この巻の収録話は第80話「犬の気持ち」から第88話「スターチェンソー」まで。
単行本のみで読めるおまけは、巻末にあるデンジのイラスト一枚。加えて、これまでの全ての巻にあったポチタの七変化イラストが一枚だけ。他の巻では基本的に、各話のあとにポチタのイラストが一枚ずつあった。しかし、この巻では本編の内容に合わせて、第80話のあとにだけ描かれている。
前の巻の最後で、デンジは早川アキの体を乗っ取った銃の魔人を倒した。この巻では、デンジの苦悩がまず描かれる。そのデンジの元にマキマがやって来て…。
正直に言うと、連載を追っていた頃、この巻の内容はあまりおもしろくなかった。デンジに対する救いがなさすぎたし、マキマの思惑どおりに進む場面が多すぎたからだ。メインキャラクターがほとんど退場しているせいもあり、話の展開も少し単調に感じられた。コベニの登場する回が気分転換になったが、それでも退屈な印象は拭いきれなかった。
しかし、チェンソーマンの第一部が終わった今となっては、評価が少し変わる。この巻の展開からはとても信じられないほど、第一部は綺麗に終わった。そして、そのように見事なエンディングのために、この巻の内容の多くが必要だったと思えるからだ。この巻を読んでがっかりされた方にも、次に発売される最終巻を読まれるようにおすすめしたい。
チェンソーマン 10 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
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言語日本語
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出版社集英社
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発売日2021/1/4
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ファイルサイズ53395 KB
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カスタマーレビュー
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上位レビュー、対象国: 日本
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2021年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少年と言われる年を遥かに離れ、ジャンプを読むことをやめてかなりたちます。友人の薦めで読み始めましたが、この歳まで生きてきてこの漫画の10巻の感想を言い表せる語彙力を得る事ができなかった事を恥ずかしく思うと共に、チェンソーマンにぶった切って欲しいと思います。未来最高ッ!
2021年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
一番評価が分かれる巻だと思う
本誌のほうでも読んでたけど、このへんはストーリー性よりも「作者が一番魅せたかった画」にウェイトが置かれている気がして完全素直な気持ちで楽しめなかった
自分は弐瓶作品も大好きだから「あ!」となるシーンが多いけれど青年誌を普段からあまり好まない人は描写についていけないかもしれない(ここまで楽しく読んでいた人にそれは杞憂かな)
でも85、86話は間違いなくこの作者を天才だと再認識できる話だし、次巻のクライマックスに向けての前フリとしては非常に優秀な一冊なので高評価にします
あと、伏線がなく展開が唐突だと言う人もいるけどこの漫画の伏線はセリフだけにありませんよ。表情や仕草や背景にいたるまで読み込んでみてください
本誌のほうでも読んでたけど、このへんはストーリー性よりも「作者が一番魅せたかった画」にウェイトが置かれている気がして完全素直な気持ちで楽しめなかった
自分は弐瓶作品も大好きだから「あ!」となるシーンが多いけれど青年誌を普段からあまり好まない人は描写についていけないかもしれない(ここまで楽しく読んでいた人にそれは杞憂かな)
でも85、86話は間違いなくこの作者を天才だと再認識できる話だし、次巻のクライマックスに向けての前フリとしては非常に優秀な一冊なので高評価にします
あと、伏線がなく展開が唐突だと言う人もいるけどこの漫画の伏線はセリフだけにありませんよ。表情や仕草や背景にいたるまで読み込んでみてください
2021年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらも思考を放棄しそうになります。
が、何回か読み直して考察します。
マキマのスケールとチェンソーマンの強さがぶっ飛んでいるので、ついていけなくなりそうだけれど。
マキマさんちの玄関に飾ってある絵画、堕天使ですね。何を示唆するのか…。
って言うか、「俺が知り合う女がさあ!!全員オレん事殺そうとしてんだけど!!」って自分で言ってたじゃんデンジ‥(6巻)。後で出会ったクァンシ一味もサンタクロースも殺そうとしてきたしさ。「私は特別に鼻がきくんだ」(1巻)、「悪魔は人よりえらい鼻がきくからなあ。」(7巻、京都)など、いつかこうなるフラグはビンビン立ってましたね。そうじゃなきゃ憧れのあの人は、実は男かと妄想してましたが、それは無さそうですね。
以下、今巻まで読んでの考察(未読の方はスルーして下さい。)
今巻の主人公はデンジでもマキマでもなく、ポチタですね。
精神的に参ってしまったデンジに代わり、ポチタが状況を打開しようとしたと解釈しております。
首に臓物を巻きつけることによって脳からの命令を遮断(巻末の挿絵のようにデンジはまだ立ち直れていない。デンジとマキマは契約を結んでしまったかもしれないが、ポチタとは結んでいない。デンジを介したマキマからの干渉も首の巻物で受け付けない?)、デンジの体はポチタが操作しているのでは。今回途中からポチタの挿絵が無くなっているのは、本筋にポチタが出演しているから?
永遠の悪魔「昔よりずっと弱くなってる!!哀れ!!チェンソー!!」(3巻)、ビームの異常なまでの懐きっぷり。ただし「チェンソー様!」(5巻)であってデンジ様ではない。デンジが闇の悪魔に飛び掛かりくり出したチェンソーに恐れ慄く顔、顔、顔(8巻)。浮かび上がる腕は全て右腕のチェンソーを指し示している(8巻)。もともとポチタはずば抜けていた。ただただ応援していた。デンジと一緒にいればそれで良かったから。ちなみに何故ビームがデンジの言う事何でも聞くのか理由を尋ねた時、マキマは「なんでだろうね?顔が似ているからかな。」(5巻)と答えている。この時はてっきりビームとチェンソーマンの顔が似ているという意味かと思ってたけど、そうではなくてこれはデンジver.とポチタver.それぞれのチェンソーマンの頭部形状が似ている(けど微妙に違う)という意味。つまりマキマはデンジと出会う前にポチタver.のチェンソーマンと対峙したことがあることをここで示唆していた。
マキマに習性を利用されてしまったが、デンジとの思い出が野生を抑え込んだ。デートをしたのもデンジを癒すため。巻き込まれたコベニちゃん達は災難でしたが…。ここでマキマの言う通りなら、助けを求めたコベニちゃんも殺してるはず。デンジとのふれあいの中で、ポチタも変わりつつあることを示しているのでは。
アキ「俺の命の恩人だ…」(1巻)、暴力の魔人「ただ…マキマさんに助けられたことだけは覚えてんだ…。」(7巻)と、今回の武器人間の証言から、マキマの支配下になると命の恩人と思い込む。デンジはそこまで思い込んでない、惚れてる、もしくは依存しているだけ→まだ支配下ではない。ただ天使の悪魔が過去を思い出したり、アキがマキマへの想いに疑問を持った(9巻)ように、支配は絶対的ではない。北朝鮮のような国でも支配体制が緩めば脱北が発生するように。武器人間の中に銃人間がいたことから、もともと銃の悪魔はマキマの支配下だった。ポチタとの戦いの中で、ポチタも痛手を負い銃痕(銃人間にやられた)をつけた状態でデンジに出会った(1巻)。地獄で戦っていたとしても地獄とこの世の門くらいぶった斬れる(今巻)。この際、マキマも無事では済まず、その際に銃の悪魔がマキマの支配から逃れた。この時アキの家族が犠牲になった?(2巻)。また爆弾の悪魔、ボウガンの悪魔(クァンシ)、サムライソードも支配から逃れ、世界中に散らばった。マキマすら追い詰めるポチタを手に入れるべく、銃の悪魔はデンジの心臓(ポチタ)を求めた。マキマもポチタを支配下にするべく、戦力を再結集させるため、特異4課を含めデンジをこれまで利用してきた。4=死。4課の人間も悪魔も魔人も死んだらそのままマキマの支配下に。大きく報道されるよう差し向けたのも、チェンソーマンをエサに世界中に散らばった元戦力を日本に集めるため。どちらが死んでもマキマの支配下。それをぬけぬけと「私は悪魔から1人でも多く人を救いたいだけです。」(4巻)と言ったので岸辺が「嘘つき」(4巻)と喝破した。万が一デンジが敗れても、マキマが心臓を回収すれば良い。特異5課の5は「後」?死後の人間の集まりという意味?9巻でも銃の悪魔に付いて嘘を付いたように、今巻でもマキマはどこかで嘘を付いているのでは?膝上での嘲りが怪しい。
気になるのは、未来の悪魔の予言は成就したのか?と言うこと。結果的にデンジは殺害に関与したが、「グチャグチャに」したかと言われると…。そもそも死んだのか?悪魔が最も恐れる悪魔とも言える存在も登場したけど…。性格上、予言が成就したら得意げに現れそうな気もする…。
登場人物の中で永遠の悪魔、ヤクザ、蛇の悪魔、爆弾の悪魔、アメリカの殺し屋、人形の集団、地獄、闇の悪魔、そしてチェンソーマンと数々の修羅場をくぐり抜けながら今もなお無傷なのはコベニちゃんだけ!愛車は大破したがな!臆病も1つの強さ。果たしてコベニちゃんはノーダメのまま第一部を終えることができるのか!?注目していきたい!このまま踊らせっぱなしのような気もするけれど。
以上、単行本のみの人間の考察です。外れてても良いや。楽しませてもらってるし。最終巻は3月か、待ち遠しいなあ。
が、何回か読み直して考察します。
マキマのスケールとチェンソーマンの強さがぶっ飛んでいるので、ついていけなくなりそうだけれど。
マキマさんちの玄関に飾ってある絵画、堕天使ですね。何を示唆するのか…。
って言うか、「俺が知り合う女がさあ!!全員オレん事殺そうとしてんだけど!!」って自分で言ってたじゃんデンジ‥(6巻)。後で出会ったクァンシ一味もサンタクロースも殺そうとしてきたしさ。「私は特別に鼻がきくんだ」(1巻)、「悪魔は人よりえらい鼻がきくからなあ。」(7巻、京都)など、いつかこうなるフラグはビンビン立ってましたね。そうじゃなきゃ憧れのあの人は、実は男かと妄想してましたが、それは無さそうですね。
以下、今巻まで読んでの考察(未読の方はスルーして下さい。)
今巻の主人公はデンジでもマキマでもなく、ポチタですね。
精神的に参ってしまったデンジに代わり、ポチタが状況を打開しようとしたと解釈しております。
首に臓物を巻きつけることによって脳からの命令を遮断(巻末の挿絵のようにデンジはまだ立ち直れていない。デンジとマキマは契約を結んでしまったかもしれないが、ポチタとは結んでいない。デンジを介したマキマからの干渉も首の巻物で受け付けない?)、デンジの体はポチタが操作しているのでは。今回途中からポチタの挿絵が無くなっているのは、本筋にポチタが出演しているから?
永遠の悪魔「昔よりずっと弱くなってる!!哀れ!!チェンソー!!」(3巻)、ビームの異常なまでの懐きっぷり。ただし「チェンソー様!」(5巻)であってデンジ様ではない。デンジが闇の悪魔に飛び掛かりくり出したチェンソーに恐れ慄く顔、顔、顔(8巻)。浮かび上がる腕は全て右腕のチェンソーを指し示している(8巻)。もともとポチタはずば抜けていた。ただただ応援していた。デンジと一緒にいればそれで良かったから。ちなみに何故ビームがデンジの言う事何でも聞くのか理由を尋ねた時、マキマは「なんでだろうね?顔が似ているからかな。」(5巻)と答えている。この時はてっきりビームとチェンソーマンの顔が似ているという意味かと思ってたけど、そうではなくてこれはデンジver.とポチタver.それぞれのチェンソーマンの頭部形状が似ている(けど微妙に違う)という意味。つまりマキマはデンジと出会う前にポチタver.のチェンソーマンと対峙したことがあることをここで示唆していた。
マキマに習性を利用されてしまったが、デンジとの思い出が野生を抑え込んだ。デートをしたのもデンジを癒すため。巻き込まれたコベニちゃん達は災難でしたが…。ここでマキマの言う通りなら、助けを求めたコベニちゃんも殺してるはず。デンジとのふれあいの中で、ポチタも変わりつつあることを示しているのでは。
アキ「俺の命の恩人だ…」(1巻)、暴力の魔人「ただ…マキマさんに助けられたことだけは覚えてんだ…。」(7巻)と、今回の武器人間の証言から、マキマの支配下になると命の恩人と思い込む。デンジはそこまで思い込んでない、惚れてる、もしくは依存しているだけ→まだ支配下ではない。ただ天使の悪魔が過去を思い出したり、アキがマキマへの想いに疑問を持った(9巻)ように、支配は絶対的ではない。北朝鮮のような国でも支配体制が緩めば脱北が発生するように。武器人間の中に銃人間がいたことから、もともと銃の悪魔はマキマの支配下だった。ポチタとの戦いの中で、ポチタも痛手を負い銃痕(銃人間にやられた)をつけた状態でデンジに出会った(1巻)。地獄で戦っていたとしても地獄とこの世の門くらいぶった斬れる(今巻)。この際、マキマも無事では済まず、その際に銃の悪魔がマキマの支配から逃れた。この時アキの家族が犠牲になった?(2巻)。また爆弾の悪魔、ボウガンの悪魔(クァンシ)、サムライソードも支配から逃れ、世界中に散らばった。マキマすら追い詰めるポチタを手に入れるべく、銃の悪魔はデンジの心臓(ポチタ)を求めた。マキマもポチタを支配下にするべく、戦力を再結集させるため、特異4課を含めデンジをこれまで利用してきた。4=死。4課の人間も悪魔も魔人も死んだらそのままマキマの支配下に。大きく報道されるよう差し向けたのも、チェンソーマンをエサに世界中に散らばった元戦力を日本に集めるため。どちらが死んでもマキマの支配下。それをぬけぬけと「私は悪魔から1人でも多く人を救いたいだけです。」(4巻)と言ったので岸辺が「嘘つき」(4巻)と喝破した。万が一デンジが敗れても、マキマが心臓を回収すれば良い。特異5課の5は「後」?死後の人間の集まりという意味?9巻でも銃の悪魔に付いて嘘を付いたように、今巻でもマキマはどこかで嘘を付いているのでは?膝上での嘲りが怪しい。
気になるのは、未来の悪魔の予言は成就したのか?と言うこと。結果的にデンジは殺害に関与したが、「グチャグチャに」したかと言われると…。そもそも死んだのか?悪魔が最も恐れる悪魔とも言える存在も登場したけど…。性格上、予言が成就したら得意げに現れそうな気もする…。
登場人物の中で永遠の悪魔、ヤクザ、蛇の悪魔、爆弾の悪魔、アメリカの殺し屋、人形の集団、地獄、闇の悪魔、そしてチェンソーマンと数々の修羅場をくぐり抜けながら今もなお無傷なのはコベニちゃんだけ!愛車は大破したがな!臆病も1つの強さ。果たしてコベニちゃんはノーダメのまま第一部を終えることができるのか!?注目していきたい!このまま踊らせっぱなしのような気もするけれど。
以上、単行本のみの人間の考察です。外れてても良いや。楽しませてもらってるし。最終巻は3月か、待ち遠しいなあ。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
★ ネタバレ含みます。長文で失礼します ★
前巻までは傑作だと思っていましたが、長らく謎だったマキマさんの目的やポチタ(チェンソーの悪魔)の真の能力が明らかになる今巻は、ちょっと展開が衝撃+唐突すぎて置いてきぼりになります(笑)。
やはり最大の謎は、何故、チェンソーの悪魔の能力が「殺した悪魔の存在や事象そのものをこの世から消し去る」という超絶な能力かという事。「消滅の悪魔」とか「忘却の悪魔」とかなら言葉通りですが、どうして「チェンソー」なの?という疑問が残りますし、そもそも悪魔の強さは「その事象に対する人間の恐怖度」に比例するという設定がある以上、何故、「チェンソー」がそこまで恐怖の対象になっているのかが不明です。
もうひとつはマキマさんは「支配の悪魔」でありながら(これも「悪魔」本人なのか、契約した「人間」なのかはっきりしません)、何故、「人間の世を良くしよう」なんて事が目的になっているのかという事。それが本当だとしても、マキマさんの動機に連なる背景が何も描かれていないので唐突である事はやはり否めません。そもそも「支配の能力」があればこんな回りくどい事をやる必要も無く、全世界・全人類を支配できるのではないでしょうか?そうすれば少なくとも「争い」や「飢餓」は無くなるでしょう。ただ、この世から「人間が恐怖する対象」をすべて消し去ると言っても、さすがに「死」、「病」、「老い」といった現象までチェンソーの悪魔が消し去れるとは思えません(そんな事が出来たらもはや悪魔どころか神になってしまうし、出来るならそれ相応の「理由」が必要のはず)。この二点が甚だ説明不足すぎて疑問です。
また、人類の記憶から消された「エイズ」「核戦争」「第二次世界大戦」という単語がある以上、「エイズの悪魔」や「核戦争の悪魔」もいたという事でしょう。そうすると「核戦争(核兵器)の悪魔」なんて「銃の悪魔」の上位互換みたいな存在なのに、そんな悪魔さえもチェンソーマンが殺したのなら、やはり「悪魔の強さの序列」や「能力」に対する理由付けが必要だと思います。
他にも未回収のままで、しかし決して小さくない謎や伏線も多いです。ほとんどがマキマさんとポチタに関するものですが、例えばマキマさんに対する攻撃が他人へ変換されたり、相手を潰したりするのは一体何のチート能力なのでしょう?支配した悪魔の能力なら「内閣総理大臣との契約」というのも意味不明です。最早、いちいち政治家に許可を取らないといけないような立場じゃないでしょう。また、復活するシーンが描かれないので、全身が細切れにされたり、肉体が消滅するくらいのダメージを負った場合、どう復活しているのかが分かりません。
また、ポチタは初登場時、銃痕らしき傷跡で瀕死になっていましたが、これについても謎のまま。いったい誰がポチタを傷つけたのか?ポチタ(チェンソー)は多くの悪魔を殺して地上に送り込んだ張本人のようですが、それじゃあチェンソーを殺したのは誰なのか?今巻ではかつてチェンソーが公安対魔五課の武器の悪魔&四騎士(←これも誰のコト?「ヨハネの黙示録の四騎士」との考察も見かけますが…)と戦って瀕死になったという事をマキマさんが言ってますが、現世には「地獄で死んだ悪魔」が現れる設定らしいので、何故、瀕死の状態の(つまりまだ死んでない)ポチタが現世に現れたのかが不明です。と言うか、そもそも「ポチタ」「チェンソーの悪魔」「チェンソーマン」、これらはすべて同一なのかどうかもよく分かりません。さらに言えば、チェンソーマンはあんなに凶悪なのに、何故、本体とも言うべきポチタは大人しく優しい人格(悪魔格?)なのか等、ただの悪魔の心臓というには色々と謎がありすぎます。
これらの謎は最終巻までにはっきりするのでしょうか?雰囲気漫画として終わらないで、ある程度はこれらの謎や伏線に決着が付く事を願います。
前巻までは傑作だと思っていましたが、長らく謎だったマキマさんの目的やポチタ(チェンソーの悪魔)の真の能力が明らかになる今巻は、ちょっと展開が衝撃+唐突すぎて置いてきぼりになります(笑)。
やはり最大の謎は、何故、チェンソーの悪魔の能力が「殺した悪魔の存在や事象そのものをこの世から消し去る」という超絶な能力かという事。「消滅の悪魔」とか「忘却の悪魔」とかなら言葉通りですが、どうして「チェンソー」なの?という疑問が残りますし、そもそも悪魔の強さは「その事象に対する人間の恐怖度」に比例するという設定がある以上、何故、「チェンソー」がそこまで恐怖の対象になっているのかが不明です。
もうひとつはマキマさんは「支配の悪魔」でありながら(これも「悪魔」本人なのか、契約した「人間」なのかはっきりしません)、何故、「人間の世を良くしよう」なんて事が目的になっているのかという事。それが本当だとしても、マキマさんの動機に連なる背景が何も描かれていないので唐突である事はやはり否めません。そもそも「支配の能力」があればこんな回りくどい事をやる必要も無く、全世界・全人類を支配できるのではないでしょうか?そうすれば少なくとも「争い」や「飢餓」は無くなるでしょう。ただ、この世から「人間が恐怖する対象」をすべて消し去ると言っても、さすがに「死」、「病」、「老い」といった現象までチェンソーの悪魔が消し去れるとは思えません(そんな事が出来たらもはや悪魔どころか神になってしまうし、出来るならそれ相応の「理由」が必要のはず)。この二点が甚だ説明不足すぎて疑問です。
また、人類の記憶から消された「エイズ」「核戦争」「第二次世界大戦」という単語がある以上、「エイズの悪魔」や「核戦争の悪魔」もいたという事でしょう。そうすると「核戦争(核兵器)の悪魔」なんて「銃の悪魔」の上位互換みたいな存在なのに、そんな悪魔さえもチェンソーマンが殺したのなら、やはり「悪魔の強さの序列」や「能力」に対する理由付けが必要だと思います。
他にも未回収のままで、しかし決して小さくない謎や伏線も多いです。ほとんどがマキマさんとポチタに関するものですが、例えばマキマさんに対する攻撃が他人へ変換されたり、相手を潰したりするのは一体何のチート能力なのでしょう?支配した悪魔の能力なら「内閣総理大臣との契約」というのも意味不明です。最早、いちいち政治家に許可を取らないといけないような立場じゃないでしょう。また、復活するシーンが描かれないので、全身が細切れにされたり、肉体が消滅するくらいのダメージを負った場合、どう復活しているのかが分かりません。
また、ポチタは初登場時、銃痕らしき傷跡で瀕死になっていましたが、これについても謎のまま。いったい誰がポチタを傷つけたのか?ポチタ(チェンソー)は多くの悪魔を殺して地上に送り込んだ張本人のようですが、それじゃあチェンソーを殺したのは誰なのか?今巻ではかつてチェンソーが公安対魔五課の武器の悪魔&四騎士(←これも誰のコト?「ヨハネの黙示録の四騎士」との考察も見かけますが…)と戦って瀕死になったという事をマキマさんが言ってますが、現世には「地獄で死んだ悪魔」が現れる設定らしいので、何故、瀕死の状態の(つまりまだ死んでない)ポチタが現世に現れたのかが不明です。と言うか、そもそも「ポチタ」「チェンソーの悪魔」「チェンソーマン」、これらはすべて同一なのかどうかもよく分かりません。さらに言えば、チェンソーマンはあんなに凶悪なのに、何故、本体とも言うべきポチタは大人しく優しい人格(悪魔格?)なのか等、ただの悪魔の心臓というには色々と謎がありすぎます。
これらの謎は最終巻までにはっきりするのでしょうか?雰囲気漫画として終わらないで、ある程度はこれらの謎や伏線に決着が付く事を願います。
2021年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ジャンプにて最終話まで読了していますがやはりこの巻のはっちゃけ具合は断トツですね。
この巻でギブアップする方が多そうなので言っておきたいことは
1.改めて初めからじっくりと読み直してみる。表情やセリフがないコマ、見開きの大ゴマをじっくりと読んでみる。(特にマキマさん関係のシーン)
2.わからないところはネットのまとめでもいいので該当の話の共有、解説をしてみる。
以上をしてみてください。
何となく読んでも良くわからない漫画なので。代わりに読者も本気になって読んでみるとめちゃくちゃ面白い漫画ということに気づかされると思います。
何よりも次の11巻で終わりなのであと一巻くらいは読んでみてもいいんじゃないでしょうか。ここからあと1巻で終われるのかという懸念はあると思いますが、個人的にはあり得ないくらいコンパクトにまとまっているのでどうか最後まで読んでみてください。
この巻でギブアップする方が多そうなので言っておきたいことは
1.改めて初めからじっくりと読み直してみる。表情やセリフがないコマ、見開きの大ゴマをじっくりと読んでみる。(特にマキマさん関係のシーン)
2.わからないところはネットのまとめでもいいので該当の話の共有、解説をしてみる。
以上をしてみてください。
何となく読んでも良くわからない漫画なので。代わりに読者も本気になって読んでみるとめちゃくちゃ面白い漫画ということに気づかされると思います。
何よりも次の11巻で終わりなのであと一巻くらいは読んでみてもいいんじゃないでしょうか。ここからあと1巻で終われるのかという懸念はあると思いますが、個人的にはあり得ないくらいコンパクトにまとまっているのでどうか最後まで読んでみてください。
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