ジャンプ本誌で第1話から読んでいますが、今の少年ジャンプでぶっちぎりで面白いです。
藤本先生の作品がジャンプ本誌で連載されると聞いて驚いたファンの方も多いはずです。
それ程前作や読み切りが、ジャンプのメイン読者層が好みそうな漫画からかけ離れていました。しかし、蓋を開けてみたらしっかりジャンプ向けにチューニングされていました。
1話を読めば主人公の本質は、帯に書いてある「ど底辺血みどろ電鋸悪魔」ではなく最悪な環境に置かれても投げやりにならないまっすぐな心の持ち主であると分かります。どこか自分達の近くに感じられるこの主人公が幸せになれることを願わずにはいられません。
単行本派の人は、こいつ結局低俗な目標しか持たないしそんな言うほど応援したいか?と思うかもしれませんが、そんな方にこそ10話を読んで欲しいです。(次巻ですみません)
自分はジャンプに掲載された12話まで読みましたが、仮に来週打ち切られたとしても自分はこの作品をずっと覚えてると思います。
そこで言いたいのが、何故編集部はこの作品を連載会議で通したのか。
内容が矛盾してると思われるかもしれませんが、作品を批判したいのではありません。
「漫画じゃなくてジャンプもってこい」
と言い放ち進撃の巨人を手放したジャンプ編集部。今もジャンプ読者が「王道」を求めているとするなら、なぜこの一見王道でない作品を他紙に推薦するなどせず敢えてジャンプでやるのか。
素人目に見てもこの作品はジャンプを読んでいない人に、より好まれることは自明です。なんなら今の連載陣で完全アウェイです。
ですから、編集部もそれは重々承知だったはずです。しかし、対外的に単行本の宣伝をしている様子が見られません。
作者とその編集がツイッターで呟いてるだけ。漫画家が稼いだ金で暮らしてる癖に時代に合わせた、漫画がもっと売れるようなマーケティングが出来ていない。
ヤンマガ本誌より進撃の巨人単行本のみの購入者数の方が圧倒的に多いのを鑑みるとジャンプ編集部(集英社)はジャンプ読者だけしか見ていないと自滅すると思います。
(追記)バズって売れた分は完全に作品の地力(ジャンプブランドなし)と一編集のアシストによるものなので集英社はマージンを受け取るに値しないと思います。頑張ってください。
購入オプション
紙の本の価格: | ¥484 |
割引: | ¥ 24 (5%) |
|
|
Kindle 価格: |
¥460
(税込) |
獲得ポイント:
|
5ポイント
(1%)
|

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) Kindle版
その他 の形式およびエディションを表示する
他の形式およびエディションを非表示にする
-
言語日本語
-
出版社集英社
-
発売日2019/3/4
-
ファイルサイズ52707 KB
この本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。Kindle端末では、この本を3G接続でダウンロードすることができませんので、Wi-Fiネットワークをご利用ください。
【Kindleマンガ ストア】:
人気・新着、お買得タイトルをチェック。Kindle端末がなくても、
Kindle Web Reader
ならブラウザでマンガがすぐ読める。
-
このシリーズの次の3巻
¥ 1,380
21 pt (2%) -
このシリーズの次の5巻
¥ 2,300
37 pt (2%) -
このシリーズを全巻まとめ買い (1巻-10巻)
¥ 4,600
68 pt (1%)
このシリーズの次の3巻
シリーズの詳細を見る
このシリーズを全巻まとめ買い
シリーズの詳細を見る
人気のインディーズマンガ
この商品を見た後に買っているのは?
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.8
星5つ中の4.8
2,722 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
一話から凄まじい完成度です。
主人公の悲惨な境遇から、親友との友情。ホロリと来る展開から一転、主人公が「チェンソーマン」として覚醒する爽快さ。
たった数十ページの紙に、心が揺さぶられます。
続く二話からですが、普通の漫画なら世界観の説明だったりが始まるところです。しかしこの漫画は違う。
主人公の掘り下げが始まります。ここが熱いところです。
ジャンプで連載している漫画の主人公たちは、ワンピースを見つけるだとか、火影になるだとか、大きな夢を抱いています。
しかし悲惨な境遇に身を置いていた今作の主人公は、そんな偉大な夢は見つけられません。
食や性などの、普通の人間なら誰しもが持っている欲望のために戦います。
だからこそ共感できて、愛おしく思えるのです。
世界に一つだけなら、こういう作品があってもいい。
そう思える傑作です。
ポチタ可愛いっすね。
主人公の悲惨な境遇から、親友との友情。ホロリと来る展開から一転、主人公が「チェンソーマン」として覚醒する爽快さ。
たった数十ページの紙に、心が揺さぶられます。
続く二話からですが、普通の漫画なら世界観の説明だったりが始まるところです。しかしこの漫画は違う。
主人公の掘り下げが始まります。ここが熱いところです。
ジャンプで連載している漫画の主人公たちは、ワンピースを見つけるだとか、火影になるだとか、大きな夢を抱いています。
しかし悲惨な境遇に身を置いていた今作の主人公は、そんな偉大な夢は見つけられません。
食や性などの、普通の人間なら誰しもが持っている欲望のために戦います。
だからこそ共感できて、愛おしく思えるのです。
世界に一つだけなら、こういう作品があってもいい。
そう思える傑作です。
ポチタ可愛いっすね。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
漫画としての完成度は非常に高いと思います。少なくとも、他の新連載陣と比較して、画力やストーリー構成が卓越してることは素人目にも明らかで、久々に面白い漫画が出てきたと期待してます。
しかし、このグロテスクな作風、恐らくジャンプでは受けないでしょう。現にアンケートでは順位はドベに近いです。
ヤングジャンプなどであればもっと受けると思いますが、ターゲット層が違うだけでアンケート順位が上がらず、打ち切られるなんてことになったら本当に勿体ないと思います。
どうか、編集部には長い目でこの作品を見てもらえることを祈っています。
しかし、このグロテスクな作風、恐らくジャンプでは受けないでしょう。現にアンケートでは順位はドベに近いです。
ヤングジャンプなどであればもっと受けると思いますが、ターゲット層が違うだけでアンケート順位が上がらず、打ち切られるなんてことになったら本当に勿体ないと思います。
どうか、編集部には長い目でこの作品を見てもらえることを祈っています。
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨今、説明し過ぎな漫画が多い中で、2ページでデンジの置かれてる状況や世界観をポチタとの会話の中で収めていて、ある程度読者に想像を委ねている作りになっている。ポチタかわいい。
そこからの怒涛の展開はさすがファイアパンチの作者だなと思うほど。どんどん物語に引き込んでいく能力は漫画家の中でもずば抜けていると思う。ポチタかわいい。
前作は、読者としてファイアパンチという物語を読んでいるのに対して、チェンソーマンでは、デンジに感情移入出来るようになっていて、デンジ(とポチタ)の物語なんだなと感じられるのが、いくらか少年誌的な魅せ方で読んでいて気持ちが良い。ポチタかわいい。
いつもは3巻まで様子見して漫画を買っていたのですが、初めて1巻発売のタイミングで買ってしまいました!!
興奮さめやらない状態でのレビューになりますので、いくぶん読みずらいとこもあるかも知れませんが、最後にこれだけは言わせてください。
デンジとポチタ、よろしくなあ!
そこからの怒涛の展開はさすがファイアパンチの作者だなと思うほど。どんどん物語に引き込んでいく能力は漫画家の中でもずば抜けていると思う。ポチタかわいい。
前作は、読者としてファイアパンチという物語を読んでいるのに対して、チェンソーマンでは、デンジに感情移入出来るようになっていて、デンジ(とポチタ)の物語なんだなと感じられるのが、いくらか少年誌的な魅せ方で読んでいて気持ちが良い。ポチタかわいい。
いつもは3巻まで様子見して漫画を買っていたのですが、初めて1巻発売のタイミングで買ってしまいました!!
興奮さめやらない状態でのレビューになりますので、いくぶん読みずらいとこもあるかも知れませんが、最後にこれだけは言わせてください。
デンジとポチタ、よろしくなあ!
2019年3月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私は、キャラに愛着が湧く漫画は
名作だと考えています。
その点において、この漫画は完璧です。
主人公のデンジは教養のない馬鹿なのですが、見ていてイライラするような馬鹿ではありません。むしろ、こいつ馬鹿だな〜wと笑いながら見守ることの出来るタイプ。根っこは間違いなく『良い奴』で、応援したくなる『愛すべきバカ』です。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、他の登場人物達もとにかく魅力的で、使い捨てのキャラが殆どいません。
ド迫力の戦闘シーンは勿論最高なのですが、この漫画は本当に何気無い会話シーンの台詞回しが上手く、心情描写が素晴らしいです。ストーリーの進行は結構ゆっくりなのに退屈感を全く感じません。
世界観の説明が最低限で、
無駄な解説が少ない点もGood。
また、藤本タツキ先生の前作
『ファイアパンチ』と比べてみると、
本作は少年誌ということもあってか、
かなり親切に読者への配慮がなされており、
格段に読みやすくなっています。
ファイアパンチは人によって
好みがハッキリと別れる漫画でしたが、
本作は誰にでも自信を持って
勧めることができます。オススメです!
名作だと考えています。
その点において、この漫画は完璧です。
主人公のデンジは教養のない馬鹿なのですが、見ていてイライラするような馬鹿ではありません。むしろ、こいつ馬鹿だな〜wと笑いながら見守ることの出来るタイプ。根っこは間違いなく『良い奴』で、応援したくなる『愛すべきバカ』です。
ネタバレになってしまうので詳しくは書けませんが、他の登場人物達もとにかく魅力的で、使い捨てのキャラが殆どいません。
ド迫力の戦闘シーンは勿論最高なのですが、この漫画は本当に何気無い会話シーンの台詞回しが上手く、心情描写が素晴らしいです。ストーリーの進行は結構ゆっくりなのに退屈感を全く感じません。
世界観の説明が最低限で、
無駄な解説が少ない点もGood。
また、藤本タツキ先生の前作
『ファイアパンチ』と比べてみると、
本作は少年誌ということもあってか、
かなり親切に読者への配慮がなされており、
格段に読みやすくなっています。
ファイアパンチは人によって
好みがハッキリと別れる漫画でしたが、
本作は誰にでも自信を持って
勧めることができます。オススメです!
ベスト500レビュアー
Amazonで購入
レビュー読まずに何となく買ってみたら大当たりだった。
あとからレビュー読んだら予想通りの高評価だった。
物語への引き込み方が非常に巧みであっという間にのめり込む。
主人公も憎めないバカでとても良い。スカッとする性格というのか。
主人公が乳を揉めるように本気で応援したい。
ところで私はレビューを書くときに
「既にたくさんの高評価が為されている良作品」はあまりレビューしない。
だって良い作品であることは既に他のだれかが伝えてくれているから。
良い作品なのにレビューが少ないとか、粗悪な作品とか、主にそういうのばかり書いています。
この作品は面白いと感じたが既にたくさんのレビューがあったので書くつもりはなかったのですが
他レビューにあった「連載誌のアンケートでは低評価」という情報に目を疑い、
こんな良い作品がそんな訳の分からんアンケート結果で打ち切りになるようではいけないと思い
高評価を投じる契機となりました。多くの読者の目に留まり、たくさん売れて長く続くことを祈ります。
あとからレビュー読んだら予想通りの高評価だった。
物語への引き込み方が非常に巧みであっという間にのめり込む。
主人公も憎めないバカでとても良い。スカッとする性格というのか。
主人公が乳を揉めるように本気で応援したい。
ところで私はレビューを書くときに
「既にたくさんの高評価が為されている良作品」はあまりレビューしない。
だって良い作品であることは既に他のだれかが伝えてくれているから。
良い作品なのにレビューが少ないとか、粗悪な作品とか、主にそういうのばかり書いています。
この作品は面白いと感じたが既にたくさんのレビューがあったので書くつもりはなかったのですが
他レビューにあった「連載誌のアンケートでは低評価」という情報に目を疑い、
こんな良い作品がそんな訳の分からんアンケート結果で打ち切りになるようではいけないと思い
高評価を投じる契機となりました。多くの読者の目に留まり、たくさん売れて長く続くことを祈ります。
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
ジャンル的には『デビルマン』『寄生獣』『東京喰種』『亜人』の系譜。
ネット上でバズったようで、売上部数の割にはレビュー数も異様に多いが、なんのことはない、一部の信者の声が大きいだけ。
まず作画のレベルが低すぎる。『進撃の巨人』も連載開始当初は揶揄されたものだが、これはそれを下回るほどの下手さ。おかげで戦闘シーンも見にくい。躍動感も感じられない。
コマ割りも構図も凡庸。本作に限らず、全体的に最近のジャンプは画力水準が低すぎないか? 黄金期のレベルの高さは見る影もない。
しかも進撃と違ってこちらは内容もつまらない。
基本的にデビルハンター(悪魔と契約して力を借りた人間)が悪魔と戦うだけの話で、敵の目的の謎や主人公の謎など、多少の仕掛けや伏線はあるものの、他作に比べて秀でているかというと? サブキャラクターも使い捨てが多く、基本的に大した掘り下げはない。
主人公が社会の底辺なのも目新しさを狙ったり、世相(?)を反映する意図があるのかもしれないが、それを本質的な物語性にまで昇華できていない。要素要素がバラバラな印象だ。有機的な統一性がとれていない。そもそもこの作品のテーマは何なのか。
陳腐な内容を、邪道な展開(簡単に味方が死ぬ・裏切る)と中途半端なエロ&グロ描写(絵が下手なのでそこまで感じないが、表現そのものはかなりグロい)で誤魔化しているだけ。
進撃を却下した少年ジャンプ編集部がなぜこの作品にはGOサインを出したのか、理解に苦しむ。進撃を手放したことがトラウマになっているのだろうか。
あと個人的には作者の教養のなさがひしひしと伝わってきて辛い。日本語が汚すぎる。ロクな本を読んでいないのではないか。
「ソ連」とか「ロシア」とか出てくるけど、どっちなんだよw どういう世界設定なんだ。
『デビルマン』にしても『寄生獣』にしても『亜人』にしても、悪魔や寄生生物、亜人といった「異物」に対する人間社会の反応を必ず描写していた。そうでないとウソになると解っていたのだろう。
が、本作ではそういった描写はなく、主人公と彼が属している公安というごく狭い範囲しか描かれない。例えば「銃の悪魔」(火縄銃の誕生が15世紀に入ってからなのに、銃の悪魔ってなんだよwという感じだが、まあそれはいい)は世界中に被害をもたらした国際問題のはずなのに、その行方を追うための鍵となる銃の悪魔の肉片を、なぜ日本の公安が独占できるのか? これも作者の社会観が未熟だからだろう。
また、正真正銘の悪魔や主人公デンジのようないわゆる「デビルマン」の他に、死んだ人間の肉体に悪魔が取り憑いた「魔人」という存在が複数登場するのだが、作中で「魔人になると悪魔だったときと比べて能力が低下する」と説明されているわりに、では悪魔がわざわざ魔人になるメリットは?というと、それは一切謎である。寄生生物と違って悪魔は寄生する必要はないし、『デビルマン』の悪魔と違って本作の悪魔は実体が存在する。魔人は独特の顔で普通の人間とは判別できるという設定だから、人間社会に溶け込めるメリットもない。設定の詰めの甘さを感じる。
ついでに言うとエロ関係の描写もエロいというよりは下品。そしてガキっぽい。
要は、全体的に子供騙しなのだ(少年ジャンプだから…と言われればそれまでだが)。
漫画家だって漫画だけ書いていればいいわけではなく、良い作品を書くには最低限の教養が必要だ。
5巻まで我慢して読んだが、別段面白くなる気配がない。
いかにネット上の評価や宣伝が歪んでいるか、改めて痛感させられた。
いやしかし、週刊少年ジャンプは本当に質が落ちましたね。
ネット上でバズったようで、売上部数の割にはレビュー数も異様に多いが、なんのことはない、一部の信者の声が大きいだけ。
まず作画のレベルが低すぎる。『進撃の巨人』も連載開始当初は揶揄されたものだが、これはそれを下回るほどの下手さ。おかげで戦闘シーンも見にくい。躍動感も感じられない。
コマ割りも構図も凡庸。本作に限らず、全体的に最近のジャンプは画力水準が低すぎないか? 黄金期のレベルの高さは見る影もない。
しかも進撃と違ってこちらは内容もつまらない。
基本的にデビルハンター(悪魔と契約して力を借りた人間)が悪魔と戦うだけの話で、敵の目的の謎や主人公の謎など、多少の仕掛けや伏線はあるものの、他作に比べて秀でているかというと? サブキャラクターも使い捨てが多く、基本的に大した掘り下げはない。
主人公が社会の底辺なのも目新しさを狙ったり、世相(?)を反映する意図があるのかもしれないが、それを本質的な物語性にまで昇華できていない。要素要素がバラバラな印象だ。有機的な統一性がとれていない。そもそもこの作品のテーマは何なのか。
陳腐な内容を、邪道な展開(簡単に味方が死ぬ・裏切る)と中途半端なエロ&グロ描写(絵が下手なのでそこまで感じないが、表現そのものはかなりグロい)で誤魔化しているだけ。
進撃を却下した少年ジャンプ編集部がなぜこの作品にはGOサインを出したのか、理解に苦しむ。進撃を手放したことがトラウマになっているのだろうか。
あと個人的には作者の教養のなさがひしひしと伝わってきて辛い。日本語が汚すぎる。ロクな本を読んでいないのではないか。
「ソ連」とか「ロシア」とか出てくるけど、どっちなんだよw どういう世界設定なんだ。
『デビルマン』にしても『寄生獣』にしても『亜人』にしても、悪魔や寄生生物、亜人といった「異物」に対する人間社会の反応を必ず描写していた。そうでないとウソになると解っていたのだろう。
が、本作ではそういった描写はなく、主人公と彼が属している公安というごく狭い範囲しか描かれない。例えば「銃の悪魔」(火縄銃の誕生が15世紀に入ってからなのに、銃の悪魔ってなんだよwという感じだが、まあそれはいい)は世界中に被害をもたらした国際問題のはずなのに、その行方を追うための鍵となる銃の悪魔の肉片を、なぜ日本の公安が独占できるのか? これも作者の社会観が未熟だからだろう。
また、正真正銘の悪魔や主人公デンジのようないわゆる「デビルマン」の他に、死んだ人間の肉体に悪魔が取り憑いた「魔人」という存在が複数登場するのだが、作中で「魔人になると悪魔だったときと比べて能力が低下する」と説明されているわりに、では悪魔がわざわざ魔人になるメリットは?というと、それは一切謎である。寄生生物と違って悪魔は寄生する必要はないし、『デビルマン』の悪魔と違って本作の悪魔は実体が存在する。魔人は独特の顔で普通の人間とは判別できるという設定だから、人間社会に溶け込めるメリットもない。設定の詰めの甘さを感じる。
ついでに言うとエロ関係の描写もエロいというよりは下品。そしてガキっぽい。
要は、全体的に子供騙しなのだ(少年ジャンプだから…と言われればそれまでだが)。
漫画家だって漫画だけ書いていればいいわけではなく、良い作品を書くには最低限の教養が必要だ。
5巻まで我慢して読んだが、別段面白くなる気配がない。
いかにネット上の評価や宣伝が歪んでいるか、改めて痛感させられた。
いやしかし、週刊少年ジャンプは本当に質が落ちましたね。
他の国からのトップレビュー

Noah Raider
5つ星のうち5.0
Wonderful!
2019年9月23日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
came very fast! Would buy form again! Very happy
現時点ではこのメニューの読み込みに問題があります。