スチュワードシップコード、ガバナンスコードで「機関投資家の責任」が注目される中、個人が貯蓄者や投資家として社会のために期待されることは何かを紹介した本がようやく出た。
著者は責任投資やESG投資の先駆的提唱者であるが、環境運動・社会運動の出身者が多いこの領域において、金融の側から「バス停を数ミリずつ動かすように」長年かけてその動きを作ってこられた方である。なぜ社会のために自分のお金にも働いてもらわねばならないのかということが、経済、幸福、生活、安心の様々な面からバランスよく論じられている。
著者曰く、日本の金融資本市場が今後変わっていくためにはアセットオーナーがその受託者責任を明確に認識する必要があり、それは個々の受益者や保険者が声を上げていくことで始まる。そのために個々人が「自分ごと」として金融の問題を考えるための、最良の入門書だと思う。
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