本書は、FXをマンガで学ぶ本という事もあり、以前から興味を持っていました。トレードは社会情勢が大きく変化しても、自分の努力で習得した技術力があれば在宅で稼げる職種です。
今回、活字アレルギーの人や本を読むと直ぐ眠くなってしまう人へ贈るために購入。なるべく入門書よりも本書を先に読む事を推奨します。私がFXを始めた頃は マンガでFXを学べる本は無かったので少し羨まく思っています。
しかし、本書を読んだからといって直ぐに勝てるようにはなりません。まずは地道なデモ練習が必要です。FXトレードは手に職をつける技術職と同様、経験を積んで上達していく職種であり 多くの知識を得るよりも実践で経験を積むほうが重要です。
本書はマンガ主体でありながら簡易な入門書も兼ねていますので「ある程度のFX基礎知識」は得られますが、あくまで素人レベルの人がFXの基礎をマンガで学ぶための本です。
FXを学ぶためのマンガなので説明のページも有り、決して内容が「オモシロイ」わけではありません。本書のマンガに「笑えるオモシロイ要素」は期待しないでください。マンガは最初の13ページがカラーとなっています。
他本のようにマンガと説明が分離されておらず、マンガでFXについて説明がされています。マンガなので気楽にサラッと読めますし、手法より前の「FXとは何か?」の段階から始めたい人に最適です。「入門書では難しい」と感じる人にも適しています。今度からは入門書を贈らずに、初心者でも理解し易い本書を贈ろうと思います。
このマンガではリアル口座を開設してトレードを始めていますが、実際にはデモ口座で高い勝率を実現してからリアル口座でのトレードを行ってください。練習もせずにイキナリ資金を入れたリアル口座でトレードするのは無謀でありリスクしかありませんが、練習してからリアル口座で始めればリスクは大幅に下がります。
私は多くの知識を得るより地道な練習による技術力の向上のほうが重要だと思っています。どんなに素晴らしいFX本を読んでも、読んだだけで直ぐ勝てるようにはなりません。地道にトレード経験を積んで上手くなっていく技術職です。
本書は基本的な注文方法や相場の大半を構成するレンジを見つける事の重要性を説いていたり ポジションを分散してトレードする事を推奨しているので本書に記載されている基礎知識だけでも、トレードの練習を継続して経験を積めば勝てるようになる可能性があります。
本書の良さは「節目」を教えている点です。斜線や水平線などで節目の水準を把握する事が重要。トレードで重要な事は、この節目に斜線を引きトレンドラインやチェネルラインを引く事です。「節目」はチャートの安値や高値です。
チェネルラインは極めて重要です。安値を繋げて引いた斜線と高値を繋げて引いた斜線でチャネルラインを表示します。このチャネルラインを抜けるとブレイクアウトする確率が上がります。FXで成功したいなら節目に注目する事です。
また、「ファンダメンタル分析は間違っていても勝てる」と記載している。実際、私はファンダメンタルズは参考程度で、ローソク足の形状や並びおよびチャートパターンの他に トレンドライン(斜線と水平線)で多数派の値動きを重要視しています。ファンダメンタルズ要因だけでエントリーを決める判断は避けましょう。なるべくファンダメンタルズに振り回されないほうが良いです。
テクニカル >ファンダメンタルズ です。テクニカル重視だけでも勝てるようになります。ファンダメンタルズを特に重要視する人は、ニュース情報で判断して中途半端な位置でエントリーするので 意外と多額の含み損を抱える傾向があると感じます。相場の環境認識、テクニカル分析、ローソク足の形状,チャートパターン,通貨ペアごとの値幅を考慮した有利な位置 が重要です。
トレードは技術職ですので優秀な頭脳は不要であり、あまり難しく考えないほうが上手くいきます。多くの人が「損せずに勝てるようになる手法」を探していますが、本当に重要な事は「誰でも勝てるような有利な位置でエントリーする事」なのです。これが理解できるとトレードが劇的に変わります。
一般的な技術職では学歴は不問であり、スゴク勉強がデキル人が技術も同様にデキルとは限りませんし、教科書の内容を覚えれば直ぐに上手くなる という仕事ではありません。特に暗記分野の勉強が得意だった人は技術職においては成長が遅かったり躓く傾向があります。
また、トレードは 一般社会とは世界観が逆なので、朝が弱くて昼間の仕事ができない人や昼間はダルイけど夕方から夜間にかけて元気になる「夜型」の人はトレーダーに向いています。特に夕方から夜間に大きな相場変動が起きる場合が多いので、夕方から夜間に元気になる人はトレードで大きく稼げる可能性を秘めています。夜間に元気になるのは疾患では無く「ある種の立派な才能」だと思います。
また、無感情や無表情で営業や接客に向かない人や会社に馴染めない人や社内の人間関係が苦手な人など、多くの企業で敬遠されがちな人が意外に投資で成功する確率が高い理由は、こうしたこともあるのでしょう。一般社会とは世界観が逆なのです。
更に、他人に会うと体調不良になる人、天候不順で体調不良になる人、他人との付き合いが苦手に感じる人、空気を読めない人、通勤時間や通勤にかかる費用が無駄に感じる人、ハラスメントを受けて悩んでいる人の他、「ニート」や「引きこもり」の人、アスペルガーの人、はトレーダーに向いていると思います。また、LGBTで既存の性別の仕事に馴染めない人や耳が聴こえ難い難聴の人など、それが理由で就職が難しい人もトレードを考慮してみてください。
上記のような様々な理由で会社勤めが難しい人など、一般社会とは逆の行動や考え方をする人のほうがトレーダーとして大きく成功する確率が高いです。私は上司のパワハラによって精神を病み、勤務先を退職してFXトレーダーになりました。
子供が小さいので働きに出れない、親の介護があり働きに出れない、という人もFXトレードを検討してください。何も無理して外へ勤めに行く必要はありません。ただし、必ず事前にデモ練習を積んでコツを掴み 高い勝率を実現してから、口座開設して資金を使ったトレードを推奨します。
デモ口座はメールアドレスさえあれば開設できますので、中学生や高校生でもデモ口座で練習が簡単に始められます。学生の皆様、春休みの間にFXデビューしてみませんか。社会人の皆様も、先行き不透明な社会の到来を考慮して 今からFXの練習を始めてみませんか。
【目次】
プロローグ
はじめに
登場人物紹介
・1stクエスト FXのしくみと魅力
FXの魅力はここにある
FXの利益の種類は2つある
・2ndクエスト 失敗しない取引のススメ
金利と為替のしくみ
投資に使えるお金の目安はいくら?
逆指値注文のメリットと注意点
分散したエントリー・売却でリスクを減らす
※成功するための3つの配り
「目配り」ファンダメンタルズ分析は日本経済新聞の記事がわかるくらいでOK
「気配り」テクニカル分析で現在の相場が どのような状況になっているかを知る
「心配り」節目の価格がわかれば未来の価格が見えてくる
・3rdクエスト 「節目」を読んで売買のタイミングを見極める
覚えておきたいローソク足の形
・Lastクエスト 損切水準を設定するには
損切の考え方
損をしないための心がまえ
エピローグ
FX用語解説
INDEX
著者運営のホームページについて
ーーー追記 1ーーー
「これからFXを始めたいけどパソコン購入などの初期費用がかかるので躊躇している」と思っている人がいるのであれば そのような杞憂は無用です。お手持ちのスマートフォンやノートPCだけでも始められます。
しかし、勝率を上げるためには入念なチャート検証や情報収集も必要ですので、できればマルチモニター環境を備えたデスクトップパソコンが必要になります。私の経験でもモニター1台のときよりも3台に増やしてから勝率も上がりました。
複数の画面でトレードするようになると、米ドル円やクロス円では日経平均225や米国債10年利回りおよびNYダウなどのチャートを参考にしながらトレードできるので勝率が上がります。
FXではWeb動画の視聴が快適に出来るものであれば既存品や中古品でも使用可能であり高価な新品パソコンは不要です。その浮いた費用で「モニターの拡充」や「サクサクと快適にトレードでき約定も早いSSDへ換装」の資金に充当したほうが良いです。
初心者はモニター1画面から始める人が多いと思いますが、私の経験では初心者ほど各種情報を参考にしたトレードが可能な「多画面モニター」でトレードしたほうが早く上達します。私は最初は1画面で始めましたが3画面に増やしてから各段に勝率が上がりました。
GeForece GT710 グラフィックボードは、格安でありながら3画面の出力が可能です。全てのモニターをフルHD解像度の製品にしなくても、HD解像度のモニターや古いスクエアモニターでも使えます。各種の情報を表示しておくだけなので古いモニターでも有効です。GT710グラフィックボードは一般的な3画面対応と HDMI接続4画面対応の2種類があります。
スマホやタブレットを使用してトレードする場合は、PCも併用してトレードする事を推奨します。大きな画面のモニターでチャート検証しながらトレードするほうが良いです。「スマホ1台だけでも勝てる!」というトレーダーの意見を鵜呑みにせず、その人がトレードしている時間足や手法も良く吟味してみてください。
そして、トレードの経験を積んで 相場勘や多くのパターンを把握して次第に勝てるようになってきたら、スマホやノートPCなど少ないモニターでも自信を持ってトレードできるようになっていきます。
初心者は多画面が必要で、慣れてくると少画面でもOKになる。ここでも一般的な考えとは逆なのです。現在の私は極めて勝率が高いと思う「有利な位置」だけしかエントリーしなくなりましたので、エントリー回数も大幅に減ってきています。
ーーー追記 2ーーー
※ここからは早くうまくなりたい人だけ読んでください
●初心者でも勝てるようになるデイトレードのコツ
・順張りでのトレードを心がけるようにする。含み損を抱えていてると順張りでのトレードが難しくなるので、それまでのトレードで含み損を抱えていない事も順張りトレードでは重要。
・レンジ戦略とレンジ抜け戦略とトレンド戦略を使い分けるようにする。トレードが上手い人はレンジ(横這いトレンド)でのトレード法とレンジから抜けたり強いトレンドが発生している時のトレード法は異なる事を知っています。
5分足でトレードするならば、単純移動平均線の200MA,120MA,75MA,20MAの表示を推奨。上昇トレンドでは、一時的に下がっても下値が堅いようなら再び上がります。下降トレンドでは、一時的に上がっても上値が重いようなら再び下がります。
下値が固く少しジリ上げ気味で200MA,120MA,が並んでチャートの下にあるなら上昇する確率が高いです。特に何度も下ヒゲを付けて120MAまで到達しない場合、上がる可能性が多くなります。
また、上値が重く少しジリ下げ気味で200MA,120MA,が並んでチャートの上にあるなら下降する確率が高いです。特に何度も上ヒゲを付けて120MAまで到達しない場合、下がる可能性が多くなります。
5分足 200MAどころか120MAにまで到達できない場合は強いトレンドが継続していますので安易な逆張りエントリーは控えたほうが良いです。200MAを抜けない限り本格的に反転する可能性は低いと判断できます。
そして、ダウ理論を考慮しながら水平線を引いて検証すると良いです。相場法則に「移動平均線から大きく乖離すると再び移動平均線に接近しようとする」傾向があります。相場は「移動平均線に接近すると離れる、移動平均線から離れると接近する」を繰り返します。
大きく乖離していたら今度は目安を5分足 10MAや斜線のトレンドラインに切り替えて 過度の深追いエントリーは注意が必要です。そして、乖離の度合いが大きくなると再び戻る作用が働くのでチャート環境認識と相場状況を考慮してエントリーします。
5分足で判断に迷ったり 5分足でレンジが続いていたとしても 15分足の200MAがチャートよりも上にあったら、買いエントリーは控えて「上がったら戻り売り」を主体にトレードすれば、突然の急下降で含み損を抱える心配は減りますし突然の急下降でも利益が増えます。
1本が15分のローソク足200本の平均で、下降の圧力が強い傾向を示しているのですから、その15分足200MAを大きく上抜けない限り、買いエントリーは控えたほうが良いのです。
押し目買いの場合は その逆で、15分足の200MAがチャートよりも下にあったら、「下がったら買いの押し目買い」を主体にトレードすれば、急上昇で含み損を抱える事も減りますし突然の急上昇でも利益が増えます。
1本が15分のローソク足200本の平均が、上昇の圧力が強い傾向を示しているのですから、その15分足200MAを大きく下抜けない限り 売りエントリーは控えたほうが良いのです。次第に「それまでの方法では利益が減り 流れが変わってきた」と思ったら目線を変えます。
ただし、「相場に絶対は無い」ので完璧なトレードは難しいのが実情。なるべく 過度な固執や執着を持たず、常に臨機応変で柔軟な対応が必要になります。FXは相場の環境認識がスゴク重要ですので、多くの経験を積んで利益を得るコツを掴んでください。
そして、ログイン後にチャートを表示すると共に 米国債10年利回りを必ず確認する事。もし米国債10年利回りが下降トレンド継続中なら買いエントリーは控えてください。米国債10年利回りが上昇トレンド継続中なら売りエントリーは控えたほうが良いです。
米国債10年利回りは極めて重要です。スゴク極端な話ですが、相場状況によっては米国債10年利回りの動向を見てFXでエントリーしたほうが勝てる確率が高い事もあるくらいです。それだけ米国債の利回りが多くの投資家に株や為替を買う際の目安にされています。
もちろん、それだけではなく世界情勢の動向も考慮する必要はありますが、相場の大暴落や大暴騰の陰に米国債10年利回りの急激な変動が関与している事が多々あります。ご注意ください。
また、他のクロス円も同様の方向に変動していたらカナリ強いトレンドが発生しているので無茶な逆張りや複数のナンピンは禁物です。「もし含み損になったらナンピンは1回まで」と決め、それでも更にドンドン含み損が増えてしまう場合はプライマリートレンドに逆らっていると判断して潔く全ての損切りが必要です。
含み損を抱えて複数のナンピンをしたままですと、目線が継続して目線のリセットが困難になります。含み損のポジションの方向に目線が継続したままでは、更にナンピンしてしまう傾向があります。
エントリー後に含み損が増える場合、早めに損切りして目線のリセットを行えば、トレンドに沿った順張りエントリーが出来るようになります。
短い時間足だけでトレードしないで、必ず長い時間足も確認しながら「プライマリートレンドの方向」を考慮したトレードを行うと利益が得られるようになります。プリマリートレンドに沿った順張りが含み損を抱えず容易に利益を得やすい。
口座にログインしてエントリーできるような有利な位置になっている場合は少ないのが実情です。上昇していたら転換パターンを確認するまで待つ、下降していたら転換パターンを確認するまで待つ。トレードで勝ち続ける極意とは「待つ」事です。
ログインした時点で上昇していたら1日の値幅を考慮して上昇が落ち着くでまで待つ。ログインして下降していたら1日の値幅を考慮して下降が落ち着くまでまで待つ。有利な位置でエントリーしたら利益が増えるまで待つ。
なるべく中途半端な位置でエントリーしないようにするだけで負けは減ります。下がっていたら下がり切るまで待つ、ダブルボトムやトリプルボトムになるまで待つ。上がっていたら上がり切るまで待つ、ダブルトップやトリプルトップになるまで待つ。転換パターンが出現するまで待つ。
下降トレンドでは上がりを待って売りエントリー,上昇トレンドでは下がるのを待って買いエントリー、下降トレンドでは戻り売り,上昇トレンドでは押し目買い、これが損小利大のトレードのコツです。
通常の相場では必ず利益確定が行われます。特に短時間で大きく変動した後は「揺り戻し」も大きくなる傾向があります。有利な位置まで待つ事で利益が得られるのです。無理して上昇も下降も全て取りに行く必要はありません。逆張りやナンピンは既に変動している値幅を考慮して、利益が取れる自信のあるときだけに絞りましょう。
しかし、ナカナカ勝てない人の中には、この「待つ」事が出来ない人も意外と多いのです。有利な位置まで待ってからエントリーすれば勝率は上がります。上にも下にも行く可能性が高い中途半端な位置で無理にエントリーするから含み損になるのです。
有利な位置でエントリーしたら利益が増えるまで待つ我慢が必要ですし、ログインした時に中途半端な位置だったら有利な位置になるまで待つ我慢が必要です。有利な位置まで待ってエントリー出来たら 利益が増えるまで待つ。トレードは我慢と忍耐が多い職種とも言えます。「待つ」事、これが勝ち続けるトレーダーに必要不可欠なのです。
将来的に大きな金額を得られるようになる難しい職種に挑戦しているのですから、ナカナカ技術が上達しないのは当然です。先を急ぎ過ぎない,慌てない,焦らない,怒らない,で地道に経験を積む事です。直ぐ諦めたりせずに練習を継続してみてください。
デイトレードやスキャルピングは「損切りと1セット」と考え、損切り前提でエントリーするものだと思っています。5分足で切り上がって斜線が引けたら買ってみる、切り下がって斜線が引けたら売ってみる、もし間違っていたら損切りする。15分足の下ヒゲで買ってみる、上ヒゲで売ってみる。連続した下ヒゲを確認したら買ってみる、連続した上ヒゲを確認したら売ってみる。もし間違っていたら損切りする。
当日の高値付近まで戻る可能性や当日の安値まで戻る可能性を考慮してみる。トレードは「トライアンドエラー」の繰り返しです。もちろん長い時間足の確認も必要です。チャレンジした後の損切りは失敗では無く軌道修正であり、含み損を放置してドカンと多額の損失を出す事が失敗なのです。
最悪トレードは強制ロスカットになる事。損切りになり難い位置が「有利な位置」です。初心者のうちに、このトレード手法を知っていると短期間で成功トレーダーへの道が開けます。ぜひ、ご自分で検証してみてください。
・指値やIFDやOCOを多用する
成り行きだけでは冷静さを失い咄嗟の判断が出来ない事がありますので、冷静な時に指値などの注文を設定してトレードしてみてください。私は指値注文を多用する事で、FXトレードで生活できていると思います。短い時間足にて成り行きだけでトレードしたならば、私でもコツコツドカンやチキン利食いになってしまうのです。
成り行きだけでトレードするから勝率が低かったり含み損が増大してしまう事に気がつきましょう。また、状況に応じてIFDやOCOも取り入れるとトレードの幅が広がりますし、常にチャートに張り付く事も減ってきます。最初は少しメンドウクサイと感じるかもしれませんが、成り行きでは焦ってしまう人はトレンドライン(斜線と水平線)を使いながら試してみてください。
●兼業でトレードする場合のアドバイス
※昼間は本業の仕事をしている兼業トレーダーの場合、おおまかに2つのトレードスタイルがあります。私は兼業でトレードしていた時期が1年ほどありました。
1つ目は、日足や4時間足など長い時間足で強いレジスタンスやサポートを見つけて、その約300pips前後のレンジ内で暫くの間は指値やOCOなどの注文方法を多用して数日から1週間ほどの短期スイングでトレードする方法。もちろん、ポジションを保持するスイングの場合、ストップの設定は必須です。
2つ目は、仕事から帰宅後に数時間のデイトレードもしくはスキャルピングを行う方法。主に15分足や5分足で斜線や水平線を使って検証し、値幅を考慮して有利な位置でエントリー後に利益が増えたら成り行き又は指値で決済します。
私の兼業時代は残業も多かったので、主に1つ目のスイングでトレードする日もありましたが、ソレナリに資金が増えて専業になった現在は 有利な位置で多ロットでトレードでき ポジションを持ち越さない気楽なデイトレードを主体にしています。もちろん、スゴク有利な位置ならば数日保持の短期スイングもする場合もあります。
私がスイングから始めたメリットとして「トレンド転換」を見つけるのが上手くなったり、日足や4時間足を見る習慣が付いたのでプライマリートレンドを把握したり、斜線を引いて利益が増えるまで「待つ我慢」が出来るようになった点です。
個々人のライフスタイルや性格に合ったトレード法で行ってください。ポジションを翌日や数日ほど持ち越すトレードが心配ならば、出勤前もしくは帰宅後にトレードするほうが良いでしょう。それでは皆様の成功を祈っています。
●FXトレード経験で得た注意点
私が今までのトレード経験で気が付いた事を書きます。FXトレードは技術職ですので、本を読んで知識を得ただけでは上達しません。
何冊もFX関連の本を読んでいても、トレードの経験値が低いと有利な位置なのにエントリーできなかったり、決済に最適な位置なのに決済できなかったりします。
「FX本を何冊も読んだが勝てない」という人は、知識は豊富だが経験値が低い状態になっていると思います。「普通の勉強のように教科書や参考書を使って学べば出来るようになる」という勉強法とは異なります。
例え、高度な知識や情報を得たとしてもトレードの経験値が低ければナカナカ上手くトレードできないのです。私たちは理論家や評論家になるのではなく、常に利益を得るFX技術者にならなければなりません。
トレード技術が上手くなるためには、知識を得たら 後はトレードの場数を踏んで経験値を上げて技術力を向上させていく事が必要です。
最初に「トレードは技術」という事を理解せず、多くのFX本や商材を買ったり有名トレーダーが開催するセミナーに参加したりすれば、直ぐにトレードが上達すると勘違いしている人も多いと思います。
確かに、本や商材やセミナーは勉強になりますが、知識や情報を多く得ていても 実際に変動している短い時間足のチャートを見ると細かい値動きに翻弄されて「わからなくなってしまう」という現象が起きます。
多くの手法を学びすぎると、どれが正しいのか「わけがわからなくなってしまう」事で、それまで学んだ多くの手法や知識が「ごちゃ混ぜになって」トレードの上達を阻害している場合もあります。
別の手法を学ぶときは、以前に学んだ手法をリセットする必要があります。そうしないと、難しく複雑に考えすぎてトレードに迷いが生じるようになる。
例えば、スキャルピングとスイングの手法が区分けできずに頭の中で中途半端に混在していると、肝心な場面でトレードに迷ってしまうのです。
スポーツをしていた人なら経験があると思いますが、監督が変われば戦術も変わります。以前は守備重視のチームが監督が交代すれば攻撃重視のチームになったりする。
その逆もあります。手法を変えるという事は、スポーツでは戦術を変えるという事に近いのです。しかし、以前の戦術をリセットしないまま別の戦術も取り入れればプレーに迷いが生じます。
FXトレードでは多くの人が安易に手法を変えがちです。「スキャルピングでダメだったので今度はスイングの本を買ってみよう」「スイングでは利確まで待てないからデイトレの本を買ってみよう」
「数時間も待つのは嫌だから、やっぱりスキャルピングのほうが良いかもしれない」と手法をコロコロと変えて無駄な時間を費やしていませんか。
私は「FXトレードをしている多くの人は『勝てるための知識』は十分に足りている」と思います。しかし、なぜ勝てるようにならないのか。
それは本能の摂理に翻弄されてしまう他にも「得た知識の量が多すぎて、自分にとって最適な知識の選択が難しくなっている」からです。
様々な手法や各種の知識を詰め込み過ぎて的確なトレードができなくなっている可能性のほうが高いと感じます。ある程度の手法の知識を得たら、それ以上は知識を学ぶのは止めて 地道にトレード練習を繰り返す方法に切り替えると良いです。
これまでに得た大量の知識が未整理のまま頭の中に混在していると、「多くの本や商材やセミナーや塾などで得た知識は豊富に持っているけど、肝心なトレードに生かされない」という現象が起きます。これが、トレード歴を何年か経てもナカナカ勝てない人が陥っている状態と察します。
「何年も勝てない」のならば、余計な知識を捨てて身軽になったほうが機敏に動けるようになる可能性が高くなります。まず、今まで得た知識を整理してシンプル化してみましょう。
つまり、知識の断捨離です。使っていない不要な知識は捨てる事。「評論家のような豊富な知識を得ても、実際のトレードに生かされていなければ正しい知識を学んだ事にならない」と私は考えます。
例えば、評論家は豊富な知識がありますが、実際にプロを相手にしたら通用しません。つまり、技術職なので 知識よりも実技であるトレード経験による勘が重要な位置を占める世界なのです。
トレードを始める敷居が低くなったので素人でも簡単に口座開設してトレードに参加できる時代ですが、私たち個人トレーダーは 海千山千のプロトレーダーと対峙している事を忘れないでください。
しかし、何も難しく複雑に考え過ぎる必要はありません。FXは現在値から上がるか下がるかの2択であり、その選択を間違えれば含み損になるし、正解すれば含み益が増えていく。
ただそれだけのシンプルな勝負です。よって、経験を積んで相場勘を養い、勝てているならソノ手法の精度を上げる事に注意を払い、ブレないで勝てている手法を継続する事が重要です。
しかし、連敗して少しでも不調になると 直ぐにブレてしまい他の手法を勉強し始める傾向があります。連敗が続いたり不調期は、体調が優れないのにトレードして判断ミスが多くなったり、焦りが増して検証が不十分だったり、今まで出来ていた有利な位置まで待つトレードができなかったり、そういう些細な掛け違いから段々と勝てなくなっていく。
勝てていない人も全て勝てないというわけではなく、コツコツと勝てる時もあるのですがドカンと損切りしたりしてトータルで勝てていないだけです。つまり、不利な位置でのエントリーを減らすだけで勝率は上がりますし、ログインして不利な位置だったら 反転するまで待つ事でエントリーの優位性が高くなる
そして、これまで勝てていた人が、なぜ勝て無くなっていくのか。それは「今の勝てている手法よりも更に良い手法があるかもしれない」と思って他の手法を学び始めるからです。
つまり、次第に欲が出てきて「もっとラクして稼げる手法」を探してしまうのです。ブレずに勝てている手法を地道に継続していく事、これが多くの人にとってスゴク難しいのだと思います。
多くの人が陥り易い「ナカナカ勝てない」要因は、せっかく素晴らしい手法を学んでも、それで勝てないと直ぐに諦めて別の手法にコロコロと取り換えてしまう事。例えば、高評価の本を買って読み「これなら勝てそうだ」と思うが、実際にトレードで負けると「これはダメだ」と諦めて、別の高評価な本を買って読む。
それらを試しても勝てない場合は、更に別の本を買う。本を買ってもダメなら商材を買ったりする。多くの本や商材を買って学び、頭の中には知識で溢れているのに実際のトレードでは勝てない状態が続いてしまう。そして「まだ勉強が足りない。もっともっと勉強する必要がある!」と勘違いしてしまう。
この状態を打破するのは、地道なトレード練習で相場勘を養う事なのです。私がFXトレードで退場もせず生き残っているのは、シンプルで地味なトレードを飽きずに続けているからであり、この有利な位置まで待つシンプルトレードが含み損を抱えず利益を得る、本当の「損小利大」のトレード法と言えます。
実は、このシンプルなトレードを続ける事が人間にとって難しい事であり、単純な仕事ほど飽きやすいし別の派手な刺激を求めたがる。これは人間のサガのようなもので、単純な作業を繰り返していると刺激的な事をしたくなる。
シンプルだが勝てるトレードが地味でツマラナイと感じて、多くの人が他の派手なトレード手法に心を惹かれて脱線していく。実際、「勝てているトレーダーの仕事」はスゴク地味であり、決して派手さはありません。
次第に勝てるようになると、こうした脱線への誘惑が頻繁に起きてきますが、この気持ちを抑えて勝てている手法を継続し、更に売買タイミング精度を上げるほうの努力をすべきです。
為替相場は100pips以上も変動すれば何割かは戻る場合が多いですし、強いレジスタンスやサポートに当たれば反転しますので、そういった優位性の高い値まで待つトレードを心がけるだけで利益が増えていきます。
私も何冊かFX関連の本を買いましたが、実際に利益を上げている主な手法は ダウ理論を考慮しながら 斜線と水平線を使ったトレンドライン手法であり、これは殆どの入門書でも書かれているものです。
あとはローソク足の形状やチャートパターンを良く観察し、買いと売りドチラが多数派なのかを知る事です。また、相場の状況によって200MA,120MA,75MA,20MA,などの移動平均線を必要に応じて表示します。
FXで生活している私の状況を知った友人や知人に「FXを始めたい」という人が増えてきたので、昨年から私の買ったFX入門書と兼業FXの本をプレゼントしていました。しかし、意外と活字アレルギーの人も多いようですし、本を読み始めると直ぐ眠くなるという人もいます。
彼らの中に入門書を全て読み切らないうちに FX口座を開設して資金を入れたトレードを始めてしまい、短期間で資金を溶かす人が後を絶たないので、活字アレルギーの人や読書が苦手な人に贈るために購入しました。
「FXトレードは技術職なのでコツを掴むまでは数か月のデモ練習は必要」と予め注意したのにもかかわらず、入門書を良く読まずデモ練習もしないで資金を使ったトレードを始めてしまう人が多過ぎて残念に思います。
ナゼ最初に本を熟読しないのか、ナゼ練習せずに資金を使ったトレードを始めてしまうのか、ナゼ安易にポジションをエントリーしてしまうのか、私には不思議でなりません。
初心者なのに高利息な所から多額の資金を借りてトレードを始め、資金を全て溶かしてしまった人もいます。しかも、家族に内緒で始めてしまう人もカナリの割合でいて家庭崩壊の危機に直面している人もいます。
なるべく「資金を入れたトレードは家族の了承を得てから始める」ほうが良いです。もし反対されたら根気よく説得してみましょう。私も家族の説得に日数がかかりました。好成績のデモ練習の結果を見せるとリアルトレードの了承を得やすいです。
ある程度のコツを掴むまでデモ練習が必要なのに、直ぐに資金を入れてトレードを始める人は 私から見れば「相場をナメている」と思ってしまいます。練習せずに資金を入れてトレードすれば、プロトレーダーに養分として資金を吸い取られるだけです。
練習しないで資金を使ったトレードを始めるとリスクだけしかありませんが、練習してから始めるとリスクは下がります。更に練習で高い勝率を達成してから資金を使ったトレードを始めるとリスクは大幅に下がります。
FXは怖くありません。未経験のままイキナリ資金を使って始めるから怖いのです。私の周囲でも、このような未経験のまま資金を使ったトレードを始める人がいるのですから、世の中には多くの「未経験のまま資金投入してしまう人」がいると思われます。
FXに限らずトレードは技術職ですから、初めから億万長者を夢見ずに「FXトレード職人になる」つもりで練習に取り組んでください。基本的に 上か下かの確率5割なので ビギナーズラックも発生しますが「意外と簡単じゃん」と勘違いせずにトレードの経験を積みましょう。
多くの人は「早く大金を稼ぎたい」「巨額を早く得たい」という欲に駆られてしまい、先を急ぎ過ぎているようにも感じます。テレビ番組や動画にFXや仮想通貨で巨額を稼いだ億万長者が出演していますが、彼らのイメージで「簡単に稼げる」と勘違いしている人が多いように感じます。
トレードは技術ですので、先を急がないで地道に経験を積む事です。FXという極めて難易度が高い職種に挑戦しているのですから、そう簡単に勝てるようにはならないのは当たり前です。就職して 仕事が上手くできるようになるまでかかった期間はかかると思っておいてください。
トレードは経験を積む事で上達していく仕事です。平日は趣味や娯楽の時間を削ってチャートに向き合って練習する努力が必要なのです。趣味や娯楽の時間を削ってまで練習する時間を捻出できなかったり、思ったようには上達しないので 大半の人は途中で諦めたり挫折してしまう。
トレードは他の手に職をつける仕事と同様であり技術職です。技術職なのでギャンブルみたいな「運」に頼らなくても 長い時間足でテクニカル分析を使って練習を積んでいけば次第に勝てるようになります。
トレードで負け続けるのは技術の経験値が低いからです。手法よりも 経験不足による無駄エントリーや 含み損になると直ぐムキになって複数のナンピンしてしまうデタラメな資金管理が問題なのです。
相場のプロと同じ土俵でトレードしているのですから、初心者が継続して勝てるほど甘くはありません。結果が出ている人の表面だけ見て、その裏でスゴイ努力をしていたという面は見えないのです。「トレードはギャンブルのように運の要素が大きいのだろう」という誤った考えは最初に捨ててください。
多くの書籍を読んだり情報商材を買ったり様々なセミナーに行くよりも地道な練習が功を奏します。外国語の習得やスポーツ競技や楽器演奏の習得に似ており、日々の練習こそが上達への近道です。
必ずデモ練習で高い勝率を実現できるようになってから、資金を使ったトレードを始めてください。「FXは極めてリスクが高い投資」と世の中の人は思っていますが、技術職ですから 練習で経験を積む事でFXのリスクを大きく減らせます。
トレードの基本はダウ理論を考慮しながら「上昇トレンドなら押し目買い」「下降トレンドなら戻り売り」の順張りですが、この順張りトレードが苦手な人も世の中には多くいます。私は基本的には順張り派ですが、スゴク有利な位置なら逆張りも行います。つまり、トレンド転換を狙うのです。
また、買いトレードが苦手な人や売りトレードが苦手な人、反対に買いトレードが得意な人や売りトレードが得意な人もいます。全てのトレードを行う必要はありません。苦手なトレード法を行って損するよりも、得意なトレードの精度を極めるほうが短期間で成功しやすいと感じます。
例えば、売りトレードが得意な人の場合、1日あたりの値幅もしくは強いレジスタンス帯まで上がるまで待って売りエントリーする方法は含み損を抱えないで安全にトレードできます。反対に買いトレードが得意な人の場合、1日あたりの値幅もしくは強いサポート帯に当たるまで下がるのを待って買いエントリーする。
このとき、これ以上は変動しないようなら複数のロットや複数のポジションをエントリーするとトータル利益が増えます。もちろん、相場に絶対は無いのでヤバイと思ったら微益で決済して逃げる事も必要です。トレードの極意は「有利な位置まで待つ」「利益が増えるまで待つ」事です。
また、中途半端な位置でエントリーしてしまって含み損を抱えやすい人、 押し目買いおよび戻り売りが難しいと感じる人、プライマリートレンドに沿った順張りトレードが苦手な人、の場合は 有利な位置まで待ってエントリーし 有利な位置でエントリーしたら利益が増えるまで待つトレードのほうが合っていると思います。
ポンド系通貨ペア、例えば ポンド円では 1日あたり100pips前後は変動する場合が時々あるので、上昇していたら上がりきるまで待って売りエントリーしたり、下がっていたら下がりきるまで待って買いエントリーするようにすると良いです。
ただし、100pipsよりも更に多く変動する日もあるので注意が必要です。ポンド円は月末や月初は200pips近く変動する日もあります。
私の経験では1時間足のトレンドラインが機能しなくなったらトレンド転換もしくは一時的に調整が入る確率が高いですので、そこから逆張りエントリーすれば利益を得られます。
キリ番(例えば、ポンド円なら143円前後や142円前後など)丁度良い値の辺りはレジスタンスやサポートになりやすい傾向があります。デイトレードで、キリ番の付近は少し注意が必要です。
トレードのコツは、「有利な位置まで『待って』エントリー」し て「有利な位置でエントリー出来たら利益をが増えるまで『待って』決済する」事なのです。待てないで中途半端な位置でエントリーしてしまい、含み損になっても損切りできないから多額の含み損になるのです。
トレードは技術職なので、早く稼ぎたいと思って 先を急いだり焦らずに練習を積んで行く事が上達への近道です。チャートを毎日のように見て斜線や水平線を引いて検証していると次第に分かってきます。経験を積めばチャートパターンを見て有利な位置なのか不利な位置なのか 直ぐ理解できるようになります。
中途半端な位置で 上か下か?のギャンブル的トレードは避けて、有利な位置まで待ってエントリーすれば勝率は上がります。難しい位置でトレードしない事が損失を減らすのです。有利な位置でトレードして勝率が上がれば、トレードに自信もついていきます。
自信過剰は禁物ですが、勝率が上がったり利益が増えて来ると「有利な位置まで待てば勝てる」という自信を持ってトレードできるようになっていきます。この適度な自信がトレードに良い作用を与えてくれます。
負ける人の大半が「自分に都合の良い時間にトレードして利益を得たいと思って 有利な位置まで待てない」のです。つまり、有利な位置まで待つ事で 高い勝率が実現できるのです。この事を知っているだけで今後のトレードが変わります。
トレードの練習を続けていくと次第に「こうすれば良いのか」と理解できるようになります。FXトレードで家族が不幸にならないよう、必ずデモ練習してから資金を使ったトレードを行ってください。
私の書いた内容に「余計なお世話」と気分を損ねた人もいるかもしれませんが、こういう注意事項 はFXを始めて「1人でトレードしている」と誰も指摘してくれません。大半の人は多くの失敗を経験して気が付くか、自分で気が付く前にFXでの成功を諦めてしまう。個人的に移動平均線および斜線と水平線はスゴク重要です。ぜひ、皆さんにはFXで成功して欲しいと願っています。
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