金髪だが一番常識的でイラストも上手な鮭池いずる、教室でコーヒー豆を挽いたりご飯を炊いたり
する無表情な変人・山車府(だしふ)にゆ、ちょっと甘えん坊なのんびり屋の飴畑まるめの三人が
色々ダベったり遊んだりするシュールな日常ギャグマンガ。にゆがボケ役固定というわけでもなくて、
いずるやまるめが突っ込まれる回も。
ちょっと微妙に見える作画と彼女たちのゆるい会話が生み出す何とも言えない空気感、それでいて
時々ポンと出るギャグにクスリとさせられる、深く考えずに楽しめる作品。テンポとテンションを
落とした『日常』みたいなものか。
意外と存在感があるのがありそうでない妙なおだんご頭のまるめ、頻繁に登場する彼女の顔を集中線
で囲んだ「ガ~ン」みたいなコマが独特のテンポを作り出しています。オチに使われることも多くて
ちょっと気の毒な彼女(笑)。
すごく笑える、というわけではないけれど変な安心感と安定性はあるのでお薦めはしやすく、次巻も
楽しみです。
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