「サイトの訪問者がうまくいかなくなったとき」に備えて、どのようにサイトをデザインしておけばいいか? エラーが起きてしまった際に「上手に」間違えるためには、どのようにサイトを設計しておけばいいか?
そのような、サイトにエラーが起きるのを防止し、問題が起きてしまったときにサイトの訪問者を速やかに手助けするように、あらかじめサイトをデザインしておくというのが、本書で述べている「ディフェンシブ・デザイン(=防御的デザイン)」の考え方です。
本書では、トラブルの起きやすいフォームの設計や、エラーメッセージの見せ方やテキスト、ヘルプ画面などをどのようにデザインすれば「ディフェンシブ・デザイン」を実現できるかを、40のガイドラインによって解説します。
ガイドラインごとに、その考え方だけでなく、実際のWebサイトを題材にして実装方法も解説しており、すぐに自分のサイトへの応用が可能です。さらに巻末には自分のサイトを評価するためのテストも掲載していますので、自分のサイトの改善点を明確にすることもできます。
「ディフェンシブ・デザイン(=防御的デザイン)」という新しいウェブ・ユーザビリティの考え方から、サイトの改善点や改良のポイントなどを挙げた、ウェブデザイナー、情報アーキテクト、コンテンツエディター、開発者など、すべてのウェブ制作者必読の実践書、「Defensive Design for the Web」の日本語版です。
40のガイドラインでわかる、エラーに備えたサイトデザインの技法と実践!サイトにエラーが起きるのをあらかじめ防止し、問題が起きてしまったときには訪問者がスムーズに立ち直れるよう配慮して、フォーム画面やエラーメッセージ、ヘルプ画面などをデザインする。それが「ディフェンシブ・デザイン」です。本書は「ディフェンシブ・デザイン」の考え方から、具体的な実装法まで詳説した、ウェブデザイナー、情報アーキテクト、開発者など、すべてのウェブ制作者必読のウェブ・ユーザビリティのルールブックです。
著者について
著者の37signalsは、シカゴを拠点とするウェブデザインとウェブユーザビリティの専門家のチームであり、シンプルでユーザブルでお客に焦点をあてたデザインに注力している。さまざまな論文や白書、DesignNotFound.comのウェブサイトを通じて、「防御的デザイン」(もしくは「コンティンジェンシーデザイン」)というコンセプトを世に知らしめた。このチームはまた、さまざまなカンファレンスや企業のためにワークショップを開いたりプレゼンテーションを行ったりしている。
日本語版監修者のソシオメディア株式会社は、ウェブサイトを始めとしたインタラクティブメディアの向上を目指して、「ユーザ ビリティ」や「情報デザイン」の考え方を柱に、評価・分析から調査・研究などのコンサルティング活動を展開。同時に、ウェブサイトやデザイン全般に関わる書籍の紹介や執筆、国内外の知見や事例を紹介するイベント開催(ソシオメディア・フォーラム)を通して、ウェブサイト担当者にとって必要な知識や情報の提供を行う。