話の要点は「変化を恐れるな」ということだが、それだけ言うために(チーズさえ食えれば満足らしい)2匹のネズミと2人の小人を登場させ、延々と続く逡巡の日々をいちいち1話立てにする。さらにこの話を語って感想を言い合う4人の男女、そして「この本を読んで影響を受けた」と称する感想を著者が紹介するという3重構造になっている。
つまりは雛壇芸人付きの情報バラエティ番組みたいなもので、こちらの受け取り方を本の方から指定してくるわけ。登場人物に「それってすごく重要な点だよね」とか言わせて読み手に重要だと思わせる。ビジネス本には時々ある手法だが、たったあれだけの話をここまで膨らませてユーザーの受け取り方に介入してくるのはあまり例がないかもしれない。
この本はマーケティングの権化みたいなもので、そこにある種の創造性があるのは認めないといけない。この本が本当にビジネスに活かせるとしたら、まずどんなしょぼいコンテンツでも受け取り方をコントロールするのは可能だということ。そして読んだ直後に叩き売ってこんなレビューを書く僕のような読者の存在なんか気にしなくていいということだ(笑)。
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