話はわりと単純だが、そこそこリアリティがあったのでまあまあおもしろかった。しかし、1:16:43から国旗の映像が流れるが、上からUS、China、オーストラリア、ドイツ、南朝鮮、ロシア、イギリスの順となっており、30年先の話とはいえ日本やカナダ、イタリアをさしおいてG7にすらなっていない南朝鮮を出す不自然さに違和感。
また、なぜ日本国旗がないのかということを深く考える必要があり、国旗のことで評価を低くするのはリテラシーが低いなどと独特のレビューしている人もいるようだが、深く考えて自分のなかで筋の通った理屈をこじつけるのは簡単だが、問題はそんなことではない。現実として映画のその1シーンにおいて、現在の国力や国際的地位から30年先を考察してみても、日本の代わりに韓国がそこにあるというのは普通に不自然であるので、その不自然さが違和感を発生させ、荒唐無稽な設定により映画としての魅力が損なわれているということに多くの人が気づいたのだろう。それは、私のこのコメントに対しての共感が数千にもなっていることがひとつの証左だ。それは、アメリカ国旗がないのに、イギリスやフランス国旗がある場合でも同じことで、そういう道理のない設定はリアリティがないし、映画としてのおもしろさも損なうだけだ。