日本語訳の口語が何というか、聖人口調ではなくて下っ端口調と言うか…
例えば第6章、
原文「谷神不(レ)死、是謂(二)玄牝(一)。」
英訳「The Spirit of the Valley never dies. It is called the Mystic female.」
日本語訳「道(タオ)の満ちた谷にいる神は、けっして死なないのさ。それはすべてを産みだす神秘な女体と言えるものなんだ。」
どうでしょう。
私は日本語に1番違和感を感じます。
他にも21章「それは君のhereとhowのなかで~」や、
25章「このタオのグレートネスを、受けついだ天はグレートであり~」等、
変に英語を練り込んでいることが多く、
窪塚氏の「ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いします」
を彷彿させる表記が多いです。
英語訳をベースにして意訳で造られているので原典の意味を的確に捕らえていないところも見受けられ、人に老子の思想を伝える事よりも他の書物とは違う自分の意訳に酔っているだけの感じがします。
なのでこの本は何となく老子を雰囲気だけで浅く知りたいと言う人で、更に上記の口調に馴染める人向け、もしくは変に英語が練り込まれた文章をネタとして読みたい人向けだと思います。
タオ―老子 (ちくま文庫) (日本語) 文庫 – 2006/10/1
加島 祥造
(著)
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本の長さ284ページ
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言語日本語
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出版社筑摩書房
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発売日2006/10/1
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ISBN-104480422676
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ISBN-13978-4480422675
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
文字の奥にひそむ老子の声、それを聞きとるのは生命のメッセージを感得することだ。さりげない詩句で語られる宇宙の神秘と人間の生きるべき大道(タオ)とは?生き生きとした言葉で現代に甦る『老子道徳経』全81章の全訳創造詩。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
加島/祥造
1923年東京生まれ。詩人。早稲田大学英文科卒業。米国カリフォルニア州クレアモント大学院留学。信州大学・横浜国立大学を経て、青山学院女子短期大学教授を最後に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1923年東京生まれ。詩人。早稲田大学英文科卒業。米国カリフォルニア州クレアモント大学院留学。信州大学・横浜国立大学を経て、青山学院女子短期大学教授を最後に退官(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 筑摩書房 (2006/10/1)
- 発売日 : 2006/10/1
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 284ページ
- ISBN-10 : 4480422676
- ISBN-13 : 978-4480422675
-
Amazon 売れ筋ランキング:
- 56,090位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 5位老子
- - 24位諸子百家・儒教・道教
- - 55位中国の思想(一般)関連書籍
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.1
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年2月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
知人の社長に勧められて買ったのですが、内容は口語調でとてもわかりやすく面白いです。 まだ読み終わっていませんが何回か読まないと私には理解できないと思います。 送料が本題と同じくらい高いので問い合わせたら送料と Amazon に払う手数料が含まれているという返事が返ってきて驚きました。 私は Amazon で買ったつもりでいましたが 新刊なのにこんな事ってあるんですね。 販売者をしっかり確認して買わないと私のようになります、気をつけましょう。
VINEメンバー
Amazonで購入
気持ちよく読み進めることのできる良い本だった。
ただ口語訳のリズムには、微妙に癖があり。
入り込める人と、どうもしっくりこない人がいると思う。
自分は、ちょっとだけしっくりこないほうだった。
とはいえ、また手に取ってみようと思う内容だったので、星は4つ。
読んで損はない内容の本だと思う。
81もストーリーがあり、参考になる点はかならずある。
老子に興味がある人が、最初に手にとる本として、非常に良かった。
ただ口語訳のリズムには、微妙に癖があり。
入り込める人と、どうもしっくりこない人がいると思う。
自分は、ちょっとだけしっくりこないほうだった。
とはいえ、また手に取ってみようと思う内容だったので、星は4つ。
読んで損はない内容の本だと思う。
81もストーリーがあり、参考になる点はかならずある。
老子に興味がある人が、最初に手にとる本として、非常に良かった。
2018年3月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
タオ、皆さんにもなみじのない言葉でしょう
NHKの深夜番組で、加島祥造さんの特集をしていて、何か今の自分に探しているものがあるのではないかとAmazonで検索して、この書籍に出会いました。
タオ、まるで有るようで無いもの、分かるようで分からないもの、されど存在しているもの。
その道を歩いていく、人生の自分の中にある大事なものも認識させてもらえる。
老子、中国の思想家の言葉を、祥造さんの感性もおりまじり、見事に現代化された一書。
分かりやすいといえば、分かりやすく、まるで読んでいてタオの流れに入っていき、まさに老子が伝えたいことがすぅ〜とはいってくる感覚。
現代、失われている何かを感じるには良書と言わざるをえない。
まるで、赤ん坊の時には覚えているものを、大人になるにつれて忘れていくものが、蘇る感覚でしょうか。
合う合わないが人それぞれあるでしょうが、一読勧めたい良書です。
NHKの深夜番組で、加島祥造さんの特集をしていて、何か今の自分に探しているものがあるのではないかとAmazonで検索して、この書籍に出会いました。
タオ、まるで有るようで無いもの、分かるようで分からないもの、されど存在しているもの。
その道を歩いていく、人生の自分の中にある大事なものも認識させてもらえる。
老子、中国の思想家の言葉を、祥造さんの感性もおりまじり、見事に現代化された一書。
分かりやすいといえば、分かりやすく、まるで読んでいてタオの流れに入っていき、まさに老子が伝えたいことがすぅ〜とはいってくる感覚。
現代、失われている何かを感じるには良書と言わざるをえない。
まるで、赤ん坊の時には覚えているものを、大人になるにつれて忘れていくものが、蘇る感覚でしょうか。
合う合わないが人それぞれあるでしょうが、一読勧めたい良書です。
2010年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この本で「タオ」のイメージがつかめた。俗世間の価値観や評価を否定して、偉大な自然の力に身を
まかせるといった感覚でしょうか?読後の感想は「仏教に似ているな」だ。「明るく、楽しい仏教」、
「修行のない仏教」といったところか。また平易な口語訳なのでとても読みやすい。
他の方も書かれているが、読後も時々2,3章を読み返し、その言葉を味わう種類の本だと思う。
まかせるといった感覚でしょうか?読後の感想は「仏教に似ているな」だ。「明るく、楽しい仏教」、
「修行のない仏教」といったところか。また平易な口語訳なのでとても読みやすい。
他の方も書かれているが、読後も時々2,3章を読み返し、その言葉を味わう種類の本だと思う。