専門性は高いけれど分かりやすく書かれており、文章のスタイルも著者の人柄が伝わってくる様な好感の持てる良書です。この本はこれからソマティック心理学を学ぶ方々の必読書になるでしょう。
臨床心理の仕事を始めたばかりの頃は指導教授や信頼する先輩が専門としていた療法と言った具合にたまたま出会った心理療法を自分の専門としてしまうことも少なくないと思います。ソマティック心理学・ソマティックスの領域は本書のように系列だてて理解する機会が少ないだけに余計にそうなりがちかもしれません。理想は自分で色々な療法を学び、その中から自分が納得できるもの、自分に合ったものを選んでいくことですが時間と費用を最大有効に使うためにもこの本を地図として学びたい療法を選ぶのに最適でしょう。
個人的には既に自分が使っているソマティック療法がどのように他の心理療法や学説と歴史的そして並列的につながっているのかが良くわかり非常にためになりました。ともすると「新しい」と思われがちなソマティック療法が馴染み深い(そして時には相反するとも思われる)フロイトの考えや他の学説とも分かち合うものがあることに新鮮さと安心感を同時に感じました。
トラウマ治療には欠かせない科学的基盤についても幅広く触れられています。また様々なソマティック心理学説の羅列にとどまらずに学説同士の関係性や似ている学説の違い、そして所々に著者の意見や将来への期待なども織り込まれている点も良く、読んでいて、上手な教授の講義を聞いているようでした。
この書は主に欧米のソマティック心理学の概論になっていますが、日本で発達してきた療法の概論と日本人の精神性との関連などを書いたものも出ると嬉しいです。
ソマティック心理学 (日本語) 単行本 – 2011/6/24
久保 隆司
(著)
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本の長さ382ページ
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言語日本語
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出版社春秋社
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発売日2011/6/24
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ISBN-104393360583
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ISBN-13978-4393360583
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
心身のつながりを統合的に探究する“身体心理学(ソマティック・サイコロジー)”を総説。
著者について
1963年奈良生まれ。大阪大学人間科学部卒。米国ジョン・F・ケネディ大学大学院修了。専攻はソマティック心理学(身体心理学)。カウンセリング心理学修士。現在、アライアント国際大学/CSPP臨床心理大学院(東京)非常勤講師。心理カウンセラー。ローゼン・メソッド、ビオダンサなど、身体技法のクラスも開く。また、國學院大學にて日本文化、神道における心身のテーマを探求。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
久保/隆司
1963年奈良生まれ。大阪大学人間科学部卒。米国ジョン・F・ケネディ大学大学院修了。専攻はソマティック心理学(身体心理学)。カウンセリング心理学修士。現在、アライアント国際大学/CSPP臨床心理大学院(東京)非常勤講師。心理カウンセラー。「インテグラル・ソマティックス」を主宰し、ローゼン・メソッド、ビオダンサなど、身体技法のクラスも開く。また、國學院大學にて日本文化、神道における心身のテーマを探求(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
1963年奈良生まれ。大阪大学人間科学部卒。米国ジョン・F・ケネディ大学大学院修了。専攻はソマティック心理学(身体心理学)。カウンセリング心理学修士。現在、アライアント国際大学/CSPP臨床心理大学院(東京)非常勤講師。心理カウンセラー。「インテグラル・ソマティックス」を主宰し、ローゼン・メソッド、ビオダンサなど、身体技法のクラスも開く。また、國學院大學にて日本文化、神道における心身のテーマを探求(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
登録情報
- 出版社 : 春秋社 (2011/6/24)
- 発売日 : 2011/6/24
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 382ページ
- ISBN-10 : 4393360583
- ISBN-13 : 978-4393360583
- Amazon 売れ筋ランキング: - 160,944位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年7月1日に日本でレビュー済み
トラウマの解決には薬物だけでは無理で、従来持続エクスポージャー法やEMDRが使われていました。EMDRも身体性や感覚を重視しているのですが、ソマティック心理学はまず身体性重視で治療を行うことを主眼にしています。ダンス、ボディワーク、タッチングは心理学的には何のevidenceもないのですが、臨床上は大変意味があります。患者さんはevidenceを求めて来所するのではなく、治療を求めて来るのです。自然の持つエネルギーが患者さんを治療に導く、それこそが変容のエネルギーとなるのです。
2011年8月17日に日本でレビュー済み
まず、ソマティックとは身体のという意味、つまり、ソマティック心理学とは身体とこころのつながりを追求する、心身一如の学である、ということを確認しておこう。
心身のつながりを重視する技法(瞑想、ヨーガ、深呼吸やさまざまな治療法)にはさまざまある。米国立衛生研究所の調査によると、このたぐいの技法・治療法を過去一年以内に実践したことのある人の数は2700万人を超える。少し遅れながら、日本においても心身ケアの技法は、看護の現場で常識として知られていることからより超越的な要素を含んだ実践までいろいろ見かけるようになった。現在のほぼ正統な精神医学の体系に収まらなくても有効な方法はさまざまあるのだが、また、フロイトやユングの弟子たちの実践の中に、またさらにそのあとの世代のセラピストたちの中に、すばらしいみのりがあるのだが、それらは日本では、十分フォローされていない。また、あまりに広すぎて、俯瞰するのに手ごろな本がない。
こうしたさまざまな治療法・ケアテクニックについて、事典・教科書のような作りにまとめられた労作が、この本である。著者自身が語っているように、久保氏は長年アメリカでこのような技法を渉猟している。現場を観てきたから語れることが、細部の記述からうかがわれる。しかも、一つの技法に弟子入りしたのでそれしか知らない、のではなく、さまざまな技法がそれぞれどのように位置づけられているかをていねいに説明してくれるのだ。
ストレスやトラウマは今や日常語になったが、これらのことばのより正確な意味、また、ストレスやトラウマとは、脳や心臓や皮膚で何が起こることなのかを、充実した図版でわかりやすく説明してくれる。そして、ストレスやトラウマに並んで現在注目の概念『マインドフルネス』についても、それが仏教に由来しどのような文脈で検討されてきて、現代人にとってどのような意義があるかを、きちんとまとめてくれる。
読みながら感心したのは、西欧版の心身一如の学を広く見ているので、たとえば身体接触のタブーについてどのような常識や共通理解があるかといったことに、きちんとした説明がなされていることだ。
本書のもう一つのメリットは、怪しい技法・人を確認するヒントも得られることだ。よくわからない技法を最新最善のもののようにもっともらしく語るのだ。少し知識があればこの自称ヒーラーは偽物だなとわかるのに、と感じることもある。
構成、文体ともに工夫され、力の入った図版があちこちに埋め込まれているので、関心を持つが専門家でない人にとって、専門書の手前のよい橋渡しになる(DSMのマニュアルを買ったが読み切れなかった人、多いでしょう?)。コラムもよく練られていて、野口整体とフェルデンクライスの出会いのエピソードは瞠目である。
注文をつけるとすれば、東洋版の心身一如の学については書かれていないこと。また、タイトルは、なじみのない『ソマティック』ではなく、『心身一如の心理学』(これも今ひとつだが)とか、もっと工夫ができなかったか。
精神医学や心理学に関心を持ちながら、大学などで教わる正統な心理学のちょっと外が知りたい人、また、トラウマやストレスを連呼する本に疲れた人は、本書を読んで得るものが多いだろう。だが、私が強調したいのは、看護やカウンセリングなどのケアの現場に関わる人の副読本・参考書として本書が読まれることだ。臨床でクライエントから耳にするさまざまな技法について、安定した視点で対応していくヒントになると思う。
心身のつながりを重視する技法(瞑想、ヨーガ、深呼吸やさまざまな治療法)にはさまざまある。米国立衛生研究所の調査によると、このたぐいの技法・治療法を過去一年以内に実践したことのある人の数は2700万人を超える。少し遅れながら、日本においても心身ケアの技法は、看護の現場で常識として知られていることからより超越的な要素を含んだ実践までいろいろ見かけるようになった。現在のほぼ正統な精神医学の体系に収まらなくても有効な方法はさまざまあるのだが、また、フロイトやユングの弟子たちの実践の中に、またさらにそのあとの世代のセラピストたちの中に、すばらしいみのりがあるのだが、それらは日本では、十分フォローされていない。また、あまりに広すぎて、俯瞰するのに手ごろな本がない。
こうしたさまざまな治療法・ケアテクニックについて、事典・教科書のような作りにまとめられた労作が、この本である。著者自身が語っているように、久保氏は長年アメリカでこのような技法を渉猟している。現場を観てきたから語れることが、細部の記述からうかがわれる。しかも、一つの技法に弟子入りしたのでそれしか知らない、のではなく、さまざまな技法がそれぞれどのように位置づけられているかをていねいに説明してくれるのだ。
ストレスやトラウマは今や日常語になったが、これらのことばのより正確な意味、また、ストレスやトラウマとは、脳や心臓や皮膚で何が起こることなのかを、充実した図版でわかりやすく説明してくれる。そして、ストレスやトラウマに並んで現在注目の概念『マインドフルネス』についても、それが仏教に由来しどのような文脈で検討されてきて、現代人にとってどのような意義があるかを、きちんとまとめてくれる。
読みながら感心したのは、西欧版の心身一如の学を広く見ているので、たとえば身体接触のタブーについてどのような常識や共通理解があるかといったことに、きちんとした説明がなされていることだ。
本書のもう一つのメリットは、怪しい技法・人を確認するヒントも得られることだ。よくわからない技法を最新最善のもののようにもっともらしく語るのだ。少し知識があればこの自称ヒーラーは偽物だなとわかるのに、と感じることもある。
構成、文体ともに工夫され、力の入った図版があちこちに埋め込まれているので、関心を持つが専門家でない人にとって、専門書の手前のよい橋渡しになる(DSMのマニュアルを買ったが読み切れなかった人、多いでしょう?)。コラムもよく練られていて、野口整体とフェルデンクライスの出会いのエピソードは瞠目である。
注文をつけるとすれば、東洋版の心身一如の学については書かれていないこと。また、タイトルは、なじみのない『ソマティック』ではなく、『心身一如の心理学』(これも今ひとつだが)とか、もっと工夫ができなかったか。
精神医学や心理学に関心を持ちながら、大学などで教わる正統な心理学のちょっと外が知りたい人、また、トラウマやストレスを連呼する本に疲れた人は、本書を読んで得るものが多いだろう。だが、私が強調したいのは、看護やカウンセリングなどのケアの現場に関わる人の副読本・参考書として本書が読まれることだ。臨床でクライエントから耳にするさまざまな技法について、安定した視点で対応していくヒントになると思う。
2011年7月24日に日本でレビュー済み
実際の実践の現場において人間の治癒や成長に取り組んできた人であれば、誰もが「心」と「体」の密接な関係性の重要性を実感していることであろう。実際、そうした心身の相補的な関係性を前提とした統合的な視野をそなえた実践者にとり、対話を主体とした一般的なワークというものが限定的なものであり、また、非効率的なものであるということは、実に切実な問題として認識されていることだろう。
こうした問題意識にもとづいて、近年、心理学では、心と体の密接な関係性に着目する「身体心理学」(somatic psychology)といわれる分野が急速に発展している。本書は、そうした近年の動向と成果を簡潔にまとめた優れた入門書である。
本書の特色は、何よりもその包括性にあるといえるだろう。臨床心理の領域で活躍する優秀な実践者は、それまでの訓練や実践の過程をとおして出遭った技法や方法を組み合わせて、どくじの包括的なアプローチを構築する。しかし、往々にして、そこで問題となるのは、そうしたアプローチというものが、必ずしも人間の意識や身体に関する真に統合的な理解にもとづいて構築されたものではなく、むしろ、その実践者の個人的な資質や経験にもとづいた、限定的な視野にもとづいたものであるということである。結果として、そこで提供されるのは――「包括的」や「統合的」等の名称が冠せられているとしても――あくまでもその実践者の恣意的な選択にもとづいたアプローチとなってしまうのである。
こうした状況において求められるのは、今、世界中の実践者により開発・実践されている多様な技法を俯瞰したうえで、それらの本質を見極めて、それらの関係性を解き明かしていくということである。換言すれば、世界に存在する多数の貴重な洞察を整理して、人間の意識と身体を鳥瞰する見取図を描くことが重要となるのである。
そうした意味においては、Michael Murphy(1993)のThe Future of the Body: Explorations Into the Further Evolution Of Human Natureという作品が古典的な著書としてひろく知られているが、それから20年が経過して、最新の研究と実践の成果を踏まえた著書が日本人の研究者により執筆されたことを心より歓迎したいと思う。
今日の実践者が直面する最大の困難とは、世界が真実に飽和していることである。それに対処するためには、真実と真実を有機的に関係づける能力が必要とされる。本書は、そうした実践的な課題を克服していくための案内図を提供してくれることだろう。
こうした問題意識にもとづいて、近年、心理学では、心と体の密接な関係性に着目する「身体心理学」(somatic psychology)といわれる分野が急速に発展している。本書は、そうした近年の動向と成果を簡潔にまとめた優れた入門書である。
本書の特色は、何よりもその包括性にあるといえるだろう。臨床心理の領域で活躍する優秀な実践者は、それまでの訓練や実践の過程をとおして出遭った技法や方法を組み合わせて、どくじの包括的なアプローチを構築する。しかし、往々にして、そこで問題となるのは、そうしたアプローチというものが、必ずしも人間の意識や身体に関する真に統合的な理解にもとづいて構築されたものではなく、むしろ、その実践者の個人的な資質や経験にもとづいた、限定的な視野にもとづいたものであるということである。結果として、そこで提供されるのは――「包括的」や「統合的」等の名称が冠せられているとしても――あくまでもその実践者の恣意的な選択にもとづいたアプローチとなってしまうのである。
こうした状況において求められるのは、今、世界中の実践者により開発・実践されている多様な技法を俯瞰したうえで、それらの本質を見極めて、それらの関係性を解き明かしていくということである。換言すれば、世界に存在する多数の貴重な洞察を整理して、人間の意識と身体を鳥瞰する見取図を描くことが重要となるのである。
そうした意味においては、Michael Murphy(1993)のThe Future of the Body: Explorations Into the Further Evolution Of Human Natureという作品が古典的な著書としてひろく知られているが、それから20年が経過して、最新の研究と実践の成果を踏まえた著書が日本人の研究者により執筆されたことを心より歓迎したいと思う。
今日の実践者が直面する最大の困難とは、世界が真実に飽和していることである。それに対処するためには、真実と真実を有機的に関係づける能力が必要とされる。本書は、そうした実践的な課題を克服していくための案内図を提供してくれることだろう。
2011年8月15日に日本でレビュー済み
最近、心と身体をテーマにした本は多いものの体系立てて書かれたものが見当たらなかった。
この本は心と身体のつながり、ボディーワーク、心理療法、ダンスセラピーなどに興味があるという人のよい地図になってくれる。
それぞれ療法の背景や、最近の脳科学等の知見まで、高度な内容ながら分かりやすく書かれている。
ボディーワークなどの施術者で、その根拠を見つけたいという人にもおススメ。
地図とはいえ、各療法の説明は表面的な知識だけではなく、著書の体験を通じて書かれていると思われる部分もあり、立体感を感じる。
各理論が体系だてられた先には個人の成長だけでなく、より良い社会へとつなげていけるとの可能性も感じさせられた。
この本は心と身体のつながり、ボディーワーク、心理療法、ダンスセラピーなどに興味があるという人のよい地図になってくれる。
それぞれ療法の背景や、最近の脳科学等の知見まで、高度な内容ながら分かりやすく書かれている。
ボディーワークなどの施術者で、その根拠を見つけたいという人にもおススメ。
地図とはいえ、各療法の説明は表面的な知識だけではなく、著書の体験を通じて書かれていると思われる部分もあり、立体感を感じる。
各理論が体系だてられた先には個人の成長だけでなく、より良い社会へとつなげていけるとの可能性も感じさせられた。
2011年9月27日に日本でレビュー済み
心と身体は繋がっていると分かっていても、“どのように”とは説明しにくい。そんなもやもやの解決の糸口が見つけられる一冊。
ソマティック心理学に関連する心理学の療法やボディーワークやダンスセラピーの手法が主観的、客観的な見解で取り扱われており、それぞれの長所や問題点が分かりやすくまとめられています。
心理療法の科学的な結びつきを重要としながらも、科学的な根拠の薄い経験的な正しさも尊重されてるところが著者自身もボディーワーカーである故と感じました。
かなり広い範囲のことが扱われているにも関わらず内容はクリアに整理されており、また『心身統合のための挑戦』という一つの根本的テーマが一貫しているので読んでいて迷子になりません。
心と身体のつながりへの気づきの大切さを自信と根拠を持って向き合えるようになる内容。おすすめです。
ソマティック心理学に関連する心理学の療法やボディーワークやダンスセラピーの手法が主観的、客観的な見解で取り扱われており、それぞれの長所や問題点が分かりやすくまとめられています。
心理療法の科学的な結びつきを重要としながらも、科学的な根拠の薄い経験的な正しさも尊重されてるところが著者自身もボディーワーカーである故と感じました。
かなり広い範囲のことが扱われているにも関わらず内容はクリアに整理されており、また『心身統合のための挑戦』という一つの根本的テーマが一貫しているので読んでいて迷子になりません。
心と身体のつながりへの気づきの大切さを自信と根拠を持って向き合えるようになる内容。おすすめです。