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登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- Is Discontinued By Manufacturer : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83.16 g
- EAN : 4988107217179
- 監督 : マーティン・スコセッシ
- メディア形式 : 色, ドルビー, 限定版, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 54 分
- 発売日 : 2002/11/1
- 出演 : ロバート・デ・ニーロ, シビル・シェパード, ピーター・ボイル, ジョディ・フォスター, アルバート・ブルックス
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Surround)
- 販売元 : ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
- ASIN : B00006JOJA
- ディスク枚数 : 1
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 99,424位DVD (の売れ筋ランキングを見るDVD)
- - 9,547位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
商品の説明
Amazonレビュー
タクシー運転手のトラビスは、大統領候補の選挙運動員ベッツィに心を惹かれる。だが、デートは失敗。そんな折、トラビスは13歳の売春婦、アイリスと出会い、足を洗うよう説得する。トラビスは使命を感じ、アイリスのいる売春宿に向かったのだが…。
ニューヨークの夜を走る1人のタクシードライバーを主人公に、現代都市に潜む狂気と混乱を描く。ベトナム帰りの青年トラヴィスをロバート・デ・ニーロが演じ、世界の不浄さへのいらだちを見事に表現した。トラビスの強烈な個性は、70年代を代表する屈折したヒーロー像となった。
監督は、マーティン・スコセッシ。ホームタウンのニューヨークを舞台に、先鋭な人間ドラマを作りあげた。これが遺作となったバーナード・ハーマンの音楽も印象的で、特にトム・スコットのアルトサックスが冴えわたっている。(アルジオン北村)
内容(「キネマ旬報社」データベースより)
アカデミー賞俳優・ロバート・デ・ニーロの出世作となったアクションドラマ。社会の不浄に憤りを感じた帰還兵・トラヴィスは無謀ともいえるある計画を実行する。“Big Buy 2500”第3弾。2003年1月31日までの期間限定出荷。
内容(「Oricon」データベースより)
ニューヨークの街を流すタクシードライバーの孤独と絶望と狂気を描いた、ロバート・デ・ニーロ主演で贈る傑作ドラマ。
レビュー
製作: マイケル・フィリップス/ジュリア・フィリップス 監督・出演: マーティン・スコセッシ 脚本: ポール・シュレイダー 撮影: マイケル・チャップマン 音楽: バーナード・ハーマン 出演: ロバート・デ・ニーロ/シビル・シェパード/ピーター・ボイル/ジョディ・フォスター/アルバート・ブルックス/ハーヴェイ・カイテル/ジョー・スピネル/ダイアン・アボット
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
星5つ中の4.1
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上位レビュー、対象国: 日本
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No1レビュアー殿堂入りNo1レビュアー
Amazonで購入
(注意)このレビュー欄はamazonが間違ってロバート・デ・ニーロ主演の「タクシードライバー」とリュック・ベッソン監督作品でもなんでもない「TAXIダイヤモンド・ミッション」なる作品とが混載されている様なのでご注意下さい。以下は「タクシードライバー」のレビューです。
流石アメリカンニューシネマの代表作と言われるだけの、行き場のない社会への咆哮を感じさせる傑作だ。最近では「ファイト・クラブ」の過激な作風やテーマ性が近く、公開当時の衝撃が容易に想像できる。
彼は背中に大きな傷が有り、途中でミリタリージャケットを着ているものの、自称する海兵隊のベトナム帰還兵とは恐らく違う。無計画な行動や銃での急所の狙い方すら素人で、実態は圧倒的な軍や兵士の力に憧れている気弱な青年の設定なのだろう。だからタクシー会社の採用では理想の姿を演じたのだ。
真面目だが社会性の欠如した男がイエローキャブのタクシードライバーに就き、道端の人間模様を垣間見たり、様々な客を載せる事で社会を見極めたかの様な勘違いに陥る。
自分探しを始めようとするものの、知的上流階級には卑屈になるだけで彼の無学やぎこちない対人能力では受け入れられない。やがてそれは権力者に対する憎悪や、社会底辺の汚れた人間への嫌悪感に変質する。何故、真面目に働いている俺が馬鹿をみるのか、それは社会の方が間違っているからだと。
その歪んだ正義は単なる自己陶酔と世間への八つ当たりに過ぎないのだが、社会浄化の大義名分を得て、ロバート・デニーロ演じる主人公トラビスは暴走していくのだ。
実は彼自身が最も不条理な存在であり、法的手続きや面倒な交渉事を飛ばして、短絡的に相手を屈服させられる銃の力に頼る、危険で愚かな蒼い人間だ。
さて、でもここまで来ると誰も笑えなくなる。もし日本も米国同様に銃が簡単に手に入る社会なら、同様の事を考える人間が相当数居てもおかしくない。現代社会のストレスや格差に不条理を感じ、圧倒的な暴力性に惹かれる人間は確実に増えているだろう。ミリタリー・ジャケットとモヒカンと銃は、日本ならさしづめ特攻服とリーゼントと鉄バットの暴走族であり、トラビスとは精神的に大人に成りきれていないが正義心には溢れる、思い込み人間の象徴だ。
社会派の異端児マーティン・スコティッシ監督のメッセージとは、物欲に満たされた米国社会における新しい狂気の形の呈示だと思う。第二次大戦後の高揚は消えベトナム戦争では屈辱を味わい、国内は犯罪社会、格差社会、政治欺瞞の渦中にいる国民は、今後は何を精神的な支えに、何処に向かえば良いのかと問い掛ける。
そのヒントは途中でドライバー仲間ウィザード役のピーター・ボイルが語っている様に思う。「自分を探すのなら人と比べるな」と。
主観で歪みまくった脚本、凝ったカメラワークや色彩での演出、デニーロ達の魅惑の演技に惹き寄せられ、二時間があっという間だった。リマスターBlu-rayは夜のシーンも美しく再現していて文句の付けようがないが、特典映像が無い事だけが残念だ。
40年以上経過した作品だが、現代人の満たされない渇きや抑圧への反抗にも通ずる、とても普遍的で偉大な傑作です。
流石アメリカンニューシネマの代表作と言われるだけの、行き場のない社会への咆哮を感じさせる傑作だ。最近では「ファイト・クラブ」の過激な作風やテーマ性が近く、公開当時の衝撃が容易に想像できる。
彼は背中に大きな傷が有り、途中でミリタリージャケットを着ているものの、自称する海兵隊のベトナム帰還兵とは恐らく違う。無計画な行動や銃での急所の狙い方すら素人で、実態は圧倒的な軍や兵士の力に憧れている気弱な青年の設定なのだろう。だからタクシー会社の採用では理想の姿を演じたのだ。
真面目だが社会性の欠如した男がイエローキャブのタクシードライバーに就き、道端の人間模様を垣間見たり、様々な客を載せる事で社会を見極めたかの様な勘違いに陥る。
自分探しを始めようとするものの、知的上流階級には卑屈になるだけで彼の無学やぎこちない対人能力では受け入れられない。やがてそれは権力者に対する憎悪や、社会底辺の汚れた人間への嫌悪感に変質する。何故、真面目に働いている俺が馬鹿をみるのか、それは社会の方が間違っているからだと。
その歪んだ正義は単なる自己陶酔と世間への八つ当たりに過ぎないのだが、社会浄化の大義名分を得て、ロバート・デニーロ演じる主人公トラビスは暴走していくのだ。
実は彼自身が最も不条理な存在であり、法的手続きや面倒な交渉事を飛ばして、短絡的に相手を屈服させられる銃の力に頼る、危険で愚かな蒼い人間だ。
さて、でもここまで来ると誰も笑えなくなる。もし日本も米国同様に銃が簡単に手に入る社会なら、同様の事を考える人間が相当数居てもおかしくない。現代社会のストレスや格差に不条理を感じ、圧倒的な暴力性に惹かれる人間は確実に増えているだろう。ミリタリー・ジャケットとモヒカンと銃は、日本ならさしづめ特攻服とリーゼントと鉄バットの暴走族であり、トラビスとは精神的に大人に成りきれていないが正義心には溢れる、思い込み人間の象徴だ。
社会派の異端児マーティン・スコティッシ監督のメッセージとは、物欲に満たされた米国社会における新しい狂気の形の呈示だと思う。第二次大戦後の高揚は消えベトナム戦争では屈辱を味わい、国内は犯罪社会、格差社会、政治欺瞞の渦中にいる国民は、今後は何を精神的な支えに、何処に向かえば良いのかと問い掛ける。
そのヒントは途中でドライバー仲間ウィザード役のピーター・ボイルが語っている様に思う。「自分を探すのなら人と比べるな」と。
主観で歪みまくった脚本、凝ったカメラワークや色彩での演出、デニーロ達の魅惑の演技に惹き寄せられ、二時間があっという間だった。リマスターBlu-rayは夜のシーンも美しく再現していて文句の付けようがないが、特典映像が無い事だけが残念だ。
40年以上経過した作品だが、現代人の満たされない渇きや抑圧への反抗にも通ずる、とても普遍的で偉大な傑作です。
362人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2019年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本作は、ホアキン・フェニックス主演『ジョーカー』(2019 年)の元ネタのひとつとしても知られています。そうなると何か、カリスマ的なダークヒーローの話を想像してしまうのですが、実際はそうではありません。タクシー運転手の職で日銭を稼ぐ主人公トラヴィスが銃を手に入れ、ひょんなことから売春をしていた少女を救って英雄になってしまう様を、定点カメラのように淡々と観測しています。最後のドンパチを除いて基本的に派手なシーンはなし。本当に、この映画に関しては「観測」という表現がぴったりです。雰囲気としては、ポーランドの映画監督キェシロフスキを思い出しました(年代的にはキェシロフスキが後ですが)。
この作品は、ベトナム帰還兵という背景を知っていないと、たぶんアメリカ人でもよく理解できないのではないかと思います。同じくデ・ニーロ主演の『ディア・ハンター』にもありましたが、ベトナム戦争は兵隊たちの心身に大きな傷跡を残しました。怪我や四肢欠損のために寝たきりになったり、戦争のトラウマで精神をやられた者も多く、仕事以前に社会に復帰できないケースも多くありました。PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉が一般的になったのもベトナム戦争後からです。
その上、ベトナムはよく言われているように、アメリカにとって「大義なき戦争」でした。自由と民主主義のためと言いながら、アメリカの帝国主義的野望は隠すべくもなく、国民もそれに気がついていました。それゆえ、ベトナム帰還兵はアメリカ社会から非常に冷遇され、疎外された存在だったのです。
ニクソン大統領による戦争終結宣言が 1973 年です。この映画が作られた 1976 年、アメリカのあらゆる街にベトナム帰還兵がいました。そうなると、本作を当時見た者の衝撃、戸惑いというものが容易に想像できると思います。隣人がトラヴィスかもしれない……。ただ、本作のトラヴィスが本当に海兵隊員なのかははっきりとは分かりません。作中の描写を見る限りでは、ミリタリー的なものに憧れ、精神的に成熟しきれないおじさんのようにも見える。
いずれにせよ、トラヴィスが社会から何らかの疎外感を感じているらしいことは確実に分かります。しかし同時に、トラヴィスは社会を冷徹に、かつ主観的に観察してもいます。ゴミ溜めのような街、飛び交う罵声と暴力、偽善的な政治家。マグナムとかワルサーとかゴツい銃を買い込んで、トラヴィスは鏡に向かって脅し文句や早撃ちの練習をします。笑ってしまいますが、彼はいたって真面目な顔です。そこが怖い。社会の見えない力で押さえつけられていた男が、暴力によってその存在を示そうとする……。確かに本作が『ジョーカー』の元ネタであることが分かるシーンです。
こうして書くと何か、トラヴィスが犯罪者予備軍のようにも見えます。しかし映画のなかのトラヴィスは女の子を口説いたり、普通に会話もしていて、いわゆる「コミュ障」という感じはしません。しかしよく見ると、トラヴィスの会話は「他人の話を一方的に聞かされる」か、「他人に自分の話を一方的にする」のいずれかなのです。意思疎通が成立していない。というかできない。だからこそ、初デートでポルノ映画に連れて行ってしまうとか、頓珍漢なことをしてしまう。しかも彼は、それがなぜ悪いのか分からないのです。やはりどこかが外れています。
最終的にトラヴィスは売春宿に殴り込みをかけ、そこで働いていた少女アイリスを助けることになり、一躍、街の英雄になりました。ただ、なぜトラヴィスがアイリスにそこまで、それこそ命懸けで拘ったのか、その理由に関して詳しく説明されるわけではありません。これを説明不足と感じる人もいるかもしれませんが、トラヴィスはやはり「どこか外れた男」なので、説明しようとするとかえって不自然になってしまうんですよね。しかし彼を突き動かしたのが社会正義とか倫理ではないことは確実です。
作品を見れば分かりますが、トラヴィスは一歩間違えていれば、大統領候補のパランタイン上院議員を殺してもおかしくはありませんでした。不審者として SP から目をつけられていたので慌てて逃げたけど、ノーマークだったら絶対に撃っていたでしょうね。家を出る時も覚悟を決めたような描写がありました。
ところがパランタイン暗殺は不首尾に終わり、力を持て余したように、トラヴィスはその足でアイリスが働く売春宿に向かいます。そこで演じる大立ち回り。殺した対象がたまたま社会的に「悪」だったから良かったものの、「有権者の希望の星」を殺してた可能性もある。トラヴィスにとってはどちらを撃つのも関係なかったということです。
冒頭で書いたように、この映画はトラヴィスという男の「観測」であり、解説も何もありません。だからこそ多様な解釈が可能ではありますが、「英雄」と讃えられた男が実は「暴漢」の一歩手前だったこと、善悪の境界はごく曖昧で、かなり適当に決まる側面があることを、淡々とした描写で示しています。
この作品は、ベトナム帰還兵という背景を知っていないと、たぶんアメリカ人でもよく理解できないのではないかと思います。同じくデ・ニーロ主演の『ディア・ハンター』にもありましたが、ベトナム戦争は兵隊たちの心身に大きな傷跡を残しました。怪我や四肢欠損のために寝たきりになったり、戦争のトラウマで精神をやられた者も多く、仕事以前に社会に復帰できないケースも多くありました。PTSD(心的外傷後ストレス障害)という言葉が一般的になったのもベトナム戦争後からです。
その上、ベトナムはよく言われているように、アメリカにとって「大義なき戦争」でした。自由と民主主義のためと言いながら、アメリカの帝国主義的野望は隠すべくもなく、国民もそれに気がついていました。それゆえ、ベトナム帰還兵はアメリカ社会から非常に冷遇され、疎外された存在だったのです。
ニクソン大統領による戦争終結宣言が 1973 年です。この映画が作られた 1976 年、アメリカのあらゆる街にベトナム帰還兵がいました。そうなると、本作を当時見た者の衝撃、戸惑いというものが容易に想像できると思います。隣人がトラヴィスかもしれない……。ただ、本作のトラヴィスが本当に海兵隊員なのかははっきりとは分かりません。作中の描写を見る限りでは、ミリタリー的なものに憧れ、精神的に成熟しきれないおじさんのようにも見える。
いずれにせよ、トラヴィスが社会から何らかの疎外感を感じているらしいことは確実に分かります。しかし同時に、トラヴィスは社会を冷徹に、かつ主観的に観察してもいます。ゴミ溜めのような街、飛び交う罵声と暴力、偽善的な政治家。マグナムとかワルサーとかゴツい銃を買い込んで、トラヴィスは鏡に向かって脅し文句や早撃ちの練習をします。笑ってしまいますが、彼はいたって真面目な顔です。そこが怖い。社会の見えない力で押さえつけられていた男が、暴力によってその存在を示そうとする……。確かに本作が『ジョーカー』の元ネタであることが分かるシーンです。
こうして書くと何か、トラヴィスが犯罪者予備軍のようにも見えます。しかし映画のなかのトラヴィスは女の子を口説いたり、普通に会話もしていて、いわゆる「コミュ障」という感じはしません。しかしよく見ると、トラヴィスの会話は「他人の話を一方的に聞かされる」か、「他人に自分の話を一方的にする」のいずれかなのです。意思疎通が成立していない。というかできない。だからこそ、初デートでポルノ映画に連れて行ってしまうとか、頓珍漢なことをしてしまう。しかも彼は、それがなぜ悪いのか分からないのです。やはりどこかが外れています。
最終的にトラヴィスは売春宿に殴り込みをかけ、そこで働いていた少女アイリスを助けることになり、一躍、街の英雄になりました。ただ、なぜトラヴィスがアイリスにそこまで、それこそ命懸けで拘ったのか、その理由に関して詳しく説明されるわけではありません。これを説明不足と感じる人もいるかもしれませんが、トラヴィスはやはり「どこか外れた男」なので、説明しようとするとかえって不自然になってしまうんですよね。しかし彼を突き動かしたのが社会正義とか倫理ではないことは確実です。
作品を見れば分かりますが、トラヴィスは一歩間違えていれば、大統領候補のパランタイン上院議員を殺してもおかしくはありませんでした。不審者として SP から目をつけられていたので慌てて逃げたけど、ノーマークだったら絶対に撃っていたでしょうね。家を出る時も覚悟を決めたような描写がありました。
ところがパランタイン暗殺は不首尾に終わり、力を持て余したように、トラヴィスはその足でアイリスが働く売春宿に向かいます。そこで演じる大立ち回り。殺した対象がたまたま社会的に「悪」だったから良かったものの、「有権者の希望の星」を殺してた可能性もある。トラヴィスにとってはどちらを撃つのも関係なかったということです。
冒頭で書いたように、この映画はトラヴィスという男の「観測」であり、解説も何もありません。だからこそ多様な解釈が可能ではありますが、「英雄」と讃えられた男が実は「暴漢」の一歩手前だったこと、善悪の境界はごく曖昧で、かなり適当に決まる側面があることを、淡々とした描写で示しています。
2019年7月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ヒーロー気取りもいいところ。女の子も自分で選んでそこにいるし、ひとつの居場所だ。
嫌なら自分で逃げるだろう。町を浄化したいという想いを匂わせてくるが
どんな仕事も、仕事は仕事。よく分からない人間に殺される筋合いもない。
全く余計なお世話である。
勝手に風俗嬢に入れ込んで勝手に君を想ってやったんだ的自爆をし、自分になびかないと呪う
一番厄介なタイプ。何にもなれない自分をなんとかしたくて、自分にとってかわいそうな相手やクズを
見繕って、本質から目をそらそうとしていることがテーマなのかと思った。
新聞に取り上げられたり、感謝の手紙が届く、自分から最低なデートにした上に地獄に落ちろとまで言い放った女に、
またにっこり。危険すぎるし、また現れる女も、自宅?に送り届けてもらう神経も、どうかしている。呆然とした。
BGMも合っていない。謎に意味もなく何度も相手をチラ見したりじっと見たりの気持ち悪さ。
見どころもない。ほんとは何になりたくて何をしたかったのか、
どこを評価すればいいのか、さっぱり分からなかった。
嫌なら自分で逃げるだろう。町を浄化したいという想いを匂わせてくるが
どんな仕事も、仕事は仕事。よく分からない人間に殺される筋合いもない。
全く余計なお世話である。
勝手に風俗嬢に入れ込んで勝手に君を想ってやったんだ的自爆をし、自分になびかないと呪う
一番厄介なタイプ。何にもなれない自分をなんとかしたくて、自分にとってかわいそうな相手やクズを
見繕って、本質から目をそらそうとしていることがテーマなのかと思った。
新聞に取り上げられたり、感謝の手紙が届く、自分から最低なデートにした上に地獄に落ちろとまで言い放った女に、
またにっこり。危険すぎるし、また現れる女も、自宅?に送り届けてもらう神経も、どうかしている。呆然とした。
BGMも合っていない。謎に意味もなく何度も相手をチラ見したりじっと見たりの気持ち悪さ。
見どころもない。ほんとは何になりたくて何をしたかったのか、
どこを評価すればいいのか、さっぱり分からなかった。
2019年4月18日に日本でレビュー済み
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アベル・フェラーラの『バッド・ルーテナント/刑事とドラッグとキリスト』(1994年)同様のダークファンタジー映画。ちょっと考え方がズレている一人の男が、いいとこ見せようとしてどんどん狂気に染まっていく過程が無駄なく簡潔に語られる。劇中、主人公トラビスがデートでポルノ映画を観に行くのは、トラビスにとっての映画とはポルノなんで、彼女を連れて行った劇場はポルノ映画館の中でも高級な映画館とは、以前小林信彦あたりのエッセイで知ったけれど、そう云えばいつも通っている映画館(こや)と比べたら奮発(ふんぱつ)してるのが解る。タクシードライバーたちの溜まり場での会話シーンとかは、まんまタランティーノ映画。マイケル・チャップマン撮影による影の表現も見事だし、空気感のある音楽もいい。ただどこかに落ちのある映画を期待すると肩透かしを食らうので要注意。メッセージ性なんて最初っから無い昆虫の生態を観察したような映画なんで、なにを訴えかけようとしてるんだとか言われてもねぇ、解り易い映画というレーティングがこれからは必要なのかな?
ベスト500レビュアー
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この愚かな青年をアメリカの一時代に現れた異常者と思ってしまうと身も蓋もありません。
この青年のような男は今の日本にも溢れています。学もなく社会に認められない不遇の中で、根拠もないのに自分は特別な男なんだという自己顕示欲が、銃による自己武装で爆発した男。今であればネットで偏狭な正義を振り回し、自分を認めない奴には「You talkin' to me?」とばかりに攻撃する。
途中で自分の女房が黒人男と浮気しているのを殺してやる、という男(スコセッシ監督が出演)を「ヤバい奴だな」と主人公は感じていながら、自分のヤバさは気づかないで自己を正当化して突っ走る。独りよがりで鬱屈したタクシードライバーが異常性を帯びて、最後に英雄として昇華されてしまうという社会の異常性を、一人の男の日常から描いた秀作です。
なんでもない日常の些細な出来事が、偏った正義には異常の萌芽となることを教えてくれる、今の時代でも考えることが多い映画ではないでしょうか。
ちなみにこの映画を観てジョディ・フォスターに恋をした25歳のストーカー男がレーガン大統領を襲撃したのは有名な話です。
この青年のような男は今の日本にも溢れています。学もなく社会に認められない不遇の中で、根拠もないのに自分は特別な男なんだという自己顕示欲が、銃による自己武装で爆発した男。今であればネットで偏狭な正義を振り回し、自分を認めない奴には「You talkin' to me?」とばかりに攻撃する。
途中で自分の女房が黒人男と浮気しているのを殺してやる、という男(スコセッシ監督が出演)を「ヤバい奴だな」と主人公は感じていながら、自分のヤバさは気づかないで自己を正当化して突っ走る。独りよがりで鬱屈したタクシードライバーが異常性を帯びて、最後に英雄として昇華されてしまうという社会の異常性を、一人の男の日常から描いた秀作です。
なんでもない日常の些細な出来事が、偏った正義には異常の萌芽となることを教えてくれる、今の時代でも考えることが多い映画ではないでしょうか。
ちなみにこの映画を観てジョディ・フォスターに恋をした25歳のストーカー男がレーガン大統領を襲撃したのは有名な話です。
2018年12月27日に日本でレビュー済み
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DVDは所有していましたが、今回、二人の息子に見せるためHD画質の本作をレンタルしました。
それまでのアメリカは善悪のはっきりした、分かりやすい映画が主流でしたが、ベトナム戦争を経験し、善悪の解釈が曖昧になった社会風潮の中から生まれてきたのが本作だと思います。本来なら大統領候補者を暗殺するはずの主人公が、ちょっとした行き違いで、売春組織を壊滅し少女を助ける結果になり、一躍ヒーローになってしまう。とても考えさせられる作品です。のちに、羊たちの沈黙、コンタクトなどで主役となるジョディー・フォスターのデビュー作でもありますね(たしか)
それまでのアメリカは善悪のはっきりした、分かりやすい映画が主流でしたが、ベトナム戦争を経験し、善悪の解釈が曖昧になった社会風潮の中から生まれてきたのが本作だと思います。本来なら大統領候補者を暗殺するはずの主人公が、ちょっとした行き違いで、売春組織を壊滅し少女を助ける結果になり、一躍ヒーローになってしまう。とても考えさせられる作品です。のちに、羊たちの沈黙、コンタクトなどで主役となるジョディー・フォスターのデビュー作でもありますね(たしか)
2019年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
公開当時にも映画館で観た話題作でした。当時はベトナム戦争から帰還した若者の苦悩が背景にあったように思います。しかし今日見ても充分新しいテーマだと思いました。特に現代日本でも起きている理解しがたい犯罪の背景にある孤独感と社会の閉塞感をこの映画にも感じることが出来たのは私にとっても新鮮な驚きです。
他の国からのトップレビュー
Carl West
5つ星のうち5.0
In my top 5 best movies
2018年7月23日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Robert de Niro’s Best movie, I first watched this at a time in my life where I could see many similarities between myself and Travis Bickle. The way he perceives the world and his interactions with it and it’s people are akin to anyone who doesn’t or can’t fit in. Martin Scorsese does a really fantastic job in setting the scene, developing the characters and building the story to its crescendo. A masterpiece.
uberammergau
5つ星のうち1.0
A glimpse of New York’s recent past no one wants to revisit
2019年4月20日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Not a fan of “real life” portrayals of “ordinary people” type movies so, from that perspective, I would recommend to stay away from this. Though critics gobble this up, I prefer my movies to entertain for very much the same reasons I would go and watch them in theaters. Not to diminish the skills and talents of Mr. De Niro (far from it), but praising this movie is like praising the cook for frying eggs with such depth of character and realism. This is a waste of time and a few quid you don’t want to make.
Will Mac
5つ星のうち2.0
Some people rave about it - not sure why
2020年2月9日に英国でレビュー済みAmazonで購入
On the one hand it is well made and well acted (it was headed by one of the world's best actors, after all). And it was very much 'of its time' in cinematography history - i.e. of the 1970s. If you like well-made psycho-dramas then you'll probably applaud this.
Also, it might be seen as exposing the worst of human behaviours / instincts for the sleazebag horrors of what New York and others had largely become by then - and make us react against it.
Or it's a film of debauchery. A psychotic killer on the loose, looking for someone to kill. And of the worse type of exploitation, and lowest of the low attitudes towards others (including a cynical presidential candidate - does that bring anybody to mind). In short, negative and depressing.
Or both.
Overall, for us, it was too cynical and far too sordid. Not one we'll ever watch again.
Also, it might be seen as exposing the worst of human behaviours / instincts for the sleazebag horrors of what New York and others had largely become by then - and make us react against it.
Or it's a film of debauchery. A psychotic killer on the loose, looking for someone to kill. And of the worse type of exploitation, and lowest of the low attitudes towards others (including a cynical presidential candidate - does that bring anybody to mind). In short, negative and depressing.
Or both.
Overall, for us, it was too cynical and far too sordid. Not one we'll ever watch again.
Ben30
5つ星のうち5.0
EXCELLENT HIGH DEFINITION TRANSFER OF THIS CLASSIC 70'S FILM
2015年5月12日に英国でレビュー済みAmazonで購入
Scrap the old dvd release
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plus a new 5.1 Master audio mix which does sound alot clearer & better than the old dvd quality
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cast & crew from the film
plus other featurettes aswell, Martin scorsese on Taxi Driver, Producing Taxi Driver
Travis's new York locations now & then and other featurettes aswell
plus the old DVD commentary is on this blu-ray aswell
all this on 1 Blu-ray Disc
packaging is ALL REGIONS, but the U.S. blu-ray is a fold out Digi-pak, this U.K. blu-ray is just standard clamshell case
Definitely time to upgrade for sure get this new blu-ray version
5 stars for this blu-ray
robert
5つ星のうち4.0
A Good Scorsese Movie
2016年3月6日に英国でレビュー済みAmazonで購入
This is one of the Martin Scorsese movie's that you have to see, it is a bit of a slow paced movie but that just gives it time to tell you the story and let you try to understand Robert De Niro's character, and why he feels the way he does, when he looks at his surroundings in New York at that time. If you are not familiar with what I mean then look at movies based in New York in the 1970's and compare them with movies based in New York today, and you can see how much New York has changed. The 1970's been very sleazy, covered in graffiti and crime infested in a lot of areas, compared to how much cleaner New York is today. There is still crime in New York, just like there is in most other big cities around the world, but you can definitely see the difference. This is a good movie and a must see for fans of Robert De Niro and Martin Scorsese.
