ツイッターマーケティングの本。著者たちにはツイッターマーケティングの実績もASPのような管理システムもあり、大企業も小規模事業者も、まずは手を出してみることを勧めている。他の方も指摘しているように、初心者向けとしては読みやすい教科書だと思う。
この本では「ストリーム化」という言葉を用いているが、ブログ、CGM、SNS、ツイッターと、webの世界では市民・消費者の参加が急速に高まり、その発信速度も高まっている。TVや新聞雑誌の情報を唯々諾々と飲み込んでくれた羊のような消費者の姿は過去のものになり、良くも悪くも、クチコミも炎上も、マーケティングの世界では現実として直視すべきものになっている。だったら企業も炎上を恐れて押し黙っているのではなく、積極的にコミュニケーションしてはどうか、ちゃんと企業向けの管理システムも用意してますよ、というのが著者たちの主張。そこまではわかる。
とはいえツイッターはまだ始まったばかり。オバマが大統領選挙で活用したことで有名にはなったけれども、日本のビジネスツイッターではまだフォロワー数万がいいところ。ユーザー層もまだまだ、「新しモノ好き」層に留まっている可能性も高い。「ブランドづくり」よりも、狭い範囲やイベント単位での集客の方が適しているのではないだろうか。本書の中で紹介された事例も繰り返しのものが多く、乏しい実績を戦略論や戦争論の比喩で嵩増ししている感も否めない。
ブログでペイパーポストやるよりも公式ツイッターで堂々と広報する方が健全、と言われればその通り。ただ「ソーシャルメディアマーケティング」の本なのだから、動画とツイッターだけじゃなくて、SNSとかまで含めて、幅の広い議論をしてほしかった。
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ソーシャルメディアマーケティング 単行本 – 2010/1/28
ソーシャルストリームがビジネスを変える
マスメディアだけがメディアじゃない。ユーザーからユーザーへ瞬時にして情報が流れる「ソーシャルストリーム」はマーケティングのあり方を根本から変える。ツイッターをはじめユーチューブなどを駆使したマーケティング総力戦のノウハウを徹底解説。
Twitterに代表される新しい世代のソーシャルメディアの台頭により、広告、広報、販売促進、そしてマーケティングやブランディングにいるたまで、企業と消費者の関係性の再構築が求められている。網羅的かつ双方向的な対話型メディアをつかって、どのように消費者と「対話」するのか、ソーシャルメディアマーケティングの最前線で活躍する著者たちが、現在進行中の事例を紹介しつつ、大企業からスモールビジネスまで、目的にあった戦略の立て方と応用例を解説します。
はじめに
序章 顧客と直接対話を実現するソーシャルメディアマーケティング
第一章 新しい戦場――ソーシャルメディアを理解する
第二章 ソーシャルメディアマーケティングの戦略と戦術
第三章 防衛戦――市場リーダーの場合
第四章 直接対決戦――二番手三番手企業の場合
第五章 ゲリラ戦――中小企業の場合
第六章 革命戦――新規事業の場合
第七章 ソーシャルメディアマーケティングのROI
第八章 次世代のソーシャルメディアマーケティング
補章 ソーシャルメディアマーケティング実践プランニング
おわりに
マスメディアだけがメディアじゃない。ユーザーからユーザーへ瞬時にして情報が流れる「ソーシャルストリーム」はマーケティングのあり方を根本から変える。ツイッターをはじめユーチューブなどを駆使したマーケティング総力戦のノウハウを徹底解説。
Twitterに代表される新しい世代のソーシャルメディアの台頭により、広告、広報、販売促進、そしてマーケティングやブランディングにいるたまで、企業と消費者の関係性の再構築が求められている。網羅的かつ双方向的な対話型メディアをつかって、どのように消費者と「対話」するのか、ソーシャルメディアマーケティングの最前線で活躍する著者たちが、現在進行中の事例を紹介しつつ、大企業からスモールビジネスまで、目的にあった戦略の立て方と応用例を解説します。
はじめに
序章 顧客と直接対話を実現するソーシャルメディアマーケティング
第一章 新しい戦場――ソーシャルメディアを理解する
第二章 ソーシャルメディアマーケティングの戦略と戦術
第三章 防衛戦――市場リーダーの場合
第四章 直接対決戦――二番手三番手企業の場合
第五章 ゲリラ戦――中小企業の場合
第六章 革命戦――新規事業の場合
第七章 ソーシャルメディアマーケティングのROI
第八章 次世代のソーシャルメディアマーケティング
補章 ソーシャルメディアマーケティング実践プランニング
おわりに
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社SBクリエイティブ
- 発売日2010/1/28
- ISBN-104797358351
- ISBN-13978-4797358353
商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
消費者の心に残るブランドづくりの実践ノウハウ。Twitterを中心としたソーシャルメディアをどう活用すべきか?大企業からスモールビジネスまで「勝つため」にすべきこと。
レビュー
ソーシャルメディアはTwitterの流行や、iPhoneらがもたらした真のモバイルインターネットの普及によって激変しつつあります。ソーシャルメディアは、Web全体を覆い、そして常にWeb上の情報を新鮮な状態に保つ役割を果たしています。(常に新鮮な情報をWeb全体に供給し、そして共有していく流れをわれわれはソーシャルストリームと呼んでいます)
ソーシャルメディアマーケティングという用語は2006年当時から存在していましたが、2006年のソーシャルメディアと2010年のソーシャルメディアは質的にも規模的にもまったく異なっており、当然ソーシャルメディアマーケティングも2006年のそれと、2010年のそれでは別物であるべきです。
本書は、ソーシャルストリームの影響を受けた新しいソーシャルメディアを研究することから始まりました。しかし、技術書やインターネットサービスの解説書であれば、出版した時点で最新であれば問題はないでしょうが、マーケティング書=ビジネス書である以上、長く読まれなければ意味がありません。つまり、2010年に最新であることを目指すのではなく、2015年にも真価を発揮できなくてはならない。そういう思いで書き始めました。
従って、本書は詳細な戦術の解説ではなく、あくまで基本的な戦略を体系立てて説明することにフォーカスしています。あとは読者ご自身の感覚と経験で応用できるようなヒントをちりばめることにトライしました。また、専門用語はなるべく使わず(どうしても使わなければならない部分はありましたが)、さらになるべくセンテンスを短くしました。
あとは、本書が2015年にもみなさまのお役に立つことができるように、Twitterのハッシュタグ #smm2010 を用意し、われわれのアカウント @ogawakazuhiro での継続的な対話のお相手を務められるようにしています。ぜひ、さまざまなご意見を忌憚なくお寄せください。
それでは、よろしくお願いいたします。
オガワカズヒロ(小川浩) --著者からのコメント
ソーシャルメディアマーケティングという用語は2006年当時から存在していましたが、2006年のソーシャルメディアと2010年のソーシャルメディアは質的にも規模的にもまったく異なっており、当然ソーシャルメディアマーケティングも2006年のそれと、2010年のそれでは別物であるべきです。
本書は、ソーシャルストリームの影響を受けた新しいソーシャルメディアを研究することから始まりました。しかし、技術書やインターネットサービスの解説書であれば、出版した時点で最新であれば問題はないでしょうが、マーケティング書=ビジネス書である以上、長く読まれなければ意味がありません。つまり、2010年に最新であることを目指すのではなく、2015年にも真価を発揮できなくてはならない。そういう思いで書き始めました。
従って、本書は詳細な戦術の解説ではなく、あくまで基本的な戦略を体系立てて説明することにフォーカスしています。あとは読者ご自身の感覚と経験で応用できるようなヒントをちりばめることにトライしました。また、専門用語はなるべく使わず(どうしても使わなければならない部分はありましたが)、さらになるべくセンテンスを短くしました。
あとは、本書が2015年にもみなさまのお役に立つことができるように、Twitterのハッシュタグ #smm2010 を用意し、われわれのアカウント @ogawakazuhiro での継続的な対話のお相手を務められるようにしています。ぜひ、さまざまなご意見を忌憚なくお寄せください。
それでは、よろしくお願いいたします。
オガワカズヒロ(小川浩) --著者からのコメント
著者について
小川 カズヒロ
二人の”オガワ”によって結成された、ソーシャルメディアとモバイルを中心としたマーケティング&ブランディングを行う、クリエイティブユニット。
(Web) http://www.ogawakazuhiro.com
(Twitter) http://twitter.com/ogawakazuhiro
小川 浩 hiro
クリエイティブディレクター。商社にて東南アジアを中心に活躍後、1996年にマレーシアにて独立。帰国後、日立製作所にてイントラブログシステムなどの企画を手がけた後、サイボウズのネット関連子会社フィードパスのCOOを務める。2008年にモディファイを創業し、代表取締役に就任。著書に『仕事で使える!Twitter超入門』(青春新書INTELLIGENCE)『ビジネスブログブック』シリーズ(毎日コミュニケーションズ)、『Web2.0 BOOK』(インプレス)など。
小川 和也 kazu
マーケティングディレクター。慶應義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年7月にグランドデザイン&カンパニーを創業し、代表取締役社長に就任。モバイルを基点としたインターネットサービスや独自的なマーケティング、ビジネスモデル創造に取り組んでいる。
モバイルマーケティングソリューション協議会副理事長などを務める。
二人の”オガワ”によって結成された、ソーシャルメディアとモバイルを中心としたマーケティング&ブランディングを行う、クリエイティブユニット。
(Web) http://www.ogawakazuhiro.com
(Twitter) http://twitter.com/ogawakazuhiro
小川 浩 hiro
クリエイティブディレクター。商社にて東南アジアを中心に活躍後、1996年にマレーシアにて独立。帰国後、日立製作所にてイントラブログシステムなどの企画を手がけた後、サイボウズのネット関連子会社フィードパスのCOOを務める。2008年にモディファイを創業し、代表取締役に就任。著書に『仕事で使える!Twitter超入門』(青春新書INTELLIGENCE)『ビジネスブログブック』シリーズ(毎日コミュニケーションズ)、『Web2.0 BOOK』(インプレス)など。
小川 和也 kazu
マーケティングディレクター。慶應義塾大学法学部卒業後、大手損害保険会社勤務を経て、2004年7月にグランドデザイン&カンパニーを創業し、代表取締役社長に就任。モバイルを基点としたインターネットサービスや独自的なマーケティング、ビジネスモデル創造に取り組んでいる。
モバイルマーケティングソリューション協議会副理事長などを務める。
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登録情報
- 出版社 : SBクリエイティブ (2010/1/28)
- 発売日 : 2010/1/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4797358351
- ISBN-13 : 978-4797358353
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,495,345位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 1,532位SNS・ブログ
- - 2,453位マーケティング・セールス一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年8月1日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2010年5月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本書が良いと思う所は、5つあります。
1)マーケティングは「戦争」であるというスタンス。なので、勝つためには世の中の潮流や新しい武器(ソーシャルメディア等)について知るのは当然、というポイント。
2)ソーシャル・メディアを無意味に持ち上げていない点。幅広いソーシャルメディアについて説明しながらも、従来の広告や広報(PR)との役割分担をきちんと解説している。
3)実際の具体的事例が豊富な事。例えば「こういうツイートをしたら、こんな反応が起きた」みたいな、具体的企業・ブランドの幅広い業界での事例が掲載(誌面の都合か、1件1件の事例は少し薄いが)。特にヘアケアの「Lagunamoon」の事例は珍しい。
4)企業(クライアント)側の視点が貫かれている事。ただソーシャルメディアをマーケティングに活用する事を勧めているだけでなく、ROI(投資効果)や、マーケティングの目的(防衛戦、直接戦、ゲリラ戦、革命戦、等)別の戦い方、等に多くの紙面を割いている事。
5)私も愛用している西麻布〜六本木の豚肉専門店「豚組」のケースがとりあげられていること。
数年後には事例が古くなるため、長年読み返す本ではないかもしれませんが、現時点では間違いなくソーシャル・メディアを絡めたマーケティングに関するベンチマークとなる一冊。マーケッター必読です。
1)マーケティングは「戦争」であるというスタンス。なので、勝つためには世の中の潮流や新しい武器(ソーシャルメディア等)について知るのは当然、というポイント。
2)ソーシャル・メディアを無意味に持ち上げていない点。幅広いソーシャルメディアについて説明しながらも、従来の広告や広報(PR)との役割分担をきちんと解説している。
3)実際の具体的事例が豊富な事。例えば「こういうツイートをしたら、こんな反応が起きた」みたいな、具体的企業・ブランドの幅広い業界での事例が掲載(誌面の都合か、1件1件の事例は少し薄いが)。特にヘアケアの「Lagunamoon」の事例は珍しい。
4)企業(クライアント)側の視点が貫かれている事。ただソーシャルメディアをマーケティングに活用する事を勧めているだけでなく、ROI(投資効果)や、マーケティングの目的(防衛戦、直接戦、ゲリラ戦、革命戦、等)別の戦い方、等に多くの紙面を割いている事。
5)私も愛用している西麻布〜六本木の豚肉専門店「豚組」のケースがとりあげられていること。
数年後には事例が古くなるため、長年読み返す本ではないかもしれませんが、現時点では間違いなくソーシャル・メディアを絡めたマーケティングに関するベンチマークとなる一冊。マーケッター必読です。
2010年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ソーシャルメディアを使ったマーケティング活動について、その実践手法を紹介しつつわかりやすく書かれている。これからSMM(ソーシャルメディアマーケティング)に手を出してみようという読者には、ベーシックな教科書となるだろう。
SMMの戦略・戦術を「防衛戦」「直接対決戦」「ゲリラ戦」「革命戦」の4つに分けて解説しているのは、視点としてわかりやすく、読者それぞれの立場で読めるので書籍として良い構成になっていると思う。
また、それぞれの手法(戦術)については、事例にもとづいた詳しい解説がなされているので、実際の場面で役に立つことも多いだろう。
ただ、基本的な考え方(戦略理論)そのものは、ひと昔前の「競争戦略」にもとづいているので、次世代型マーケティングを模索している専門家には、いまひとつ物足りない内容かもしれない。旧来の(教科書的な)マーケティング戦略にもとづき、ソーシャルメディアという新しいメディアを使って何ができるかということがこの本では語られているが、せっかく新しいメディアを使うのであれば、それを最大限に活かす新しい戦略も必要なのではないだろうか。
SMMの戦略・戦術を「防衛戦」「直接対決戦」「ゲリラ戦」「革命戦」の4つに分けて解説しているのは、視点としてわかりやすく、読者それぞれの立場で読めるので書籍として良い構成になっていると思う。
また、それぞれの手法(戦術)については、事例にもとづいた詳しい解説がなされているので、実際の場面で役に立つことも多いだろう。
ただ、基本的な考え方(戦略理論)そのものは、ひと昔前の「競争戦略」にもとづいているので、次世代型マーケティングを模索している専門家には、いまひとつ物足りない内容かもしれない。旧来の(教科書的な)マーケティング戦略にもとづき、ソーシャルメディアという新しいメディアを使って何ができるかということがこの本では語られているが、せっかく新しいメディアを使うのであれば、それを最大限に活かす新しい戦略も必要なのではないだろうか。
2011年1月19日に日本でレビュー済み
2010年の大きな潮流でもあったソーシャルメディアを活用した
ソーシャルメディアマーケティングに関するビジネス本。
マーケティング=戦争という定義づけは正直好きになれませんでした。
資本主義において企業活動自体が競争ではあるけれど競合を倒すだけでは本当の戦争でしかなくて、
豊かな考え方ではないなと。まあ誇張して煽っているのだろうけど。
内容はソーシャルメディア全般というよりはほとんどTwitterの話ばかりで
もう少しソーシャルグラフの観点や消費者行動においてiPhoneなど次世代のデバイスを端に発した
ソーシャルメディアがどう影響を及ぼしているかなどへの言及も欲しかった。
Twitterはじめソーシャルメディアによりマス広告が不要と言うことではなくマスを補完するものであり、
マーケティング活動においてマス広告で興味関心などを図りソーシャルメディアでCRMの一部として
顧客とのコミュニケーションを図りマインドシェアを獲得しようと言う方法論は正しいかと。
内容や事例がTwitter廻りばかりなのでTwitterはひとつの手段でしかないと思うので、
もう少しソーシャルネットワークに滞在している生活者にどのように伝えたいことを伝えて
製品やサービスの販売促進やリアル店舗へ集客するのかを語ってもらえるとありがたいなあ。
効果測定のしにくいソーシャルメディアを使ったプロモーション展開に関しては
評価基準となる項目を抽出しているのでその点は施策実施前の参考にはなりそうです。
ソーシャルメディアマーケティングに関するビジネス本。
マーケティング=戦争という定義づけは正直好きになれませんでした。
資本主義において企業活動自体が競争ではあるけれど競合を倒すだけでは本当の戦争でしかなくて、
豊かな考え方ではないなと。まあ誇張して煽っているのだろうけど。
内容はソーシャルメディア全般というよりはほとんどTwitterの話ばかりで
もう少しソーシャルグラフの観点や消費者行動においてiPhoneなど次世代のデバイスを端に発した
ソーシャルメディアがどう影響を及ぼしているかなどへの言及も欲しかった。
Twitterはじめソーシャルメディアによりマス広告が不要と言うことではなくマスを補完するものであり、
マーケティング活動においてマス広告で興味関心などを図りソーシャルメディアでCRMの一部として
顧客とのコミュニケーションを図りマインドシェアを獲得しようと言う方法論は正しいかと。
内容や事例がTwitter廻りばかりなのでTwitterはひとつの手段でしかないと思うので、
もう少しソーシャルネットワークに滞在している生活者にどのように伝えたいことを伝えて
製品やサービスの販売促進やリアル店舗へ集客するのかを語ってもらえるとありがたいなあ。
効果測定のしにくいソーシャルメディアを使ったプロモーション展開に関しては
評価基準となる項目を抽出しているのでその点は施策実施前の参考にはなりそうです。
VINEメンバー
2010年2月に出版されたTwitterを中心としたソーシャルメディアの活用によるマーケティング技法についてのノウハウ本。
たしかに、1年前読めば新しかったのかもしれないが、いま読むと、ちょっと古さを感じてしまう。
ただ、もちろん、それは著者のせいなんかじゃなくて、自分がこんなに役に立つ本を1年も読まなかったのがいけない。出版当時読んでみれば、著者のソーシャルメディア、特にtwitter、そしてそれを活用したマーケティングに関する知識について吸収できることは多かったように思う。
著者自身、そういったマーケティングを生業としているせいで、そのコンサルテーションの実例をふんだんに踏まえ、さらには、そのマーケティングを行おうとする企業の規模などに応じて、戦略的、戦術的な方法を詳しく紹介している本で、今でも、有効な本だと思う。
ただ、時代の流れは早い。去年の今頃はtwitterだったが、いま(2011年2月)は、すでにFacebook。当然、著者のことだから、Twitterだけでなく、Facebookを利用したマーケティングの方法も考えてはいるのだろう。そちらを読みたい。
でも、当時でもFacebookはアメリカでは流行っていたと思うんだけどなぁ...
たしかに、1年前読めば新しかったのかもしれないが、いま読むと、ちょっと古さを感じてしまう。
ただ、もちろん、それは著者のせいなんかじゃなくて、自分がこんなに役に立つ本を1年も読まなかったのがいけない。出版当時読んでみれば、著者のソーシャルメディア、特にtwitter、そしてそれを活用したマーケティングに関する知識について吸収できることは多かったように思う。
著者自身、そういったマーケティングを生業としているせいで、そのコンサルテーションの実例をふんだんに踏まえ、さらには、そのマーケティングを行おうとする企業の規模などに応じて、戦略的、戦術的な方法を詳しく紹介している本で、今でも、有効な本だと思う。
ただ、時代の流れは早い。去年の今頃はtwitterだったが、いま(2011年2月)は、すでにFacebook。当然、著者のことだから、Twitterだけでなく、Facebookを利用したマーケティングの方法も考えてはいるのだろう。そちらを読みたい。
でも、当時でもFacebookはアメリカでは流行っていたと思うんだけどなぁ...
VINEメンバー
一通り読んでみました。
本書の主張は、「Twitter等のソーシャルメディアは単体で万能ではなく、
企業規模・状況に応じて、適宜マスメディア(広告・PR)と組み合わせて活用すべき」ということです。
至極真っ当な主張であり、著者たちの実務経験に鑑みて導出されたものだそうです。
本書の中盤以降は、企業のポジションに応じた典型的な戦略類型に応じて、
ソーシャルメディアの活用事例を挙げております。
本書全体を通じてマーケティング≒戦争のアナロジーで語られているとことは、
若干気になります。道具(Twitter等)は最先端であっても、それを語る側のメンタリティは、製造業中心時代のままで持ち越しなのでしょうか。
そうはいっても啓発される点はいくつかありました。
1>p30周辺 Twitterの従来型Web2.0との違い
Blog、SNSが、場所の概念で捉えられるのに対して、Twitterは流れ(ストリーム)
2>p191周辺 発信者側のペルソナの明確化
従来のペルソナマーケティングがユーザーのパーソナリティを明確化して対応するのに対して、ソーシャルメディア・マーケティング(SMM)では、情報発信者(企業側)のペルソナを明確化する必要がある(リアルタイムで消費者とやり取りするので)
などです。
いずれにしても、ブロガーに金を払って提灯記事を書いてもらうというやり口や、
ブログ検索で口コミのトレンドを追いかけるといった、どちらかというと後ろめたいやり口とは違って、SMMは正々堂々と真っ向勝負するスタンスが感じられるので良いかと思います。
まだ発展途上な領域なので1,2年で状況も変わるのでしょうが、
動きの方向性としては好ましいと感じました。
本書の主張は、「Twitter等のソーシャルメディアは単体で万能ではなく、
企業規模・状況に応じて、適宜マスメディア(広告・PR)と組み合わせて活用すべき」ということです。
至極真っ当な主張であり、著者たちの実務経験に鑑みて導出されたものだそうです。
本書の中盤以降は、企業のポジションに応じた典型的な戦略類型に応じて、
ソーシャルメディアの活用事例を挙げております。
本書全体を通じてマーケティング≒戦争のアナロジーで語られているとことは、
若干気になります。道具(Twitter等)は最先端であっても、それを語る側のメンタリティは、製造業中心時代のままで持ち越しなのでしょうか。
そうはいっても啓発される点はいくつかありました。
1>p30周辺 Twitterの従来型Web2.0との違い
Blog、SNSが、場所の概念で捉えられるのに対して、Twitterは流れ(ストリーム)
2>p191周辺 発信者側のペルソナの明確化
従来のペルソナマーケティングがユーザーのパーソナリティを明確化して対応するのに対して、ソーシャルメディア・マーケティング(SMM)では、情報発信者(企業側)のペルソナを明確化する必要がある(リアルタイムで消費者とやり取りするので)
などです。
いずれにしても、ブロガーに金を払って提灯記事を書いてもらうというやり口や、
ブログ検索で口コミのトレンドを追いかけるといった、どちらかというと後ろめたいやり口とは違って、SMMは正々堂々と真っ向勝負するスタンスが感じられるので良いかと思います。
まだ発展途上な領域なので1,2年で状況も変わるのでしょうが、
動きの方向性としては好ましいと感じました。
2010年5月27日に日本でレビュー済み
今、ツイッターを初めとする、ソーシャルメディアの世界に
変化が起こっています。
時代が変わっても変わらないのは、顧客の心の中のシェアを奪う事であり、
今後は、マスメディアではなく、これらのソーシャルメディアを
いかに使うか?が課題です。
本書は特に、大企業から個人事業まで含めて、
ポジショニングによりこれらのメディアをどのように使っていくか?という
戦略・戦術が書かれており、アル・ライズなどの本を
読んでいるかのような臨場感があります。
どんな規模の企業であっても参考に出来る事は多いと思います。
今後のマーケティング手法として是非参考にしたい1冊。
変化が起こっています。
時代が変わっても変わらないのは、顧客の心の中のシェアを奪う事であり、
今後は、マスメディアではなく、これらのソーシャルメディアを
いかに使うか?が課題です。
本書は特に、大企業から個人事業まで含めて、
ポジショニングによりこれらのメディアをどのように使っていくか?という
戦略・戦術が書かれており、アル・ライズなどの本を
読んでいるかのような臨場感があります。
どんな規模の企業であっても参考に出来る事は多いと思います。
今後のマーケティング手法として是非参考にしたい1冊。