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デンデラ 単行本 – 2009/6

5つ星のうち 3.3 27件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

斎藤カユは見知らぬ場所で目醒めた。姥捨ての風習に従い、雪深い『お山』から極楽浄土へ旅立つつもりだったのだが。そこはデンデラ。『村』に棄てられた五十人以上の女により、三十年の歳月をかけて秘かに作りあげられた共同体だった。やがて老婆たちは、猛り狂った巨大な雌羆との対決を迫られる――。生と死が絡み合い、螺旋を描く。あなたが未だ見たことのないアナザーワールド。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

五十人の老婆が、奇妙なコミュニティを形成する現在の姥捨て山「デンデラ」。ある者は自分を捨てた村を恨み、ある者は生き永らえたことを喜び、ある者は穏やかな死を願う。様々な感情が渦巻く隠れ里は、一匹の巨大羆の襲来により、修羅場と化した。

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登録情報

  • 単行本: 331ページ
  • 出版社: 新潮社 (2009/06)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4104525030
  • ISBN-13: 978-4104525034
  • 発売日: 2009/06
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 14.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.3 27件のカスタマーレビュー
  • Amazon 売れ筋ランキング: 本 - 201,500位 (本の売れ筋ランキングを見る)
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

形式: 単行本
70歳を過ぎると村から捨てられる『楢山節考 (新潮文庫)』を連想する姥捨て山で、白装束に身を包み極楽浄土を信じて疑わない斎藤カユの意識が朦朧としてきた時、聞こえてはないらない老婆の声が聞こえてきて・・・
暴力で動いていた村から捨てられた老婆たちが女だけの共同体デンデラを形成していて、斎藤カユは望みもしないのに救出されその共同体デンデラの一員にされてしまう。しかしそこは70歳から100歳の百練千磨の老婆が人を騙して動く村で、主人公斎藤カユはこれまでの人生とは違う「生きる」意味を考えることになる。
生きていたくない筈なのに生きようとする行動に繋がる過酷なデンデラでの日々、貧しさが村を狂わせるが死にたいと願う老人が死を恐れていないわけではない。
斎藤カユを始め登場する老婆の息が聞こえてきそうなくらい描き方が丁寧なのに、生々しいわけでもない。体力も弱々しい老婆たちなのに、闘志が作品に漲り気迫が
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形式: 単行本
まさにこのキーワードがしっくりと来る作品でしょう。
人捨てのその後を描いた作品なのですが
老いてもなお、人間の感情というものは
むき出しというものです。
そしてそれがクマの来襲によりより深いものになります。

そして、共同体にありがちな派閥の存在。
その途中で起こるある事件により
人々がだんだんと減っていきます。
そしてそこにはちょっとしたミステリーも
含まれています。

もちろん見所は
主人公のカユが残り少なくなった
デンデラを抜け、
もう戻ることはできない決死行へと
出て行く場面でしょう。

それは老齢の最後の炎のごとく
神秘的に映りました。
どうなったかは描かれてはいませんが
それは読者の私たちが描くべきでしょう。

人を選ぶ作品ですが
悪くはありませんでした。
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形式: 単行本
斉藤カユは70歳を迎えたある日、息子に背負われてやってきた山にひとり捨てられる。
そのまま死ぬのが人としてあるべき姿、と考えたカユは目をつむり、身を横たえて気を失うが死ねない。
目をさますと、自分を覗き込んでいたのは数年前から古くは数十年前、山に捨てられ、とうに「死んだはずの」老婆の群れだった。
老婆たちは話す。自分達が捨てられた者同士、密かにコミューンを作っていることをー。

先行作品と変わらずテーマは弱者に焦点が当てられている。

個人的に面白かったのは、老婆たちの会話、主人公のモノローグ。
何を成したいかも既に「自分亡き後」を想定したものばかりで、
どう自分の生き様を決めるか転じてどう自分の「死に様」をキメルか、
それに誇りを見せる様は老婆のハードボイルド。

決してすべての面において前向きな内容ではないけれど、
すがすがしさが、特に後半からは漂う。
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形式: 文庫
その後の姥捨て山という設定のようだが、それはまったく関係ありません。いわゆるパニック小説です。女性が描けていないとか人間が描けていないとかの批判は的外れです。単なるパニック小説なんですから。そもそも老婆たちの運動能力、生命力も半端なく強く、とても現実の老人とは思えないほどですから(笑)。ありえないです。難しいことを考えて読む小説ではありません。エンターテイメントです。
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形式: 文庫
主人公は斎藤カユ、70歳。
舞台は、姥捨て山の向こう側にある隠れ集落デンデラ。
とある貧しい村で、70歳になると男女ともに姥捨て山に行くことが決まっていた。
これを「お山参り」という。
お山参りをすれば極楽浄土へ行ける、というのが村の言い伝えであった。

物語りは、雪降りしきる中、カユのお山参りのシーンから始まる。
意識朦朧、これで安らかに極楽浄土へ行けると考えるカユ。
いざ命のともし火消えようとしたところで、カユはデンデラの老婆たちに救われる。
デンデラで目が覚めたカユは、助けられたことを喜ばない。
むしろ憤慨する。
デンデラの老婆たちを「生き恥」だと考え、そして口に出して罵る。
それでもデンデラ軍団はカユを包み込むように受け入れる。

老婆たちは、ほとんど皆が生まれた村のことを恨んでいた。
そして、いつか村を復讐のために襲撃しようという「襲撃派」と、
デンデラを静かに発展させていくべきだという「穏健派」の派閥に分かれていた。
決して一枚岩ではないのである。
そんな平均年齢80歳の老婆集落に、熊が襲ってくるのだからたまらない。

あれ?
男がいないぞ。
集落の長で
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