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デジタルエコノミーはいかにして道を誤るか 単行本 – 2017/10/20
| Ryan Avent (原著) 著者の作品一覧、著者略歴や口コミなどをご覧いただけます この著者の 検索結果 を表示 |
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★大部分が自動化され、高学歴でも仕事を奪い合う世界で、私たちは何をなすべきか?
★トマ・ピケティ絶賛!
デジタル革命による自動化、グローバリゼーション、スキルの高い少数の人間の生産性向上により、労働力が余る時代となった。
●私たちはどのように働けばいいのか?
●子どもの教育はどうすればいいのか?
●なぜソーシャル・キャピタルの重要性が高まっているのか?
●労働力余剰により政治はどう動くのか?
●ベーシックインカムは有望か?
●私たちは産業革命の経験をどう生かすべきなのか?
●人類の富をどのように分配すべきか?
現場取材と最新データ、テクノロジーの大転換の歴史を踏まえ、気鋭の論客がデジタルエコノミーにおける働き方、政治、社会構造を見通す意欲作。
【推薦の言葉】
「ライアン・エイヴェントは傑出した書き手だ。本書はまちがいなく大ヒットするだろう」――トマ・ピケティ
「テクノロジーが経済と生活に与える影響を語るにライアン・エイヴェントほどの適材はいない」――ティム・ハーフォード
「世界トップクラスの経済学者の多くが、労働市場やテクノロジーに関して、常にライアン・エイヴェントの記事を読み、彼と交流し、討論している」――タイラー・コーエン
「野心的で洞察に富んだ刺激的な書。読みやすさと高度な内容を両立させるという『エコノミスト』のお家芸をまさに実現しており、あらゆるテーマについて的確な問題提起を行っている」――ワシントン・ポスト
- 本の長さ362ページ
- 言語日本語
- 出版社東洋経済新報社
- 発売日2017/10/20
- 寸法13.8 x 2.7 x 19.5 cm
- ISBN-104492654801
- ISBN-13978-4492654804
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商品の説明
メディア掲載レビューほか
デジタル産業革命が生んだ格差をどう解消すべきか
デジタルと人工知能で社会も経済も激変――そんな煽り本はいまや一山いくら。みんな機械に仕事奪われお先真っ暗、大量失業の格差拡大で社会崩壊! 果ては人類を凌駕したシンギュラリティ後に人類と機械の一大決戦などという三文SFまがいの主張すら散見される。そしてその解決策として挙がるのは、機械打倒のラッダイト議論、人間様の心だけは機械にわからないといった無知な手前味噌、あるいは機械に負けないお勉強で抜け駆けをといった目先談義ばかり。
本書は、その視野の総合性も対応案も、そうした志の低い本とは一線を画する。二十世紀初頭も、産業革命で生じた格差を前に、所得の再分配手法の模索が課題だった。いまや再びそれを考えよう、と本書は主張する。
本書の手柄は、かけ声だけに終らず、その根拠づけを実際にやってみせたことだ。社会や会社の成功は、構成員の教育水準や法制度だけでは決まらない。やる気や遵法精神など、社会や企業の風土たる社会資本(ソーシャル・キャピタル)が重要だ。そしてそれは、社会の構成員すべてが共有して初めて力を発揮する。
だったら、それを根拠として再分配も正当化されるのでは? 企業の成功や各種イノベーションも、実は社会資本あっての成果だ。ならば成功の果実の相当部分を、社会資本への還元として再分配しては?
そう述べる一方で、著者は金融緩和や公共投資、労使協議、ベーシックインカム、移民など、既存の所得再分配施策ほぼすべてに悲観的な見通しを投げつける。明解で親しみやすい書きぶりのため、気が滅入ることはないけれど、読み終えて途方にくれてしまうのも確かだ。最終章では人類の叡智への明るい期待が謳われるけれど、どこを叩くとこんな希望が出てくるのやら。でもそれはまさに、いまの世界が直面する困難の実像だ。年末年始でちょっとぼけた頭に活を入れる一冊としても、是非!
評者:山形浩生
(週刊文春 2018年1月18日号掲載)内容(「BOOK」データベースより)
著者について
英『エコノミスト』シニア・エディター、記者
2007年より『エコノミスト』で世界経済を担当。現在は同誌のシニア・エディター兼経済コラムニスト。『ニューヨーク・タイムズ』、『ワシントン・ポスト』、『ニュー・リパブリック』、『アトランティック』、『ガーディアン』にも寄稿している。2011年にKindle Singleで著書The Gated City(未邦訳)を刊行した。ヴァージニア州アーリントンで妻と2人の子どもとゴールデンレトリバーとともに暮らしている。
月谷 真紀(ツキタニ マキ)
翻訳家
上智大学文学部卒業。訳書に、ライオネル・セイラム『誰かに教えたくなる世界一流企業のキャッチフレーズ』(クロスメディア・パブリッシング)、フィリップ・コトラー、ケビン・レーン・ケラー『コトラー&ケラーのマーケティング・マネジメント (第12版)』(丸善出版)、ケビン・レーン・ケラー『エッセンシャル 戦略的ブランド・マネジメント(第4版)』(東急エージェンシー)、カール・ピルマー『1000人のお年寄りに教わった30の知恵』(サンマーク出版)など。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
2007年より『エコノミスト』で世界経済を担当。現在は同誌のシニア・エディター兼経済コラムニスト。ヴァージニア州アーリントンで暮らしている
月谷/真紀
上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 東洋経済新報社 (2017/10/20)
- 発売日 : 2017/10/20
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 362ページ
- ISBN-10 : 4492654801
- ISBN-13 : 978-4492654804
- 寸法 : 13.8 x 2.7 x 19.5 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 566,714位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 2,604位経済学 (本)
- - 11,466位ビジネス実用本
- - 22,128位投資・金融・会社経営 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について

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カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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決して,デジタルエコノミーが道を誤る旨を記述した本ではない。
ではどのような内容なのか。
それはすべてサブタイトルに記載されています。
テーマはテクノロジーによって生じる「労働力余剰」にどう向き合うか。かと。
まずは,労働力余剰が生まれる背景・理由からはじまります。
蒸気,電気といった汎用テクノロジーの発見。
その後数十年かけてそれらを活かすインフラが整い(電気の発見と電線や家電の普及にはタイムラグがある),労働力がテクノジーによって代替されてきたという産業革命の歴史が示されます。
そのうえで,「ビット」も同様の汎用テクノロジーであり,ITバブル以降,まさに今にかけてビットのためのインフラ(ネット,IoT,AI,シェアリング等)が整いつつあり,近い将来,これまで以上の労働力の代替が生じるという解説をしています。
では,テクノロジー,特にデジタル革命により生じる労働市場の変化・影響とはどういったものか。
具体的には,下記の3項目をすべて両立(並立)して達成することはできないというものでした。
①労働生産性が高まる
②賃金が上がる
③雇用を守る
例えば,テクノロジーにより①を目指せば,高スキル層は②を達成するが,低スキル層の②③を犠牲にせざるを得ず,二極化が進む。
また,③を目指せば,①を犠牲にした低生産性労働を残しておかなければならず,そのためすべての層の②を犠牲にしなければならない。など
どこをとるかは経済的な問題というよりも政治的な内的な問題とグローバル化という外的な問題が大きいといいます。
過去の歴史をみると,それは各層の政治的な強さのバランスによっている(労働組合,規制緩和など)。
そしてかつては存在しなかった経済のボーダレス化(新興国の成長,移民,金融など)がさらに問題を複雑にするだろうと説明します。
著者の示す処方箋は「ソーシャルキャピタル(社会関係資本)」だそうです。
この方向性は,正直,ストンと落ちる納得の論旨ではありませんでした(個人的に)。
しかし,それだけ課題が大きく複雑であり、ボーリングの一番ピン的な解決策はないということなのでしょう。
このような大きな変化が進みつつある中で,人が,企業が,社会が,国が,世界が,どのような方向性にむかって議論していくべきか。
それを提示しようとしているのかなと思いました。
その議論は,まさに「ソーシャルキャピタル」をどのように醸成・涵養・拡大・移植していくかで決まるということなのか?
最初にもどって,本書のタイトル。
デジタルエコノミーがいかにして道を誤るか。
今の日本の政治をみると,本書の論旨を捉えた議論は見受けられません。
人づくり革命、雇用拡大、政府による賃上げ要請…
こうしてデジタルエコノミーは道を誤るのでしょう。
部分的にはタイラー・コーエンやピケティに近く、社会全体の発展から構成員の利益を得るべきという立場。それをソーシャル・キャピタルという視点からさまざまに論じている。
やや著者の価値観が勝っていて読みづらい部分はあるが、序章だけでも読む価値あり。
内容はどうかというと、いかにもエコノミスト誌の記者が書いた本という印象です。つまり、労働力余剰と人類の富を主題にしているけれども、結果として大事なのは「開放性」「平等」だといいたいわけで、正直ガッカリしました。ビル・エモットの本もそうですが、表面的な事象をなぞりながら、エコノミスト誌が会社として主張したいことを主張しているだけで、正直議論の深さを感じませんでした。エコノミスト誌の記事のロングバージョンという印象です。
また本書にはソーシャルキャピタルの話がかなりのページにわたって書かれていますが、結局ソーシャルキャピタルがどんな役割を今後果たすのか最後までわかりませんでした。これがデジタル社会のカギになると言いたいのか、デジタル社会を阻害する要因になると言いたいのか。本書からは両方の可能性が示唆されていました。また貧しい国の人間を経済的に豊かな国(つまり豊かなソーシャルキャピタルを保有する国)に受け入れることで、ソーシャルキャピタルを輸出できる、これが一番貧しい人々を救う方法だと主張していますが素直に同意できませんでした。また教育は解決策ではないなど、私の理解不足かもしれませんが、首をかしげる主張が多かったです。教育水準を上げることで、誰かが新しい産業を興すかもしれない、そうすると労働需要が増える、という可能性はないのでしょうか。正直同意しかねる主張が多い本だとは思いました。また「デジタルエコノミー」に関する記述もほとんどなく、このワードに期待すると期待を裏切られますので注意が必要かと思います。
著者は、生産性の低い労働者の所得が1人あたりの平均生産高の伸びに追いつくためには、なんらかの形の再分配が最善策なのだと主張し、格差の拡大を防ぐための、社会的な富の分配方法を構築する重要性を説く。今後、報酬の高い仕事の雇用増加は期待できず、それどころか、コストの高い労働力を不要にするテクノロジーは今後も進化していくとの著者の指摘に、大いに納得すると共に危機感を覚える内容の本である。
富の格差の拡大については、私個人の問題として捉えて、リタイア年齢を迎える約10年前の50代の頃から対応策を考えていた。その結果、"自助努力"で生きていくしかないという結論に至った。
世界経済が長期停滞に陥っている歴史的転換期において、世界は労働力過剰である一方で先進国の中でも人口減少が異例のスピードで進行している日本は労働力不足に陥っている。しかしグローバリゼーションの下でアジアの労働者と競合するため低・中スキル労働者の実質賃金は上がらない。
そうしたパラドックスの日本で老齢期を送ることに漠たる不安を感じていた。年金、医療、介護等の社会福祉サービスは年を追う毎に給付レベルが低下していくことは明らかである。
まして政府はインフレ・低金利により高齢世代から政府や若齢世代に富を移転させる経済政策に邁進していることもあり、健全な経済成長の果実である金利を保障してくれるASEANの一国、マレーシアに移住する計画を62歳にして実行した。
"人間はいずれ死ぬ"という事実の前に、残された人生を何処で、誰と、何をして暮らすかという命題に国境は関係ないと思う。
人口が約3000万人のマレーシアで生活して気づいたことは、日本以上にITが活用された先進的な部分があるということ、様々な葛藤はありながらもマレー系、中国系、インド系国民がモザイクのように国の発展を支えている、真にソーシャル・キャピタルが備わっていることである。
さらに日本から移住した約3000人の退職者は、SNS、ボランテイア活動、趣味のサークル活動を通じて、ソーシャル・キャピタルを育んでいるという事実である。
この本の著者には残念ながら、行動経済学的な分析の視点が欠けている。人間は"現在性バイアス"や"参照点効果"に陥り易く、そこからは本当の危機打開は難しい。さらに政治はそのような大多数の国民の感情に迎合し易い傾向がある。社会が変わらないなら個人が変わるしかないと思う。
読後に感じるもどかしさは、そこかな。
私自身はグローバリゼーションは世界経済の底にカレントとしてこれからも流れていくものと確信している。
最近読んだトーマス・フリードマン著書「遅れてきてくれてありがとう」は、まさにこのレビューで私が述べたことと同じ趣旨だった。
"我が意を得たり"の気分である。
デジタル化の普及により、まず複製コストが大幅に下がるため、製品の価格も 値下がりすることが、予想されます。輸送コストも下がりますので、遠隔地からのアクセスが容易になり、参入障壁も下がります。競争が激化し、製品の質は上がる一方、いわゆる一人勝ちが生まれやすくなります。
また、AIを含む機械化の進展により、比較的単純な仕事は、ロボットが行うようになり、人間に求められるのは、更に高度な仕事か、ロボットを導入するには割に合わない雑作業になります。
従って、今後の社会は、ひと握りの勝ち組高級労働者と、「雑」労働者とに分かれ、その格差は ますます広がっていく おそれがあります。
それに対して 著者の提示する解決策は、オーソドックスに、購買力の移転、即ち、累進課税やベーシック・インカム方式により、お金を使い切れない富裕層から、お金の足りない貧困層に、所得を還元してやることです。
また 著者は、「ソーシャル・キャピタル」の重要性も指摘しています。(第6章) ソーシャル・キャピタルとは、社会で共有される知識・常識のことで、教育や文化・伝統などによって 育まれるものです。ソーシャル・キャピタルが充実している国や地域は、経済が発展しやすいと言えます。
著者の主張に、いろいろ考えさせられるとともに、今後の日本や世界経済の動向を予想する上で、参考になります。




