「Amazonでしか売らない」という曲らしいがそのような販売方法がプラスになるのかどーかは知らない。音楽をフィジカル、デジタルともにAmazonでしか買っていない、ストリーミング嫌いだから利用しない、な自分には特に問題は何もないのだが。
ミュージシャンの音楽的方向性の変化が本人の納得したものかそうでないのかの判断は難しく、あいみょんさんはエキサイトメントの頃に比べるとヌルくなった的な意見がよくあるが、それについてどう受け止めているかも理解するのは難しい。日本のミュージシャンは売れるといろんなものを背負ってしまうので言いたいことも言えないというポイズンみたいな状況に追い込まれがちでもある。
ミュージシャンの書くリリックがどういう意味を持っているのかという解釈はリスナーによって異なるので勝手な主観として書くが、このスーパーガールという曲の主人公をSNSで有名人に匿名で攻撃している人だとしてみると歌詞のストーリーが腑に落ちる感じがする。相手の有名人を「スーパーガール」、どんだけ攻撃しても構わないテレビや映画のヒーローみたいな空想の存在だと錯覚しているひと、と。
或いは歌詞の主人公をストーカーの男だと解釈することも可能である。アイドルのライブで問題行為を起こして出禁になったひと、とか、SNSでブロックされた、とかで、相手のガールのほうはもう彼との縁が切れており関わることもないだろうと思っている、と考えるとこのリリックはとても怖いものに読める。
このように一般人のオッサンが書いているレビューもネットに上がったらもしかしたらあいみょんさん本人が読む可能性もゼロではなく、音楽性の変化が気に入らないからと批判が辛辣を極めるとファンだから聴いているつもりが相手を傷つける可能性も同様にゼロではない。あいみょんさんはスーパーガールではない、実在するひとりの女性なのであるというのを失念してはならない…と音楽の感想でもなくなってきたが、音楽の知識も素養も皆無なので具体的に語れないが、楽曲的には愛を伝えたいだとかや真夏の匂いがするとかのグルーブ感のある曲でこういう路線好きだなあと思いますがシックスセンスもパスタも大好きなアルバムだし、前述のようにミュージシャンは売れると色々と制約を設けられる事があるというのが邦楽シーンを長年見ていて思うことでもあり、トップクラスに売れている男性ソロミュージシャンのアルバムタイトルがあまり楽しくなさそうなものな辺りも象徴的なので、「美味しいパスタがあると聞いて」くらいのフレキシブルな感じで作家もリスナーも音楽を楽しめるようになるといいなと思いましたね。たまにおもっくそ辛口の感想書いてしまう自分への戒めも当然、含めつつ。取り留めなくなったが、好きなミュージシャンなので今の大変な状況で無理のないように活動してって欲しいですね。
- 発売日:
- レーベル: WM Japan
- 著作権: ℗© 2020 WARNER MUSIC JAPAN INC.
- レーベル指定のメタデータ: 音楽ファイルは個々の購入を識別する固有の識別子がついています。詳しくはこちら。
- 収録時間: 4:07
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- ASIN: B08PVVHQSZ
- カスタマーレビュー: 評価の数 12
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