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スロー・リバー (ハヤカワ文庫 SF ク 9-1) 文庫 – 1998/3/1
- 本の長さ507ページ
- 言語日本語
- 出版社早川書房
- 発売日1998/3/1
- ISBN-104150112258
- ISBN-13978-4150112257
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2002年1月20日に日本でレビュー済み
多少、環境問題に関した専門用語は出てくるけど、最近のSFにありがちな意味不明の用語が殆ど出てこないところ嬉しい。
テクノロジーが発達しても、それを扱う人が出来ることってそんなに発展しないもんだよねーと言う意味で50年後ぐらいにはこんな社会になってるかも知れないと思わせるリアリティが感じられるのも嬉しい。
主人公の生い立ちや、環境、嗜好が特異なものであるだけに読者がどれだけ感情移入できるかには疑問を抱かざるを得ないが、独特の雰囲気の漂う世界を楽しんで戴ければと思う。
テクノロジーが発達しても、それを扱う人が出来ることってそんなに発展しないもんだよねーと言う意味で50年後ぐらいにはこんな社会になってるかも知れないと思わせるリアリティが感じられるのも嬉しい。
主人公の生い立ちや、環境、嗜好が特異なものであるだけに読者がどれだけ感情移入できるかには疑問を抱かざるを得ないが、独特の雰囲気の漂う世界を楽しんで戴ければと思う。
2020年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人によって違いますが、
何度も読み返せる作品、
考えさせられる作品です。
32年経っても。
作者の他の翻訳作品が無いのが惜しい。
ジェンダーSFの括りで、
「わたしの本当の子どもたち」
ジョー・ウォルトン
良かったですよ。
あなたのお勧めも教えてください。
何度も読み返せる作品、
考えさせられる作品です。
32年経っても。
作者の他の翻訳作品が無いのが惜しい。
ジェンダーSFの括りで、
「わたしの本当の子どもたち」
ジョー・ウォルトン
良かったですよ。
あなたのお勧めも教えてください。
2014年9月24日に日本でレビュー済み
ああまたこのパターンだ…と頭を抱える作品。
SFを読みたいからハヤカワを買ったのにSFの面白さが微塵もない。
…だからって簡単に否定すると「SFファンはやっぱり偏狭なジャンル物の愛好家じゃないか」といわれる。
ぶっちゃけゴシップ的な愛憎劇とくどい心情描写、男社会で成り上がってく底辺女性(でも本当はいい血筋)の大活躍。これをしかつめらしく社会派SFなんて言われると萎えるんです!いつものやつじゃん!
ただ、不幸なのはこれがネビュラ賞を取ったこととハヤカワから出てる事で
これがオーファンブラックみたいな連続ドラマだったら、カウチで奥さんと「ねー、この上司ひどいよねー」とかいいながら楽しく見れたかもしれません!
SFを読みたいからハヤカワを買ったのにSFの面白さが微塵もない。
…だからって簡単に否定すると「SFファンはやっぱり偏狭なジャンル物の愛好家じゃないか」といわれる。
ぶっちゃけゴシップ的な愛憎劇とくどい心情描写、男社会で成り上がってく底辺女性(でも本当はいい血筋)の大活躍。これをしかつめらしく社会派SFなんて言われると萎えるんです!いつものやつじゃん!
ただ、不幸なのはこれがネビュラ賞を取ったこととハヤカワから出てる事で
これがオーファンブラックみたいな連続ドラマだったら、カウチで奥さんと「ねー、この上司ひどいよねー」とかいいながら楽しく見れたかもしれません!
2019年8月11日に日本でレビュー済み
ハヤカワで発刊当初に読んで、感動的だった。
なぜなら、何のエクスキューズもなく女性同士の恋愛が描かれていたから。
女性同士であることに、特段の理由がなく、ただただ作中の恋愛事情として描かれている。異性愛と同等の扱いで描かれている。
SFという狭い選択肢の中で、共感できる恋愛描写に出会えることは、そう多くない。
私はSFファンで、恋愛小説はあまり楽しめないので。もしかすると作品母数の多い恋愛小説ならもっと選択肢が多いのかもしれないが。
こんなふうに「普通の風景」として女性同性愛が描かれたSF作品は、当時ほとんどなかったんだよ。
恋愛小説の中にもまれだったんじゃないか。
「ありがち」「飽きる」そんなふうに言えるようになって良かったよ。
でもまだ、レビューには「異性愛でも良かったのでは」という評が上がる。
当時も散々見た。「わざわざ同性愛である意味がわからない」と。
意味なんかない。
わざわざ同性愛である意味なんかないんだ、ってことを、わざわざ分からせなきゃならなかった、っていう意味はある。
SFとしては、そんなに驚きのあるネタではないけど、それでもあり得べき未来を丁寧に描いた良作だと思う。
なぜなら、何のエクスキューズもなく女性同士の恋愛が描かれていたから。
女性同士であることに、特段の理由がなく、ただただ作中の恋愛事情として描かれている。異性愛と同等の扱いで描かれている。
SFという狭い選択肢の中で、共感できる恋愛描写に出会えることは、そう多くない。
私はSFファンで、恋愛小説はあまり楽しめないので。もしかすると作品母数の多い恋愛小説ならもっと選択肢が多いのかもしれないが。
こんなふうに「普通の風景」として女性同性愛が描かれたSF作品は、当時ほとんどなかったんだよ。
恋愛小説の中にもまれだったんじゃないか。
「ありがち」「飽きる」そんなふうに言えるようになって良かったよ。
でもまだ、レビューには「異性愛でも良かったのでは」という評が上がる。
当時も散々見た。「わざわざ同性愛である意味がわからない」と。
意味なんかない。
わざわざ同性愛である意味なんかないんだ、ってことを、わざわざ分からせなきゃならなかった、っていう意味はある。
SFとしては、そんなに驚きのあるネタではないけど、それでもあり得べき未来を丁寧に描いた良作だと思う。
2014年4月24日に日本でレビュー済み
裸で路上に身を潜めていた女性が見知らぬ女性に助けられ・・・・というお話。
以下、興を削ぐ可能性があります。
富豪の令嬢が誘拐されたのに家族が何もしてくれない為、やむなく人生をやり直すうちに様々な体験をしていく・・・というのがこの小説の骨子だと思いますが、その主人公を下水処理場で働かせることにより、その主人公の人生が下水のように汚濁に満ちた空虚な人生であるのをメタファーにしているように感じました。そこにこの著者のセクシャリティである同性愛の愛を絡めることにより小説としての奥行を深めているようにも思いました。誘拐の部分は主人公の人生を浮き彫りにするための道具として扱いは軽めにしてあるようにも思いましたが。同性愛も下水処理の仕事もどちらかと言えば偏見や先入観で汚れに見えますが(失礼!)、そういう人生でも人間は生きていかなければならない、という著者のメッセージを感じ取ることも可能かと思いますが、穿ちすぎでしょうか。それと、サイバーパンク以降のSFを色々読んできましたが、殆どの作品で未来のイメージが陰湿な感じがしますが、何かの符牒なのでしょうか。
とにかく、その水の描写の圧倒的イメージにやられました。様々な要素を内包した読み応えある作品。SFに興味のない方も是非ご一読を。
以下、興を削ぐ可能性があります。
富豪の令嬢が誘拐されたのに家族が何もしてくれない為、やむなく人生をやり直すうちに様々な体験をしていく・・・というのがこの小説の骨子だと思いますが、その主人公を下水処理場で働かせることにより、その主人公の人生が下水のように汚濁に満ちた空虚な人生であるのをメタファーにしているように感じました。そこにこの著者のセクシャリティである同性愛の愛を絡めることにより小説としての奥行を深めているようにも思いました。誘拐の部分は主人公の人生を浮き彫りにするための道具として扱いは軽めにしてあるようにも思いましたが。同性愛も下水処理の仕事もどちらかと言えば偏見や先入観で汚れに見えますが(失礼!)、そういう人生でも人間は生きていかなければならない、という著者のメッセージを感じ取ることも可能かと思いますが、穿ちすぎでしょうか。それと、サイバーパンク以降のSFを色々読んできましたが、殆どの作品で未来のイメージが陰湿な感じがしますが、何かの符牒なのでしょうか。
とにかく、その水の描写の圧倒的イメージにやられました。様々な要素を内包した読み応えある作品。SFに興味のない方も是非ご一読を。
2013年2月10日に日本でレビュー済み
確かに近未来を舞台にした作品なので ジャンル分けをしようとするとSFなのでしょうが訳者もあとがきで書かれておられるようにジャンルを超越した作品だと思います。大企業の在り様、格差社会、児童虐待、自己認識、家族の在り様等々、様々な現在の社会が抱える問題を近未来という舞台を使ってあぶりだしてみせます。様々な問題を巧みにストーリーに織り交ぜながら展開していく構成力、細やかな描写力。彼女の作品は初めて読みましたが 力のある作家だなぁと思います。彼女の長編第一作「アンモナイト」を是非読んでみたいと思ったら どうも翻訳はでてないようで残念です。
2006年11月19日に日本でレビュー済み
非常によく書けている、と思う。特に後ろ暗い過去を持ちながら、下水処理場で、夜間シフトで最低仕事(汚物処理)をする主人公の描写がいい。この本が出版された頃より、格差社会が問題になっている今読むと「ワーキングプア」を描写していると思ってしまう。自分の仕事の全容と理解していない現場作業員やいい加減な中間管理職の為に、一般市民に大災害を引き起こしかねない処理場の状況など、今でも、原子力発電所や食品工場などでありえそうな話だ。それだけに、ふと、これは現在の設定でも書けた話ではないか、とか感じてしまった。
最高の上流階級から最底辺の犯罪に手を染めるような生活のすべてを体験しながら、自立して、生活を立て直そうとするヒロイン像がいい。アパートの老人や空き地の猫などの細かな描写が彼女の生活をリアルにしている。性描写はけっこうきわどいレズビアンものだが、これも異性愛であってもかまわなかったんじゃないか、とも思えた。
最高の上流階級から最底辺の犯罪に手を染めるような生活のすべてを体験しながら、自立して、生活を立て直そうとするヒロイン像がいい。アパートの老人や空き地の猫などの細かな描写が彼女の生活をリアルにしている。性描写はけっこうきわどいレズビアンものだが、これも異性愛であってもかまわなかったんじゃないか、とも思えた。