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チェーザレ 破壊の創造者(7) (KCデラックス モーニング) コミック – 2009/8/21

5つ星のうち 4.6 13件のカスタマーレビュー

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商品の説明

内容紹介

1491年、11月。フィレンツェの大富豪ロレンツォ・デ・メディチに見込まれたアンジェロは、各国から貴族や有力市民の子弟が集まる名門・サピエンツァ大学ピサ校に入学、一人の青年と出会う。彼の名はチェーザレ。スペイン出身で、父は教皇庁のナンバー2という名門貴族。はるか昔、全ヨーロッパを支配し巨大な帝国を築いた英雄と同じ名を持つ青年は、のちに現代政治学の祖・ニッコロ・マキァヴェッリの名著『君主論』のモデルとなり政治の天才と謳われた人物だった……。
闇に葬られた若き英雄が、今甦る。超美麗ルネッサンス絵巻!

カノッサの屈辱、破壊され封印された皇帝の墓。ダンテの『神曲』に隠された、500年間明かされなかった歴史の秘密とは?すべては謎の街、ピサに眠るーー。

著者について

惣領 冬実
1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。
82年、服飾学校在学中にたまたま漫画新人賞の告知記事を見て投稿した作品が佳作を受賞し、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。主に少女向け漫画雑誌に多数の作品を発表し、卓越した画力で描かれた美しい登場人物たちとドラマチックな恋愛描写で一躍人気に。代表作に『ピンクなきみにブルーなぼく』、『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。また、『MARS』は台湾でも人気を博し、2004年には『戰神~MARS~』というタイトルでテレビドラマ化もされた。
2002年には青年誌である「モーニング」にてSF作品『ES ーEternal Sabbathー』を連載。他人の脳に入り込み、情報を改ざんできる能力を持つ遺伝操作で生まれた青年を描き、新境地を拓いた。
そして現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。


著者公式サイト「惣領冬実@web」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html


登録情報

  • コミック: 203ページ
  • 出版社: 講談社 (2009/8/21)
  • 言語: 日本語
  • ISBN-10: 4063757501
  • ISBN-13: 978-4063757507
  • 発売日: 2009/8/21
  • 商品パッケージの寸法: 18.2 x 13 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 13件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

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トップカスタマーレビュー

投稿者 Amazon Customer VINE メンバー 投稿日 2009/8/22
形式: コミック
凄い。カノッサの屈辱にあのような解釈ができるとは思わなかった。
これは、もはやコミックを超越している。

ダンテやハインリッヒ7世のエピソードを使いながら、16歳の(!)チェーザレが、この後、なぜ、権力闘争を行っていくのかの伏線を張っている。
皇帝派、教皇派といった中世の枠組み、時代を超越したチェーザレ。何と魅力的な人物なのだろう。

学問的な正しさなど分からないが、この巻を挟むことで、このコミックの今後の展開がはっきりとしてきた。

また、作者の絵もまた凄い。ハインリッヒ7世の墓を、あそこまで見事に復元するとは。時代考証、精密な描写。ここまで手を掛けるのであれば、単行本化が多少遅くても、文句は言うまい。

もう一度、1巻から読みなおしながら、次を待つとしよう。
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形式: コミック
7巻のメインは「カノッサの屈辱」と「ピサ大聖堂の皇帝の墓」についての話なのですが、
やはり読者がまず目を奪われるのは、前巻から待ちに待っていた「降誕祭」の話だと思います。

荘厳なミサの様子はもちろんなのですが、6巻での哀しい事件の事で、
多分一番辛い思いをした人物であろうジョヴァンニの心情も語られ、
メインキャラクター達の微笑ましいやり取りも楽しめ、54話は連載再開の第一回目として素晴らしい回だと思いました。
中盤ではチェーザレとランディーノ教授の対話の中、歴史の話が語られるという形になり、
しばらくの間魅力的なキャラクター達の活躍が見られなくなってしまうため、
読者の間で賛否両論があるかと思うのですが、
チェーザレの思想について関わる重要な話となるため、やむを得ないのだと思います。
(個人的には、連載時には長く感じた歴史の話も、単行本でじっくり読むと楽しめました)
チェーザレの思想が語られるシーンでは、チェーザレの内面に少し触れられた気がして、とても感動しました。
6巻で華々しく登場したシレンツィオは、登場後チェーザレとミゲルの幼少の話となって
出番がなかった分、今回は会話シーンで頻繁に登場していてファンとしては嬉しかったです(笑)
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形式: コミック
 ミラノの大聖堂は、偉大なる空箱に見えた。
これは、観客で訪れたときの印象である。
ただ読後、反省している。
事前に本書を読んでいたらと、悔やんでいる。

 この大聖堂の建設前後、
ミラノは歴史の舞台であった。
ミラノ司教を巡り
教皇は皇帝より任命権を奪った。
皇帝の戴冠式はローマ、アーヘンとともに
ミラノで行われていた。

 イタリヤの北に位置し
当時皇帝至上派の都市であり、
強硬派の反発もあったようだ。
血で洗う時代の波を受けても
ローマに次ぐ大聖堂をという夢を実現しようと
ミラノ君主が建築を始めた。

百聞は一見にしかずかもしれない。
しかし欧州中世の歴史は奥深い。
丁寧に学ぶべしと、本書に教えられた気がする。
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投稿者 unauna 投稿日 2009/10/1
形式: コミック
■聖なる理想と、清からぬ現実
序盤の「降誕祭」。
“荘厳”とはこのことであろう。
紙面・漫画という表現でありながら、“聖なる理想”が語られる教会内の
空気や集う人々の声音、ミサ曲さえもが耳に流れ込んでくるかのようだ。
まるで映画のワンシーン、否、現実にヨーロッパで行われている教会のミサを
みているようで、こちらまで清らかな気になった。
しんしんと降る雪。チェーザレやジョヴァンニの姿も、心も、このときばかりは
清く聖なるもののヴェールで覆われているせいだろうか、表情やしぐさがあたたかい。

その一方で気になるのは、乞食の親子(?)のカット。
町の片隅でぼろをまとい、寒さと飢えをすこしでもしのぐように
固くよりそいあっている。だが、子どもはついに息絶えたのだろうか・・・。
手がだらんと垂れ下がる。
が、だれもその様子を知らない。
彼らの頭上で、主をたたえる歌は響いていく。

教会の中での「聖」が体現されていく一方で、過酷で「清からぬ」現実がある。
それはチェーザレをはじめとしたすべての存在、人や世のオモテとウラをも示唆しているようだ。
「降誕祭」における一連のシーンは、その意味でも奥深い描写があり、
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