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セカンドマン (講談社漫画文庫) 文庫 – 2010/5/12
人類の未来を鋭く警鐘したSFアクション!超能力者・健児が冷凍睡眠から覚醒した200年後は、コンピュータ支配下のロボット群と醜悪な人類の世界。奇跡的に健全な身体のユミと健児が第二の人類を……
- 本の長さ240ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2010/5/12
- ISBN-104063707474
- ISBN-13978-4063707472
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著者について
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1934年(昭和9年)6月18日、兵庫県神戸市須磨区生まれ。銀行員、映画興行会社などを経て、55年「音無しの剣」でデビュー。56年「鉄人28号」 の連載を開始、大人気となる。2001年1月に完結した「殷周伝説」が遺作となった。91年「三国志」で漫画家協会賞優秀賞、04年「全作品」で文部科学 大臣賞を受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『横山光輝「三国志」大研究』(ISBN-10:4267018502)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
5つ星のうち4.2
星5つ中の4.2
6 件のグローバル評価
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年1月30日に日本でレビュー済み
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Amazonで購入
五十年近く前(!)、姉が買っていた小学館の学年雑誌(確か「小学四年生」?)に連載されていた作品で、たまたまその第1回だけを読んだ。姉が雑誌を買うのを止めてしまったので、読めなくなってしまい…ずっと「その後」が気になっていたのだが、時間が経つうちに、頭の隅に追いやってしまっていた。最近になってふと思い出し、もしかしたら、単行本でも出ていたのかも、中古だったら入手出来るかも…と、あまり期待せずに、Amazonで検索。あった! 運良く新品を入手できた(講談社が出してくれていた)。数十年ぶりの「再会」。細部の設定・描写は、時代を感じさせる部分もあるが、作品の骨格は現代でも充分通用するし、テーマは正に、現在の我々が直面している問題そのものである。学年誌だから、おそらく1年間の連載だったろう、もう少し時間をかけてじっくりと展開させれば、より一層、読み応えが…とも思う。しかし、想定読者は小学生。画像表現やストーリー等、様々制約があったであろう中で、こんなに立派なSFを描き上げてしまう。巨匠・横山光輝氏、練達の筆致。お見事である。それにしても…なるほど、こういう作品だったのか。何だか、数十年来の「宿題」が解決したような、すっきりした気分だ。講談社さん、そしてAmazonさん、有難う。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
役に立った
2010年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
さぐればさぐるほど知らない作品が出てくる横山光輝先生の作品群。後年は歴史漫画を活動のメインとしていましたが、私にとって横山光輝とは「バビル2世」「マーズ」などを代表とするSF漫画の人でした。そんな横山先生のSF作品のひとつが手頃な文庫サイズで復刻されることは、一ファンとしてうれしい限りです。
健児が冷凍冬眠から目覚めたとき、外界では200年の時が過ぎていた。公害と異常気象で環境は荒廃し、都市はコンピュータとロボットに支配され、わずかに生き残った人間は醜く奇形化し、文明を失っていた。科学の恩恵を再び人間の手に取り戻すため、超能力を駆使して戦う健児。人間は再び光を手にすることができるのか。健児とユミは第二のアダムとイブとなって人間を繁栄させられるのか―――
SFとして古臭さがあるのは事実ですが、凝ったアイディアとスリリングなストーリー展開の面白さは今でも十分感じられます。シンプルな娯楽作品としての体裁を保ちつつ、なおかつそこに未来への警鐘というテーマを乗せることを怠っていないのが流石ベテランの筆運び。横山作品ならではの一流の仕事ぶりがここにはあります。
すぐれたエンターテイナーであり、読んで決して損をさせないのが横山光輝という漫画家です。その王道のSF作品、ぜひ味わってください。
健児が冷凍冬眠から目覚めたとき、外界では200年の時が過ぎていた。公害と異常気象で環境は荒廃し、都市はコンピュータとロボットに支配され、わずかに生き残った人間は醜く奇形化し、文明を失っていた。科学の恩恵を再び人間の手に取り戻すため、超能力を駆使して戦う健児。人間は再び光を手にすることができるのか。健児とユミは第二のアダムとイブとなって人間を繁栄させられるのか―――
SFとして古臭さがあるのは事実ですが、凝ったアイディアとスリリングなストーリー展開の面白さは今でも十分感じられます。シンプルな娯楽作品としての体裁を保ちつつ、なおかつそこに未来への警鐘というテーマを乗せることを怠っていないのが流石ベテランの筆運び。横山作品ならではの一流の仕事ぶりがここにはあります。
すぐれたエンターテイナーであり、読んで決して損をさせないのが横山光輝という漫画家です。その王道のSF作品、ぜひ味わってください。
ベスト500レビュアー
「マーズ」より少し前なので、超能力ものとしてもロボットが出てくる話としても、かなり後期の作品です。
コールドスリープから目覚めた主人公は、周囲が荒廃していることを訝しみ、当初の設定より遥かに未来まで来てしまっていることに気づきます。あたりは恐竜のような怪物までいるほどの異常な状態でした。なんとか都市のようなものを見つけますが、人間たちは反応がなく、ロボットのようなやつらに襲撃を受けます。逃げた先で、放射能か何かの影響で身体に異常が出てしまっている人間たちにかくまわれ、貴重な健常体として未来を託されるという物語。
怪物や機械都市の存在する未来に行ってしまう、というのは、石ノ森章太郎の作品などにもありそうです。戦争で荒廃した未来という風刺や、ロボットやコンピュータへの対抗策などは、いかにも横山作品らしいところ。特に、コンピュータが存在する棟のトラップ描写などは「バビル二世」のバベルの塔と被っているところがあります。
主人公が超能力を使うことができ、超能力バトルものでもあるというのも「バビル二世」と少し被ります。超能力が使えるからこそ、危険な状況を乗り切っていけるのですが、御都合主義というわけではなく、そもそもコールドスリープに入った理由が、エスパーで異端扱いされているからということになっています。まあ、それも含めて御都合主義と呼べなくもありませんが……。巨大ロボ・メデュウサとの戦いなどは、かなり白熱した展開です。未来人たちの命がけの援護も感動的です。
また、横山先生の未来風刺ものは、行く末をハッキリさせなかったり、批判性の強いまま終わることもありますが、本作はタイトルどおり(第二の人類として未来を作っていくという意味)希望を持たせて終わるので、読後感も悪くありません。
もっとも、たしかに無事だとまでは書いてありませんでしたが、幾つか冷凍カプセルのなかには無傷のものが残っていたというような描写があり、まだ人類の生き残りがいるんじゃないかという気がしますので、そこだけは疑問が残りますが……。
コールドスリープから目覚めた主人公は、周囲が荒廃していることを訝しみ、当初の設定より遥かに未来まで来てしまっていることに気づきます。あたりは恐竜のような怪物までいるほどの異常な状態でした。なんとか都市のようなものを見つけますが、人間たちは反応がなく、ロボットのようなやつらに襲撃を受けます。逃げた先で、放射能か何かの影響で身体に異常が出てしまっている人間たちにかくまわれ、貴重な健常体として未来を託されるという物語。
怪物や機械都市の存在する未来に行ってしまう、というのは、石ノ森章太郎の作品などにもありそうです。戦争で荒廃した未来という風刺や、ロボットやコンピュータへの対抗策などは、いかにも横山作品らしいところ。特に、コンピュータが存在する棟のトラップ描写などは「バビル二世」のバベルの塔と被っているところがあります。
主人公が超能力を使うことができ、超能力バトルものでもあるというのも「バビル二世」と少し被ります。超能力が使えるからこそ、危険な状況を乗り切っていけるのですが、御都合主義というわけではなく、そもそもコールドスリープに入った理由が、エスパーで異端扱いされているからということになっています。まあ、それも含めて御都合主義と呼べなくもありませんが……。巨大ロボ・メデュウサとの戦いなどは、かなり白熱した展開です。未来人たちの命がけの援護も感動的です。
また、横山先生の未来風刺ものは、行く末をハッキリさせなかったり、批判性の強いまま終わることもありますが、本作はタイトルどおり(第二の人類として未来を作っていくという意味)希望を持たせて終わるので、読後感も悪くありません。
もっとも、たしかに無事だとまでは書いてありませんでしたが、幾つか冷凍カプセルのなかには無傷のものが残っていたというような描写があり、まだ人類の生き残りがいるんじゃないかという気がしますので、そこだけは疑問が残りますが……。