今の自分がこの映画を観ることが出来てよかったと感じています。
僕は、「しっかりしなきゃ」とか「男らしく」とか「頼りになるような人にならなきゃ」とか、そんなことをずっと思いながら生きてきました。
でも、そんな風な思いとは裏腹に上手くできない部分がすごく多くて、それで自己嫌悪に陥って、ずっとマイナス思考な自分で生きてきて、自分のことがすごく嫌いでした。
でも、格好悪くても、情けなくても、頼りなくても、それら自体は決して「ダメ」なことではないのではないか、と思えるようになりました。
本当にダメなのは、それを押さえ込んで頑張ろうとすることなのではないか、と気付いて少し気持ちが楽になりました。
僕はうつ病と診断されたことがあるわけでもありません。
ただ、それに近い状況に陥ってどうしようもなくなっていた時期がありました。
人手が少なくて忙しい職場で、何をやっても上手くいかなくて、辞めたいけど辞められない。
辞める勇気も無い。それを上司に匂わせてみても、ちゃんと向き合ってくれず、「辞められたら困る」と思っていることしかこちらには伝わってきませんでした。
理解をしようともせず、精神論で片付けようとする人がいることに憤りを感じます。もっともっと、相手をちゃんと見て欲しい、自分の考えで決め付けるのではなく、ちゃんと向き合って欲しかった。
辛くて辛くてしょうがなくて、死にたいと本気で思ったこともありましたし、「事故にでもあって入院できれば仕事をしなくて済むのかな」、そんなことまで思っていたこともありました。
今は人が増えたお陰で負担が減ったり、精神的な面をメインにした一対一のビジネスセミナーに行ったりする中で、少し持ち直していたところです。
ただ、そんあ余裕が出来た矢先に、最近「自分は必要とされていない」と感じる場面がありました。
そう思った相手は実際には「必要としていない」とは思っていなかったと言ってくれましたが、
必要とされていることをちゃんと態度や言葉で行って貰えないと安心できない、そんな女々しい性格な自分に自己嫌悪に陥って、
それに不安もあいまって、更にそれを誰かに話しても迷惑なだけだろうし恥ずかしいしと思って、行き場の無い思いにただただ苦しく、
何も手に付かない状況が続いていました。
そんな中でこの映画を観て、本当に気持ちが楽になりました。
こんな自分に生まれたのも意味があるのかもしれない、と思えました。
自分がどういう人間か恥ずかしさを捨てて相手に伝えてみたいと思います。
そして、それを受け入れてくれる人だったらいいなと思いますし、受け入れてくれるような人がいる「ツレ」は本当に幸せな人だなと思いました。
少しでも同じような境遇を経験したことがある方なら、必ず勇気付けられる映画だと思います。
文章をまとめようとしましたが、あえて思ったままの文章で投稿します。
お見苦しい文章でしょうが、読んだいただけた方がもしいらっしゃいましたら、有難う御座いました。
ツレがうつになりまして。 スタンダード・エディション [DVD]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 梅沢富美男, 佐々部清, 堺雅人, 吹越満, 犬塚弘, 宮崎あおい, 大杉漣, 津田寛治 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 1 分 |
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
【INTRODUCTION】
実話をもとにした、感動&ハッピーな≪夫婦のラブストーリー≫!!
仕事をバリバリこなすサラリーマンの夫、通称ツレ(堺雅人)が、ある日突然、心因性うつ病だと診断される。
結婚5年目でありながら、ツレの変化にまったく気付かなかった妻・晴子(宮﨑あおい)は、妻としての自分を反省する一方、
うつ病の原因が会社にあったことからツレに退職を迫る。会社を辞めたツレは除々に体調を回復させていくが…。
【映像特典】
・劇場予告、特報、TVスポット(ティザー篇、ラブポップ篇)
【CAST】
宮﨑あおい 堺 雅人
吹越 満 津田寛治・犬塚 弘・梅沢富美男 田山涼成 / 大杉 漣 余貴美子
【STAFF】
監督:佐々部清 脚本:青島 武 音楽:加羽沢美濃 原作:細川貂々
「ツレがうつになりまして。」「その後のツレがうつになりまして。」「イグアナの嫁」(幻冬舎文庫)
【仕様】
1枚組(本編DVD)/カラー/片面2層/16:9ビスタ/本編121分+映像特典/字幕 日本語字幕/音声 ドルビーデジタル ステレオ
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 90.72 g
- EAN : 4988003811518
- 監督 : 佐々部清
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 1 分
- 発売日 : 2012/4/13
- 出演 : 宮崎あおい, 堺雅人, 吹越満, 津田寛治, 犬塚弘
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B006QO695Y
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 96,393位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 4,554位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.3
星5つ中の4.3
484 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。

この映画に対して経験者からは批判的な意見も見かけるが、一口に鬱病と言っても程度の問題でピンキリだと思う。年齢や体調など、症状には個人差があるので一概に否定は出来ない。ある人が云うには、「世界中の鬱病患者全員に数十億、数百億のお金をあげたら、鬱病患者の90%は回復する」と、これには一理あると思った、否、多分そうなのだろう。何故なら「人の抱える悩み事や問題事の90%はお金で解決出来る」からだ。残り10%は亡くなった命や過ぎてしまった過去の時間、人の信念や友情、愛情、etcと、沢山あるがそれらはお金で取り戻す事は出来ない。鬱病は心の病気だ、心の病気が金で解決する訳が無いと思う反面、お金に余裕がある人は「時間の余裕」と「心の余裕」も生まれてくるのも確かで、世の中、お金だけが全てではないが、お金が有れば出来る事も増える。ならば鬱病になる確率も低いのではないかと思う。程度の差こそ有れ、人間なら誰もがメンタルを蝕まれている部分がある筈で、それは本人にも自覚する事が出来ず、また外部の人達が気付いてくれる可能性も低く、メンタルがいつ崩壊するのか分からない状態で日常生活を送っているのだ。追い込まれる当事者は当然だが、一緒に暮らす家族にとっても深刻な問題で気の毒な話であるが、明日は我が身だ。私も君も鬱病予備群。私などは、鬱病の診断チェック等をすると、必ず「重度の鬱状態の可能性があります」と云う結果が出る。(笑)
このレビューの画像
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2018年5月4日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
282人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年6月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
頑張って最後まで見ようと思いましたが、駄目でした。
妻が鬱になりましたが、正直言って、こんなあまい世界じゃ無いです。
病気の間、会話なんて成立する事は無かったし
笑顔なんて、見る事も無かった。
ところどころ色々と伝えたいと思う製作者の方々の、思いを感じる部分は有りましたが
残念ながら実際経験した者でなくては、多分解らない世界なんだなと痛感しました。
それでもこういった話を取り上げて頂けることは、少しは良い事なのかも知れません。
世間の鬱病に対する認識が、残念ながら日本では、大幅に遅れを取っていると言うのも事実ですので。
「頑張らなくて良いんだよ。今でも君は、充分頑張って居るんだから。」
これってすごく大事な事なんですけど、これを理解する気持ちを、多くの人が解ってくれるようになれば良いなと思います。
妻が鬱になりましたが、正直言って、こんなあまい世界じゃ無いです。
病気の間、会話なんて成立する事は無かったし
笑顔なんて、見る事も無かった。
ところどころ色々と伝えたいと思う製作者の方々の、思いを感じる部分は有りましたが
残念ながら実際経験した者でなくては、多分解らない世界なんだなと痛感しました。
それでもこういった話を取り上げて頂けることは、少しは良い事なのかも知れません。
世間の鬱病に対する認識が、残念ながら日本では、大幅に遅れを取っていると言うのも事実ですので。
「頑張らなくて良いんだよ。今でも君は、充分頑張って居るんだから。」
これってすごく大事な事なんですけど、これを理解する気持ちを、多くの人が解ってくれるようになれば良いなと思います。
2017年12月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
なぜ☆5をつけたか。
それはこの映画をみて思ったのが、仕事をやめて1年間何もできない自分が一時期その状態に近かったのでは?とおもったから。
そして星の評価を上げることにより、より多くの人がこの映画を見て、「ウツ病」を知るきっかけになればと!
知らないは無知。無知はとても怖いもの。
「ウツ病」に関してはこれをきっかけに調べて、とにかく「気づいてほしい」
そして☆1や☆2をつける人の気持ちもわかる。だが大勢の人の「認識」が必要!
もしかしたら周りの友達とかにいませんか???
それはこの映画をみて思ったのが、仕事をやめて1年間何もできない自分が一時期その状態に近かったのでは?とおもったから。
そして星の評価を上げることにより、より多くの人がこの映画を見て、「ウツ病」を知るきっかけになればと!
知らないは無知。無知はとても怖いもの。
「ウツ病」に関してはこれをきっかけに調べて、とにかく「気づいてほしい」
そして☆1や☆2をつける人の気持ちもわかる。だが大勢の人の「認識」が必要!
もしかしたら周りの友達とかにいませんか???
2018年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
堺雅人の演技力の高さがすごい 何箇所も泣けるところがあり
うつ病患者を包み隠さず表現 年に一回見たくなる作品ですね。
本に書いてあるうつ病のマニュアル等を読んでも
よく噛み砕いて解釈できない。
そんな方はこの作品を是非見て欲しい。
自分もうつ病の一人ですが、このどうようもない感情
どうやったって助からない、そしてものすごく申し訳なくなり
消えてしまいたくなりたい。
そんな感情がすべて惜しみなく入っていて
うつ病はこういう感じなんだってことがたった2時間で分かる作品になっています。
この作品を見て、周りの方の理解を深めるとともに
当人が見て、うつ病ってダメなものじゃないんだと
勇気づけることができたらと感じました。
うつ病患者を包み隠さず表現 年に一回見たくなる作品ですね。
本に書いてあるうつ病のマニュアル等を読んでも
よく噛み砕いて解釈できない。
そんな方はこの作品を是非見て欲しい。
自分もうつ病の一人ですが、このどうようもない感情
どうやったって助からない、そしてものすごく申し訳なくなり
消えてしまいたくなりたい。
そんな感情がすべて惜しみなく入っていて
うつ病はこういう感じなんだってことがたった2時間で分かる作品になっています。
この作品を見て、周りの方の理解を深めるとともに
当人が見て、うつ病ってダメなものじゃないんだと
勇気づけることができたらと感じました。
ベスト1000レビュアーVINEメンバー
Amazonで購入
私自身、20年近く重度のうつ病です。
私の場合、この作品に出てくる妻とは全く違っていました。病気休職になり、給与が減ったことで、妻の実家に何故かあげていたお金や妻の習い事、ガソリン代、生活費、住宅ローン、光熱費などを賄い切れなくなっていきました。妻は、教員をしていましたが、給与は自分の貯金にしていました。その甘い生活が脅かされると思ったのか、離婚調停を申し立て、私から慰謝料の請求をしました。離婚調停では、妻が慰謝料を支払うべきだと判断されました。
こんなことがあったので、この作品を見るのが怖かったんです。でも、この作品の中で自分探しをしている夫婦の姿を見ているうちに、離婚をしてよかったと吹っ切ることができました。全てのうつ病患者がこんなふうに恵まれる結婚生活を送ることができるわけではないけれど、うつ病のゴールは、一人でも目指せるなと思いました。
私の場合、この作品に出てくる妻とは全く違っていました。病気休職になり、給与が減ったことで、妻の実家に何故かあげていたお金や妻の習い事、ガソリン代、生活費、住宅ローン、光熱費などを賄い切れなくなっていきました。妻は、教員をしていましたが、給与は自分の貯金にしていました。その甘い生活が脅かされると思ったのか、離婚調停を申し立て、私から慰謝料の請求をしました。離婚調停では、妻が慰謝料を支払うべきだと判断されました。
こんなことがあったので、この作品を見るのが怖かったんです。でも、この作品の中で自分探しをしている夫婦の姿を見ているうちに、離婚をしてよかったと吹っ切ることができました。全てのうつ病患者がこんなふうに恵まれる結婚生活を送ることができるわけではないけれど、うつ病のゴールは、一人でも目指せるなと思いました。
2018年4月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この映画の本質って、うつ病に限ることじゃないと思います。自分が生きてく上で、自分を大切にすること。
会社が嫌で自殺する、学校が嫌で自殺するとかって世の中にとても多いですよね。
そんなまわりの抑圧に耐えられない、
どうして自分はこんなにダメなんだろうって、
ツレのように繊細で自分を許してあげられない人達は、「会社(学校)辞めちゃえば?」って言ってくれる人が必要なんだと思います。
自分が自分を許せない人達なんです。
だから周りが理解してあげることが必要なんです。
そんなの甘すぎる、微塵もわからないという人がいるというなら、すでに自分を認めてくれる人がいるから、自信があるからわからないんですね。それか人の痛みを、気持ちを、考えたこともないような人なんです。
この映画に出会って、原作のほうを読んでみようかなと思いました。
会社が嫌で自殺する、学校が嫌で自殺するとかって世の中にとても多いですよね。
そんなまわりの抑圧に耐えられない、
どうして自分はこんなにダメなんだろうって、
ツレのように繊細で自分を許してあげられない人達は、「会社(学校)辞めちゃえば?」って言ってくれる人が必要なんだと思います。
自分が自分を許せない人達なんです。
だから周りが理解してあげることが必要なんです。
そんなの甘すぎる、微塵もわからないという人がいるというなら、すでに自分を認めてくれる人がいるから、自信があるからわからないんですね。それか人の痛みを、気持ちを、考えたこともないような人なんです。
この映画に出会って、原作のほうを読んでみようかなと思いました。
2017年6月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
周囲にうつの人がいたため、原作は発売されて間もなく購入し何十回と読み返していた。
その後映画化の話を聞き、あっさりした絵柄であるけれど内容は結構濃く、
かつ、うつ病がテーマの話を2時間程度に収められるのか?と不安だった。
実際見てみると、ところどころ設定を変えたりしているが違和感のないもので
むしろマンガでは書ききれなかったであろう、外との関わりが描かれていて現実的になっていた。
見始めて数分で引き込まれていき、何度も涙してしまった。
こういう役をやらせると堺雅人はホントにうまく演じる。
宮崎あおいも私がイメージする貂々さんに近くて感情移入しやすかった。
原作では本になるまでが結構大変だったことも描かれているで、ツレうつ、ツレうつその後
イグアナの嫁を読んでいない方は是非読んでみて欲しい。
その後映画化の話を聞き、あっさりした絵柄であるけれど内容は結構濃く、
かつ、うつ病がテーマの話を2時間程度に収められるのか?と不安だった。
実際見てみると、ところどころ設定を変えたりしているが違和感のないもので
むしろマンガでは書ききれなかったであろう、外との関わりが描かれていて現実的になっていた。
見始めて数分で引き込まれていき、何度も涙してしまった。
こういう役をやらせると堺雅人はホントにうまく演じる。
宮崎あおいも私がイメージする貂々さんに近くて感情移入しやすかった。
原作では本になるまでが結構大変だったことも描かれているで、ツレうつ、ツレうつその後
イグアナの嫁を読んでいない方は是非読んでみて欲しい。