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ゼロから始める魔法の書 (電撃文庫) Kindle版
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虎走 かける
(著)
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言語日本語
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出版社KADOKAWA
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発売日2014/5/29
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ファイルサイズ20613 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
教会歴526年―。世界には魔女がいて『魔術』が存在していた。そして、世界はまだ『魔法』を知らなかった。そんな時代、人々に“獣堕ち”と蔑まれる半人半獣の傭兵がいた。日々、人間になることを夢見る彼だったが、その数奇な運命を一人の魔女が一変させる。「―戻りたいのか?人間に。ならば傭兵、我輩の護衛になってくれ」ゼロと名乗る魔女は、使い方しだいでは世界を滅ぼしかねない魔法書“ゼロの書”を何者かに盗まれ、それを探す旅の途中だという。傭兵は、人間の姿にしてもらうことを条件に、大ッ嫌いな魔女の護衛を引き受けるのだが、禁断の魔法書をめぐって人々の思惑が絡み合い…。第20回電撃小説大賞・大賞受賞作!
--このテキストは、paperback_bunko版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B00KIG3IC8
- 出版社 : KADOKAWA (2014/5/29)
- 発売日 : 2014/5/29
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 20613 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
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Amazon 売れ筋ランキング:
- 55,421位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- - 645位電撃文庫
- - 7,846位ライトノベル (Kindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
5つ星のうち3.8
星5つ中の3.8
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年5月10日に日本でレビュー済み
ゼロから始める異世界生活とタイトルが近いため、少し敬遠していたけれど、全くの別物。
そしてこちらは、現代へのカスタマイズは少なく、本当にある世界で起きたことなのではないかと
思ってしまうような、飾らない、本物感がある。
葛藤があったり、すれ違いで泥沼にはまっていったり、
最近のノベルによくある展開は、ほとんどなく、さっぱりとして清々しい。
このあとどうなっちゃうの!?という展開は少ないが、またあの2人やってるな(笑)という展開は多い。
それが、安心して楽しめる理由だと思う。
この話の主人公は傭兵。
半人半獣で生まれ、忌み嫌われてきたことから、人から理解されたいという心の扉を閉じている。
そこに腹をすかせた少女があらわれる。おまえのどこを恐がればいいのかわからない、と
臆病で、優しくて、清らかな男は、自分を認めてくれる魔女に出会った。という話。
欠点といえば、少し脇のキャラクターの設定が甘いかなという点。
13番にしても、勘違いのまま進みすぎじゃない?って思うし、
お嬢についても、もっと人の話聞いてよ。って思う。
でも、それがあるから、いつでも主人公とヒロインが正しいことを言えるし、
安心してついていけることにもつながっていると思うから、このままでいい。
とにかく面白かった。
そしてこちらは、現代へのカスタマイズは少なく、本当にある世界で起きたことなのではないかと
思ってしまうような、飾らない、本物感がある。
葛藤があったり、すれ違いで泥沼にはまっていったり、
最近のノベルによくある展開は、ほとんどなく、さっぱりとして清々しい。
このあとどうなっちゃうの!?という展開は少ないが、またあの2人やってるな(笑)という展開は多い。
それが、安心して楽しめる理由だと思う。
この話の主人公は傭兵。
半人半獣で生まれ、忌み嫌われてきたことから、人から理解されたいという心の扉を閉じている。
そこに腹をすかせた少女があらわれる。おまえのどこを恐がればいいのかわからない、と
臆病で、優しくて、清らかな男は、自分を認めてくれる魔女に出会った。という話。
欠点といえば、少し脇のキャラクターの設定が甘いかなという点。
13番にしても、勘違いのまま進みすぎじゃない?って思うし、
お嬢についても、もっと人の話聞いてよ。って思う。
でも、それがあるから、いつでも主人公とヒロインが正しいことを言えるし、
安心してついていけることにもつながっていると思うから、このままでいい。
とにかく面白かった。
2018年12月30日に日本でレビュー済み
魔女、魔術師、獣人間等が登場する、いわゆる剣と魔法のファンタジーのステロタイプではあるものの、新しい面白さを感じられる、正に電撃的王道スケール感あふれる作品です。
隙のない構成、無駄のないキャラクターの配置も含め、この世界における魔法の定理など実によく考えられており、魔法書の運用を巡る対立という構図は現代社会におけるイデオロギー抗争を暗喩しているようで面白い。
伏線の張り方と回収が実に巧みで、飽きさせずに最後まで驚かせてくれました。
個々のキャラクターのオリジナリティというところで疑問符がついたところはありましたが、何事にも頓着しない美人魔女のゼロと、獣堕ちという半獣半人の巻き込まれ系肉体派主人公との会話はとにかく楽しい。このコンビが作品にぴったりとはまっていて、作者に「動かされている」感じがしない。
他のキャラクターも各々が明確な行動原理を持ち自立した存在感があります。とりわけ、悪役である十三番の悪を成す理由、方法論、最終的な立ち回りが最後のどんでん返しも相まって実に印象深かった。
世界観も骨太で完成度がとても高く、描かれる旅模様は胸躍る冒険ストーリーは、ひとつのお話としても綺麗にまとまっているし、シリーズ物の第1巻としても申し分ない。思わず続編が読みたくなる。
ただひとつ残念だったのは、敵役が登場してから物語が若干失速気味に感じられた点。少し構成のバランスが悪いのか、前半に説明が集中してなかなか物語が進まないもどかしさがありました。
とはいえ、総じて読みごたえがあって、しばし現実を忘れ、ファンタジーの世界に浸ることができました。
隙のない構成、無駄のないキャラクターの配置も含め、この世界における魔法の定理など実によく考えられており、魔法書の運用を巡る対立という構図は現代社会におけるイデオロギー抗争を暗喩しているようで面白い。
伏線の張り方と回収が実に巧みで、飽きさせずに最後まで驚かせてくれました。
個々のキャラクターのオリジナリティというところで疑問符がついたところはありましたが、何事にも頓着しない美人魔女のゼロと、獣堕ちという半獣半人の巻き込まれ系肉体派主人公との会話はとにかく楽しい。このコンビが作品にぴったりとはまっていて、作者に「動かされている」感じがしない。
他のキャラクターも各々が明確な行動原理を持ち自立した存在感があります。とりわけ、悪役である十三番の悪を成す理由、方法論、最終的な立ち回りが最後のどんでん返しも相まって実に印象深かった。
世界観も骨太で完成度がとても高く、描かれる旅模様は胸躍る冒険ストーリーは、ひとつのお話としても綺麗にまとまっているし、シリーズ物の第1巻としても申し分ない。思わず続編が読みたくなる。
ただひとつ残念だったのは、敵役が登場してから物語が若干失速気味に感じられた点。少し構成のバランスが悪いのか、前半に説明が集中してなかなか物語が進まないもどかしさがありました。
とはいえ、総じて読みごたえがあって、しばし現実を忘れ、ファンタジーの世界に浸ることができました。
2018年4月8日に日本でレビュー済み
この作品は簡単にザックリ説明すると
【獣人】
魔女が儀式に獣人を使うことから獣人は高値で取引されており、それを理由に獣人は人々から命を狙われます。だから獣人は魔女が大嫌いです。
獣人という理由で人々に恐れられ孤独です。だから獣人の自分も嫌いです。
【魔女】
ある魔女は、『魔法があったら色々できて便利だな、こんな魔法があったら便利だな』
と良い意味で『魔法』というものを作ります。しかしそれは『悪用』され、悪い意味で世界に広がります。
そんな2人が出会い、『獣人から人間に戻してやる代わりに護衛をしろ』 という契約を結び
獣人は人間に戻して貰うため、
魔女は世に広がった魔法での被害の火種を消すため、2人は冒険に出ます。
【獣人】
魔女が儀式に獣人を使うことから獣人は高値で取引されており、それを理由に獣人は人々から命を狙われます。だから獣人は魔女が大嫌いです。
獣人という理由で人々に恐れられ孤独です。だから獣人の自分も嫌いです。
【魔女】
ある魔女は、『魔法があったら色々できて便利だな、こんな魔法があったら便利だな』
と良い意味で『魔法』というものを作ります。しかしそれは『悪用』され、悪い意味で世界に広がります。
そんな2人が出会い、『獣人から人間に戻してやる代わりに護衛をしろ』 という契約を結び
獣人は人間に戻して貰うため、
魔女は世に広がった魔法での被害の火種を消すため、2人は冒険に出ます。
2019年4月6日に日本でレビュー済み
前々から気にはなっていたので今更ながら読んでみました。ここのレビューだと酷評に同意してる人が多いみたいですが、そういう人達が面白いと感じる作品を是非とも教えて欲しいですね……個人的にはここ最近読んだラノベの中では1番完成度高いですよこれ。
まず先に星1個減らした理由。確かに他の人が言う通り盛り上がりには欠けます。派手なシーンが無く、ハラハラ感もありません。理由として、①作中の最強が主人公?のゼロであるから(敵側はみんなゼロより弱いということが最初から判明しているので負けをイメージできない) ②最大の敵である十三番がゼロに対して敵意が全くない ③ゼロが魔法を戦いの道具として使いたがらないせい この3つに尽きます。他の完成度がとても高いせいでここだけが勿体なかったのは確かですね。
では星4つの方について。
①登場キャラ全員に好感が持てる
これのせいで味気なくなっている、と感じる人も居るみたいですが、勧善懲悪で主人公マンセーにうんざりしている派としては久しぶりに好感の持てるキャラ達だったと感じました。気分を害するキャラが居ないというのはそれだけで有難いです。
②王道の良さが現れたストーリー
王道と謳われているように本当にこの物語は捻ったところもなく王道のファンタジーです。ボーイ・ミーツ・ガールの小さな旅立ちから始まり、次第に大きな問題に発展していくという流れ。それを綺麗に簡潔にかつクオリティ高く仕上げています。悪くいえば無難ではありますが、退屈ではありません。作者の自己主張が激しくオリジナリティを追求するあまり話の質を落としている作品が多い昨今、ここまで潔く王道を貫いてくれた作品は本当に貴重です。起承転結と話の流れがここまで綺麗に纏まっている作品、なかなか無いですよ。
個人的に勧善懲悪があまり好きではないので、争いの発端が人の悪意ではない、という点もとても好ましかったです。誰かを想う気持ちの暴走、強者に対し弱者が抱く恐怖心や疑心、安息や力への依存、そういった「人の不完全さ」が丁寧に描かれています。
③伏線が秀逸
伏線を置くこと自体は誰にだって出来ます。ですが1冊でこれだけ多くの伏線を配し、かつ1冊で回収仕切る作品というのは本当に稀です。伏線好きな人の作品というのは往々にしてばら撒くだけばら撒いて回収を先延ばしにすることが多いですが、これは違和感なく配置してずるずる先延ばしにせず綺麗に回収を終えています。正直これだけでも星3つ分の価値はあります。
出版にあたり手直しはあったとは思いますが、それでもこの作品が選考の場に流れてきたら、私でもこれを大賞に選ぶだろうと思いました。無駄なく、作者の自己主張もなく、かつ分かり易く、面白い。単純な事ですがこれが出来ておらず自己投影したキャラや奇を衒って失敗する作品が多い中、ただ純粋に自分の好きな物を読者に伝えることに全力を注いでいたこの作品はとても気分が良い良作だったと思います。インパクトに欠ける、緊張感が足りない、萌え推しやサービスシーンがちょっとくどい、所々矛盾がある等の課題点はありますが、そこさえクリア出来れば間違いなく屈指の名作にも成り得るポテンシャルがあります。デビュー作でこれなら今後幾らでも伸び代も可能性もあると思うので、酷評に負けず頑張って欲しいです。
まず先に星1個減らした理由。確かに他の人が言う通り盛り上がりには欠けます。派手なシーンが無く、ハラハラ感もありません。理由として、①作中の最強が主人公?のゼロであるから(敵側はみんなゼロより弱いということが最初から判明しているので負けをイメージできない) ②最大の敵である十三番がゼロに対して敵意が全くない ③ゼロが魔法を戦いの道具として使いたがらないせい この3つに尽きます。他の完成度がとても高いせいでここだけが勿体なかったのは確かですね。
では星4つの方について。
①登場キャラ全員に好感が持てる
これのせいで味気なくなっている、と感じる人も居るみたいですが、勧善懲悪で主人公マンセーにうんざりしている派としては久しぶりに好感の持てるキャラ達だったと感じました。気分を害するキャラが居ないというのはそれだけで有難いです。
②王道の良さが現れたストーリー
王道と謳われているように本当にこの物語は捻ったところもなく王道のファンタジーです。ボーイ・ミーツ・ガールの小さな旅立ちから始まり、次第に大きな問題に発展していくという流れ。それを綺麗に簡潔にかつクオリティ高く仕上げています。悪くいえば無難ではありますが、退屈ではありません。作者の自己主張が激しくオリジナリティを追求するあまり話の質を落としている作品が多い昨今、ここまで潔く王道を貫いてくれた作品は本当に貴重です。起承転結と話の流れがここまで綺麗に纏まっている作品、なかなか無いですよ。
個人的に勧善懲悪があまり好きではないので、争いの発端が人の悪意ではない、という点もとても好ましかったです。誰かを想う気持ちの暴走、強者に対し弱者が抱く恐怖心や疑心、安息や力への依存、そういった「人の不完全さ」が丁寧に描かれています。
③伏線が秀逸
伏線を置くこと自体は誰にだって出来ます。ですが1冊でこれだけ多くの伏線を配し、かつ1冊で回収仕切る作品というのは本当に稀です。伏線好きな人の作品というのは往々にしてばら撒くだけばら撒いて回収を先延ばしにすることが多いですが、これは違和感なく配置してずるずる先延ばしにせず綺麗に回収を終えています。正直これだけでも星3つ分の価値はあります。
出版にあたり手直しはあったとは思いますが、それでもこの作品が選考の場に流れてきたら、私でもこれを大賞に選ぶだろうと思いました。無駄なく、作者の自己主張もなく、かつ分かり易く、面白い。単純な事ですがこれが出来ておらず自己投影したキャラや奇を衒って失敗する作品が多い中、ただ純粋に自分の好きな物を読者に伝えることに全力を注いでいたこの作品はとても気分が良い良作だったと思います。インパクトに欠ける、緊張感が足りない、萌え推しやサービスシーンがちょっとくどい、所々矛盾がある等の課題点はありますが、そこさえクリア出来れば間違いなく屈指の名作にも成り得るポテンシャルがあります。デビュー作でこれなら今後幾らでも伸び代も可能性もあると思うので、酷評に負けず頑張って欲しいです。