北斗の拳を足したような・・あるいは「オムニバス型の現代版北斗の拳」に近いと思いました。実際、絵も北斗の拳によく似ています。

はっきりいって、ストーリーや、このトリガー制度などに深みやリアリティはまったくありません。したがって罪と罰の正当性や、裁くという行為の厳格さを考えてしまう人、法と秩序を重んじる職業の人は絶対に読んではいけません。

日頃ニュースやワイドショーなどを見ていて、「なんでこんな理不尽な犯罪が、たいした罰も受けずにまかり通るのか」というやるせない怒りを感じる人、または「法と秩序が甘すぎる」と感じている人向けの本です。そういった人たちには一服の清涼剤になるかも知れません。また、話が単純な分わかりやすいので、理解できない、この怒りに共感できない、といった「理解しにくい故のつまらなさ」というのはほぼ無いと思います。

20人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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匿名

余りにも非現実的

2017年5月25日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

現実と余りにもかけ離れたストーリーであり、撃たれる相手の性格や態度も変な形で誇張されている印象。これを描く著者にブレがあるようにも感じた。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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explain_accurately

　強権的な力の行使による正義の実現を描いた物語

2018年5月30日に日本でレビュー済み

　強権的な力の行使による正義の実現を描いた物語です。ドゥテルテ政権下で強権的な麻薬戦争が行われていますが、それの「麻薬」に限定しない日本版といったところでしょうか。

　近年、やたらとお笑い芸人がメディア、とりわけテレビに登場し、見聞するに値しない言動を大量発信している状況にうんざりしており、本作がお笑い芸人の原作によることを知っていれば、最初から食わず嫌いしていただろうと思います。幸いにも「板倉」という芸人を知らなかったため、本作を読むこととなったわけですが、本作は、上記大量発信された見聞に値しないものとは一線を画する非常に興味深い作品でした。近代法治主義、あるいは、堕落していく戦後日本の社会状況に対して疑問を投げかける優れた作品であると感じました。

　我々は、日々、ニュースを通じて悲惨な事件の発生を目にします。そして、ニュースでは、それらの事件についての裁判の結果も報じます。ほとんどすべての事件において、我々、平均的日本人が有する価値基準から見て著しく軽い刑罰を宣告した判決が行われているのを目にし、日本の刑事司法制度に幻滅します。

　近代刑事裁判システムが、裁判官からみて、被害者よりも被告人の方が近い存在であること、裁判官が、情深い人間でありたいという浅はかな綺麗ごとに染まっていること、裁判官が、戦後民主主義における一種の宗教的な思考停止的人権思想に染まり、社会の構成員としての社会防衛意識が欠落してしまっていること等に起因するのでしょうか。結果として、被告人は出所後に高い確率で再犯が繰り返し、新たな被害が発生しています。今日も、少女への暴行による前科者が出所後に別の少女を殺した事件が大々的に報道されています。最初の暴行事件を裁いた裁判官が、この別の少女を殺したといっても過言ではありません。当該裁判官は、思考停止的人権思想に依存してそのような良心の呵責さえ持つに至らない、あるいは、出所後の前科者をウォッチするシステムを作らない官僚・政治家に帰責して良心の呵責を抑えるのかもしれませんが。

　自らの日常においても、日々、自己中心的な人間、卑怯な人間を目にします。自由主義の下、さすがに罪刑法定主義は堅持せざるをえないので、「自己中心的」「卑怯」というだけで罰することはできません。ゆえに、せめて社会が善良な道義観念を発揮して彼らに様々な社会的制裁を課する仕組みと風土があれば良いのですが、現状は、戦後民主主義の副作用により、それらが消滅しつつあります。そもそも、現代日本では、「怒る」「叱る」という行為すら御法度になりつつあります。平和主義思想の下に骨抜きとなった現代日本人の間に跋扈する「怒る」行為を過剰に恥ずかしがる風潮、パワハラあるいは虐待の名のもとにおける「叱る」行為の回避などがこれに当たります。

　その結果、現代日本は、歯止めとなるものが弱体化しているため、「法を犯してでも利得した者の勝ち」「やったもん勝ち」「図々しい人間の勝ち」「無神経な人間の勝ち」の世になりつつあります。

　このような状況を感じる時、前々から、本作のような物語を想像することがありました。本作は、その想像に少し合致していたことから、大変興味深い作品であると感じた次第です。

　ただ、本作に登場する悪人は、見るからに誰もが分かる悪人、「北斗の拳」に登場するような悪人ばかりであり、その点に不十分さを感じました。現実に存在する悪人は、外見上は、「さわやか」「イケメン」「美人」であることも少なくなく、また、本作に登場する悪行も、単純すぎると感じました。しかも、２番目に登場する千葉県のトリガー（懲罰担当者）は、警察官２名を射殺しますが、当該懲罰行為については、共感できる部分がほとんどなく、トリガ―の行為こそ悪行であると感じます。原作者の歪んだ警察官に対する報復感情の現れではないかと勘繰ってしまいます。

　以上から、本作は、☆５ではなく、☆４が相当であろうと感じた次第です。

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