初めて見たのは福岡での音楽イベント。
当時、ナンバーガールが解散発表した直後だったので、おびただしい人が詰め掛けていました。
しかもその日はナンバーガールの他に、54−71やドライ&ヘビーとの対バン。
そんな凄い面子の中、負けず劣らずの素晴らしい音を鳴らしてくれたのがこのスパルタローカルズ。
悲哀のこもったような小洒落た歌詞、哀愁を漂わせながらもどこか熱い
メロディ。単音の独特の絡みから生み出される独自のうねり感。
新参ならがも、もの凄い存在感でした。
現在のスパルタローカルズは、このアルバムの様な世界観は消えてしまいましたが
今も新鮮なロックを生み出しております。
近年素晴らしいバンドが次々と解散し、それに代わって模倣ばかりのギターロック
なんちゃってオルタナティブが氾濫する中、スパルタローカルズの存在は頼もしい。
このアルバムは日本のロック史に残すべき、もっと多くの人々に聴いてもらうべき名盤だと思います。