CDP/marantzの伸びやかな中高域をDENONの豊かな中低域で聴く、という妄想もあって上位機種のリファレンスとして購入しました。
因みに、エージングはDRA-F107/DENONに3.5mmを差してFMで、とDENONエントリーコンビで。
この段階ではレシーバーのアルミフェイスと-Sはビジュアル的にもいいコンビでした。
さてCDP:SA-15S2/marantzにはヘッドホン出力があって、marantz曰く、アナログ出力との間にバッファーアンプを搭載していても源流のアナログオーディオ信号そのものが高音質化されることでヘッドホンの音質も向上している、と。ま、30mW/32Ωと、かわゆいモンですけどインピーダンス/32Ωの本機を直差しで聴くには充分です。そもそも50mmドライバー搭載の上位機種に採用のマイクロファイバー振動板を奢った40mmドライバー、この余裕こそが本機のウリなのですから。
因みに、ちょいと長めの1.5mに3.5mのOFC延長コードは八畳間の対角をカバーします。
アルミスリーブはネジなしカッチリしたタイプで、脱着時に回転して金メッキを擦らない脱着頻度考慮仕様。ポータブルにはちょっと、と思われる向きにはK701と並べてみれば「コレハポータブルダ」と思えるはずです。K701に付属の金メッキ仕上げローレットの標準/ミニ変換はDAPよりデカイかも・・・
ま、RDA-F107/DENONにはあって良かった付属品ですが。
8〜37,000Hz/DENONの音の傾向は-Kを参照されるか試聴を、180g/軽くソフトなフィット等は試着を。
その後購入したK701/AKG、箱書にはPREMIUM CLASS REFERENCE HEADPHONESとあって、文字通りD1000の鳴りがわかります。逆になってしまいましたが・・・
インピーダンス/62ΩのK701は件のアンプでぎりぎりといったレベルでしょうか、ま、鳴らせますけど・・・
「音」です。低域が拡散してしまうK701に対してD1000のアコースティック・オプティマイザーはイイ仕事をしてます。こんなにコンパクトなのに。3倍の価格差を考えれば驚異的CPの高さではないでしょうか。DENONの底力、恐るべし。
さらに購入したATH-A2000X/audio-technica/インピーダンス/42Ωも同条件で鳴らせます。パーメンジュールの磁束密度の高い位置にボビン巻きされた7N-OFCを軽やかに駆け抜ける中高域は流石に圧巻ではありますが、オーバーサンプリングDAC&LPFでやせ細った低域は押しやられて陰が薄くなりがちです。ここでもD1000のアコースティックオプティマイザーはDENONらしさを主張します。価格差は4倍、延長線上にはD5000が見え隠れしています。
商品モデル番号 | AH-D1000K |
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Is Discontinued By Manufacturer | いいえ |
カラー | ブラック |