この商品をお持ちですか?
マーケットプレイスに出品する

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません 。詳細はこちら
Kindle Cloud Readerを使い、ブラウザですぐに読むことができます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
タブーの正体!: マスコミが「あのこと」に触れない理由 (ちくま新書) 新書 – 2012/1/5
川端 幹人
(著)
購入を強化する
電力会社からAKB48、皇室タブーまで、マスコミ各社が過剰な自己規制に走ってしまうのはなぜか? 『噂の眞相』元副編集長がそのメカニズムに鋭く迫る!
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社筑摩書房
- 発売日2012/1/5
- 寸法10.8 x 1.3 x 17.3 cm
- ISBN-104480066454
- ISBN-13978-4480066459
この商品を買った人はこんな商品も買っています
ページ: 1 / 1 最初に戻るページ: 1 / 1
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
どれだけ重大な事実であろうと、マスコミが口を閉ざしてしまうことがある。大物政治家の不正疑惑、大手企業が引き起こした不祥事、有名タレントの薬物使用疑惑…。「報道の自由」を掲げながらも、新聞やテレビ、出版各社が、過剰な自主規制に走ってしまうのはなぜか?『噂の眞相』副編集長時代に右翼から襲撃を受けた経験を持つフリージャーナリストが、闇に葬られた数々の実例を取り上げながら、ネット時代の今もメディア・タブーが増殖し続けるメカニズムに鋭く迫る。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
川端/幹人
1959年和歌山県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。自販機本編集、映画の脚本家などを経て、伝説のスキャンダル雑誌『噂の眞相』の副編集長に。すべての編集・取材を統括すると同時に、皇室論、検察スキャンダルなどを執筆、多方面で話題となる。2001年には編集長の岡留安則氏とともに右翼団体の襲撃を受け、負傷。同誌休刊後はフリージャーナリスト兼編集者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1959年和歌山県生まれ。中央大学法学部法律学科卒業。自販機本編集、映画の脚本家などを経て、伝説のスキャンダル雑誌『噂の眞相』の副編集長に。すべての編集・取材を統括すると同時に、皇室論、検察スキャンダルなどを執筆、多方面で話題となる。2001年には編集長の岡留安則氏とともに右翼団体の襲撃を受け、負傷。同誌休刊後はフリージャーナリスト兼編集者として活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
Kindle化リクエスト
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
このタイトルのKindle化をご希望の場合、こちらをクリックしてください。
Kindle をお持ちでない場合、こちらから購入いただけます。 Kindle 無料アプリのダウンロードはこちら。
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2012/1/5)
- 発売日 : 2012/1/5
- 言語 : 日本語
- 新書 : 208ページ
- ISBN-10 : 4480066454
- ISBN-13 : 978-4480066459
- 寸法 : 10.8 x 1.3 x 17.3 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 371,157位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 283位メディアと社会
- - 622位ジャーナリズム (本)
- - 1,300位ちくま新書
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
45 件のグローバル評価
評価はどのように計算されますか?
全体的な星の評価と星ごとの割合の内訳を計算するために、単純な平均は使用されません。その代わり、レビューの日時がどれだけ新しいかや、レビューアーがAmazonで商品を購入したかどうかなどが考慮されます。また、レビューを分析して信頼性が検証されます。
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2021年6月26日に日本でレビュー済み
違反を報告する
Amazonで購入
ちくま新書の面目躍如。ちくま新書100冊という設定があれば、入る可能性が高い傑作中の傑作。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
ベスト1000レビュアー
Amazonで購入
マスコミが触れない「あのこと」つまりタブーは、「暴力」「権力」「経済力」をその背景として明白に存在すると筆者は言う。現代の日本においてそのタブーは、
「皇室」「宗教」「同和」に加えて、「検察」「警察」「ユダヤ」そして一部の芸能プロダクションにまで及んでいると指摘する。筆者は、過去「噂の真相」の副編集長で
あった時に、記事で「雅子妃」と呼ぶべきところを「雅子」と呼び捨てにして記事を出したがゆえに、右翼の襲撃を受け、以後その恐怖で「転向」せざるを
得なかったと認めている。それでも、同じく襲われた上司である編集長が何とかその暴力に抵抗しようと戦っている姿と比して、自分は「へっぴり腰」で
まったく情けない恰好で逃げていたことを彼は正直に吐露する。だが、最近のタブーを支えるものは、刑事告発を受けるリスクを包含している暴力から、
「経済力」に変質を遂げて来ている。つまり、その対象とするメディアよりの広告の引揚げに代表される経済的締め付けの方が合法かつ有効的に
その目的を達している。最近の一部「マスメディア」の偏向的な横暴極まる報道は、私だけでなく多くの人間は決して好意的には捉えてきていないこと
は事実であろう。だが、一方、日本人の多くは公平かつ中立的な報道姿勢を有してくれるなら、メディアには今後も健全かつ強力な形で存在してくれることを
大いに期待しているはずだ。皇室をタブーとして暴力でその目的を遂げようとする過激な右翼、オウムに代表される「宗教」と称する詐欺的暴力機関、そして
「弱者の権利」を無限化し、横暴を尽くす一部同和運動に対して、警察という国家権力で取り締まるには、メディアの告発や取材力は必要不可欠だと
信じている。著者もいろいろな意味でそれらタブーによって弱体化したメディアが今一度、「へっぴり腰」の戦いを始めることに必要性を説いてこの著書を
終えているが、その為には一般大衆のメディアに対する信頼の回復が何よりも必要条件であることを、まずメディアは認識することから始めるべきだと私は
思っている。
「皇室」「宗教」「同和」に加えて、「検察」「警察」「ユダヤ」そして一部の芸能プロダクションにまで及んでいると指摘する。筆者は、過去「噂の真相」の副編集長で
あった時に、記事で「雅子妃」と呼ぶべきところを「雅子」と呼び捨てにして記事を出したがゆえに、右翼の襲撃を受け、以後その恐怖で「転向」せざるを
得なかったと認めている。それでも、同じく襲われた上司である編集長が何とかその暴力に抵抗しようと戦っている姿と比して、自分は「へっぴり腰」で
まったく情けない恰好で逃げていたことを彼は正直に吐露する。だが、最近のタブーを支えるものは、刑事告発を受けるリスクを包含している暴力から、
「経済力」に変質を遂げて来ている。つまり、その対象とするメディアよりの広告の引揚げに代表される経済的締め付けの方が合法かつ有効的に
その目的を達している。最近の一部「マスメディア」の偏向的な横暴極まる報道は、私だけでなく多くの人間は決して好意的には捉えてきていないこと
は事実であろう。だが、一方、日本人の多くは公平かつ中立的な報道姿勢を有してくれるなら、メディアには今後も健全かつ強力な形で存在してくれることを
大いに期待しているはずだ。皇室をタブーとして暴力でその目的を遂げようとする過激な右翼、オウムに代表される「宗教」と称する詐欺的暴力機関、そして
「弱者の権利」を無限化し、横暴を尽くす一部同和運動に対して、警察という国家権力で取り締まるには、メディアの告発や取材力は必要不可欠だと
信じている。著者もいろいろな意味でそれらタブーによって弱体化したメディアが今一度、「へっぴり腰」の戦いを始めることに必要性を説いてこの著書を
終えているが、その為には一般大衆のメディアに対する信頼の回復が何よりも必要条件であることを、まずメディアは認識することから始めるべきだと私は
思っている。
2013年6月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
皇室・同和・検察・政治家・電力村・大企業・大手芸能プロダクションetc...、現代のタブーであるそれらの問題点や不正をまったく報道しないマスコミの内幕について解説されています。
著者は昔「噂の真相」なる反政治権力・反権威スキャンダリズムを標榜していた雑誌の副編集長を務めていた方。
この本読むとマスコミってか〜なり問題がある体質だと改めて思い知らされる。
権力・暴力・経済力による報復を恐れて、不正に対して踏み込んだ報道が一切できていないとの事。
その辺は著者が実際に右翼関係者に暴行を受けた経験や検察に明らかな不当起訴をされた経験もあるそうで、かなり突っ込んで具体例を挙げて書かれてます。
なかでも経済力による圧力が非常に大きく、利潤をださないといけない報道機関がスポンサーである大企業にまったく逆らえない話なんて読んでてイヤになってきた。
そういや、三菱パジェロの炎上事件の時に、販売台数と炎上事件発生件数データから考えたら10倍以上も燃えてるはずの他メーカーの報道が一切されてなかったもんなぁ。
(ちなみにトヨタ自動車がマスコミにかけてる宣伝広告費はトップクラスだそうです。)
JRの批判記事書いた雑誌はキヨスクで売らせなくしたり...なんて圧力とか、
某政治宗教団体の○○新聞を全国各地の新聞会社の子会社に分散して印刷することで、その印刷費で圧力をかけてる
(批判記事載せたら印刷委託を減らす)とかもあるそうです。
確かに財布を握られたら何もできないってのは仕方ないんでしょうね。
だから、叩ける所を寄ってたかってみんなで叩くという報道姿勢になっているとの話。確かにその通り。
そういやこの前、喫茶店で読んだ写真週刊誌がどっかの中小タクシー会社の社長の傍若無人ぶりを容赦なく叩いてたが、
この本読んだ後なんで、どうせスポンサーになってる大企業でもそんな人は山のようにいるけど、そちらに対しては何も書けないんだろうなぁ、なんて感じた。
なお、出版社が名誉毀損で訴えらて敗訴した場合に払う損害賠償金額が5〜10倍に法改正されたそうで、その事も突っ込んだ取材ができなくなってる原因だそうです。
原発問題に関する話も書かれており、各電力会社からはトヨタやホンダ、JR以上のすごい額の宣伝広告費がマスコミ各社に落ちてて、
報道機関自体が電力村の一員というか、一体そのものという話...。
そもそも独占企業である電力会社がなんでそんなに宣伝広告費がいるのか?という著者の指摘は至極もっともだと感じた。
ネットの情報も取捨選択が難しいから頼りにならないし、利害関係があまりない海外の報道も目を通せるように英語力が必要かなぁ...
なんて震災を機に考えてたけど、本当にそうした方がええなと改めて思い知らされる内容。
海外の報道も利害関係が薄い分無責任な所もあるんでしょうけど。
これからは色んな情報を様々な媒体から得て、マスコミが報道できない裏も考えて...なんて思考方法が必要なんでしょうね。
面倒な話だ。
だから、もう少し翻訳とかのツールが発達してきて、海外からの情報をもっと簡単に取得できるようになることを期待しますね。
まぁこれ読んどきゃ大丈夫、この人の言うことは全部信じてOK!なんて姿勢はなんかの宗教にハマってるか洗脳でもされてることになるわけだから、そういう思考(色んな情報を取捨選択し、自分で考える)をするべきなのは当然と言えば当然なわけですが。
正直、この本読んでると嫌〜な気分になりました。
まぁ世の中キレイ事だけで動いてるわけでないでしょうし、民主主義だろうと社会主義だろうと力を持つ者が甘い汁を吸う...となるわな...
なんて感じたから。
しかし、気分は悪くなれども、一読をお奨めする本です。
著者は昔「噂の真相」なる反政治権力・反権威スキャンダリズムを標榜していた雑誌の副編集長を務めていた方。
この本読むとマスコミってか〜なり問題がある体質だと改めて思い知らされる。
権力・暴力・経済力による報復を恐れて、不正に対して踏み込んだ報道が一切できていないとの事。
その辺は著者が実際に右翼関係者に暴行を受けた経験や検察に明らかな不当起訴をされた経験もあるそうで、かなり突っ込んで具体例を挙げて書かれてます。
なかでも経済力による圧力が非常に大きく、利潤をださないといけない報道機関がスポンサーである大企業にまったく逆らえない話なんて読んでてイヤになってきた。
そういや、三菱パジェロの炎上事件の時に、販売台数と炎上事件発生件数データから考えたら10倍以上も燃えてるはずの他メーカーの報道が一切されてなかったもんなぁ。
(ちなみにトヨタ自動車がマスコミにかけてる宣伝広告費はトップクラスだそうです。)
JRの批判記事書いた雑誌はキヨスクで売らせなくしたり...なんて圧力とか、
某政治宗教団体の○○新聞を全国各地の新聞会社の子会社に分散して印刷することで、その印刷費で圧力をかけてる
(批判記事載せたら印刷委託を減らす)とかもあるそうです。
確かに財布を握られたら何もできないってのは仕方ないんでしょうね。
だから、叩ける所を寄ってたかってみんなで叩くという報道姿勢になっているとの話。確かにその通り。
そういやこの前、喫茶店で読んだ写真週刊誌がどっかの中小タクシー会社の社長の傍若無人ぶりを容赦なく叩いてたが、
この本読んだ後なんで、どうせスポンサーになってる大企業でもそんな人は山のようにいるけど、そちらに対しては何も書けないんだろうなぁ、なんて感じた。
なお、出版社が名誉毀損で訴えらて敗訴した場合に払う損害賠償金額が5〜10倍に法改正されたそうで、その事も突っ込んだ取材ができなくなってる原因だそうです。
原発問題に関する話も書かれており、各電力会社からはトヨタやホンダ、JR以上のすごい額の宣伝広告費がマスコミ各社に落ちてて、
報道機関自体が電力村の一員というか、一体そのものという話...。
そもそも独占企業である電力会社がなんでそんなに宣伝広告費がいるのか?という著者の指摘は至極もっともだと感じた。
ネットの情報も取捨選択が難しいから頼りにならないし、利害関係があまりない海外の報道も目を通せるように英語力が必要かなぁ...
なんて震災を機に考えてたけど、本当にそうした方がええなと改めて思い知らされる内容。
海外の報道も利害関係が薄い分無責任な所もあるんでしょうけど。
これからは色んな情報を様々な媒体から得て、マスコミが報道できない裏も考えて...なんて思考方法が必要なんでしょうね。
面倒な話だ。
だから、もう少し翻訳とかのツールが発達してきて、海外からの情報をもっと簡単に取得できるようになることを期待しますね。
まぁこれ読んどきゃ大丈夫、この人の言うことは全部信じてOK!なんて姿勢はなんかの宗教にハマってるか洗脳でもされてることになるわけだから、そういう思考(色んな情報を取捨選択し、自分で考える)をするべきなのは当然と言えば当然なわけですが。
正直、この本読んでると嫌〜な気分になりました。
まぁ世の中キレイ事だけで動いてるわけでないでしょうし、民主主義だろうと社会主義だろうと力を持つ者が甘い汁を吸う...となるわな...
なんて感じたから。
しかし、気分は悪くなれども、一読をお奨めする本です。
2012年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の方のように難しいことはわかりませんが、読んでて面白かったです。
政治や経済と言った偏ってはいけないことに関する、誰かの発言を記載した記事でも社によって報じる部分、報じる内容が大きく異なっていることから、マスコミに対して不信感を感じました。
以前はこういったマスコミの姿勢に対して思うことはあったのですが、誤字ひとつで大騒ぎをしたりと最近はマスコミの必要性を考えるようになりました。
とはいえ実際に働いてるのは同じ人間ですし、食べなければやっていけないという面も理解できます。
ただ、この本を読んで一番思ったのは、やむをえない事情が混在する決して全てが綺麗ではないこの現実の中で、この著者のような考えを持っている人が多かったらまた違ったマスコミが出来てたんじゃないかとおもいました。
読み応えがあって、マスコミに対していろいろ考えさせられる良い読み物でした。
読み方によっては、マスコミに対して諦めもつくと思います。
政治や経済と言った偏ってはいけないことに関する、誰かの発言を記載した記事でも社によって報じる部分、報じる内容が大きく異なっていることから、マスコミに対して不信感を感じました。
以前はこういったマスコミの姿勢に対して思うことはあったのですが、誤字ひとつで大騒ぎをしたりと最近はマスコミの必要性を考えるようになりました。
とはいえ実際に働いてるのは同じ人間ですし、食べなければやっていけないという面も理解できます。
ただ、この本を読んで一番思ったのは、やむをえない事情が混在する決して全てが綺麗ではないこの現実の中で、この著者のような考えを持っている人が多かったらまた違ったマスコミが出来てたんじゃないかとおもいました。
読み応えがあって、マスコミに対していろいろ考えさせられる良い読み物でした。
読み方によっては、マスコミに対して諦めもつくと思います。
ベスト100レビュアー
Amazonで購入
この日本には現在多数のタブーが存在している。皇室タブー、宗教タブー、同和タブー、在日タブー、検察タブー、警察タブー、財務省タブー、ユダヤタブー、企業タブー、原発タブー、マスコミタブー・・・etc・・挙げて行けばきりがありません!!
著者の川端さんが述べているようにこの種のタブーは、2つに大別できるようです。1つは、それを破る事によつて引き起こされる暴力が想定される場合。2つ目は、それを破る事によって、社会的、経済的危機が想定される場合。
1、私もリアルタイムで知っていますが、嶋中事件(風流夢譚はいまだ絶版です)山口二矢が浅沼稲二郎を刺殺した事件をモデルにした、大江健三郎のセブンティーン第2部、政治少年死すの出版中止事件(いまだ継続中)、また、近年では、著者が体験した、右翼による噂の真相社襲撃事件・・・2、マルコポーロ事件、週刊ポスト事件・・・
私も個人として、トラブルに巻き込まれやくざに胸ぐらをつかまれた事もありますし、あまりこういうことをしていたら呼び出しを喰らいますよ、と暗に上からの圧力を匂わされた事もあります。それは怖いものです。
著者は、タブーの増殖、肥大化を食い止める為には、とにかくギリギリまでタブーに近づく事、そして、タブーの正体を常にあらわにし続けることと述べています。しかし、噂の真相はそうではなかったと思いますが、マスコミ自体がタブーと戦う姿勢を見せながらもまた同時に、タブーの増殖を助長し、それ自体がタブーと化しているこの事実をどう考えているんでしょうか?著者は、あの噂の真相の副編集長!!
著者の川端さんが述べているようにこの種のタブーは、2つに大別できるようです。1つは、それを破る事によつて引き起こされる暴力が想定される場合。2つ目は、それを破る事によって、社会的、経済的危機が想定される場合。
1、私もリアルタイムで知っていますが、嶋中事件(風流夢譚はいまだ絶版です)山口二矢が浅沼稲二郎を刺殺した事件をモデルにした、大江健三郎のセブンティーン第2部、政治少年死すの出版中止事件(いまだ継続中)、また、近年では、著者が体験した、右翼による噂の真相社襲撃事件・・・2、マルコポーロ事件、週刊ポスト事件・・・
私も個人として、トラブルに巻き込まれやくざに胸ぐらをつかまれた事もありますし、あまりこういうことをしていたら呼び出しを喰らいますよ、と暗に上からの圧力を匂わされた事もあります。それは怖いものです。
著者は、タブーの増殖、肥大化を食い止める為には、とにかくギリギリまでタブーに近づく事、そして、タブーの正体を常にあらわにし続けることと述べています。しかし、噂の真相はそうではなかったと思いますが、マスコミ自体がタブーと戦う姿勢を見せながらもまた同時に、タブーの増殖を助長し、それ自体がタブーと化しているこの事実をどう考えているんでしょうか?著者は、あの噂の真相の副編集長!!
2012年4月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
マスコミが報じない様々なタブーについて、それがタブーになったきっかけとなった事件や、具体的にどういった報道が消されてきたのかが詳細に書かれている。
マスコミのタブーと言われて、ぱっと思いつくのは電通、同和、ジャニーズ、最近で言えば原発・電力会社関係だが、
この本ではその他にも、皇室、政治権力、ユダヤなど、あまり聞いたことがないものにも触れている。
著者は、物事がタブーとなる要因を、暴力の恐怖、権力の恐怖、経済の恐怖といった3つに分類し、分かりやすく解説している。
マスコミが恐怖に屈し、タブーを避けることは、マスメディアの存在意義を著しく損なっているだろう。
ネットが普及したとはいえ、メディアというものは世の中に対して未だに多大な影響力を有しており、
彼らがタブーをタブーとして避けてきたことが、例えば福島における原発事故であったり、
今の日本の社会の低迷の遠因(もしくは直接的な原因)の一つになっているのではないだろうか。
また、タブーはなんらかの「恐怖」からくるもので、マスコミは一方的な被害者に見える部分もあるが、結局は「持ちつ持たれつ」のような部分も大きく、
やはりマスコミのタブーに屈する姿勢というものは、非難されてしかるべきものであると思う。
著者は、本書の中で、メディアが市場原理に組み込まれていったと述べているが、
結局のところ、現在の新自由主義だったりグローバル化だったりという流れの中、
最近の大企業のように、メディアも自分たちの会社の利益のみを追究し、もっと大きな視点、
例えば、地域、社会、国のために正義を追究するといった気概はなくなってきているのだろう。
この本を読んでいると、マスコミの未来は真っ暗に思えて気分が落ち込んでくるが、
やはり、マスコミには本来の独立性を取り戻してもらい、「マスゴミ」などと呼ばれないようになってほしい。
マスコミのタブーと言われて、ぱっと思いつくのは電通、同和、ジャニーズ、最近で言えば原発・電力会社関係だが、
この本ではその他にも、皇室、政治権力、ユダヤなど、あまり聞いたことがないものにも触れている。
著者は、物事がタブーとなる要因を、暴力の恐怖、権力の恐怖、経済の恐怖といった3つに分類し、分かりやすく解説している。
マスコミが恐怖に屈し、タブーを避けることは、マスメディアの存在意義を著しく損なっているだろう。
ネットが普及したとはいえ、メディアというものは世の中に対して未だに多大な影響力を有しており、
彼らがタブーをタブーとして避けてきたことが、例えば福島における原発事故であったり、
今の日本の社会の低迷の遠因(もしくは直接的な原因)の一つになっているのではないだろうか。
また、タブーはなんらかの「恐怖」からくるもので、マスコミは一方的な被害者に見える部分もあるが、結局は「持ちつ持たれつ」のような部分も大きく、
やはりマスコミのタブーに屈する姿勢というものは、非難されてしかるべきものであると思う。
著者は、本書の中で、メディアが市場原理に組み込まれていったと述べているが、
結局のところ、現在の新自由主義だったりグローバル化だったりという流れの中、
最近の大企業のように、メディアも自分たちの会社の利益のみを追究し、もっと大きな視点、
例えば、地域、社会、国のために正義を追究するといった気概はなくなってきているのだろう。
この本を読んでいると、マスコミの未来は真っ暗に思えて気分が落ち込んでくるが、
やはり、マスコミには本来の独立性を取り戻してもらい、「マスゴミ」などと呼ばれないようになってほしい。