レビューが無かったので、あまり注目されていない本なのだろうか。
しかし、筆者は予備校講師として、かなりのキャリアをお持ちのようで、リクルートの受験サプリの講師にも抜擢されている。
内容は選択肢の誤答がどのように作られているかを分類し、演習によって解答力をつけるというもの。
最後の一つを絞り切れないという受験生には、取り組む価値のある1冊かと思われる。
ただし、★5をつけるのには、以下の点で躊躇される。
まず、2009年初版にしては、かなり古い問題が多く選ばれていることが、気になった。
たしかに対比を学ぶのには、適している問題もあるかも知れないが、現在のセンターとは、傾向が大きく異なる問題も選ばれており、効率的な学習とは言い難い。
次に、選択肢を、2~3に絞っている点。
筆者は、意図があってのことと記されているが、学習効果は明らかに落ちる。
選択肢はすべて残すべきだったろう。
更に、誤答パターンの分類のネーミングが、高校生に馴染みにくい。
ここまで分ける必要があるのか、という疑問も残る。
この本は、ある程度過去問をこなし、伸び悩みを感じる受験生が手に取ってみるには、いいかもしれない。
センター対策として、最初に手に取る本としては、向いていない。
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