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[カート ヴォネガットジュニア, 伊藤 典夫]のスローターハウス5
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スローターハウス5 Kindle版

5つ星のうち 4.6 37件のカスタマーレビュー
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商品の説明

内容紹介

主人公ビリーが経験する、けいれん的時間旅行! ドレスデン一九四五年、トラルファマドール星動物園、ニューヨーク一九五五年、ニュー・シカゴ一九七六年……断片的人生を発作的に繰り返しつつ明らかにされる歴史のアイロニー。鬼才がSFの持つ特色をあますところなく使って、活写する不条理な世界の鳥瞰図!

登録情報

  • フォーマット: Kindle版
  • ファイルサイズ: 598 KB
  • 紙の本の長さ: 78 ページ
  • 出版社: 早川書房 (2013/2/28)
  • 販売: Amazon Services International, Inc.
  • 言語: 日本語
  • ASIN: B00BN5GYC4
  • X-Ray:
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  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6 37件のカスタマーレビュー
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カスタマーレビュー

トップカスタマーレビュー

投稿者 ともぱぱ 殿堂入りレビュアートップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2007/9/4
形式: 文庫
本作は60年代アメリカを代表する傑作小説。作者が第二次世界大戦で捕虜として体験した辛酸、そして味方である連合軍のドレスデン無差別爆撃に向き合う。しかし、戦争による暴力・破壊と死を前にしては、運命を受け入れざるをえないのだろう。そこで繰り返されるのが、有名な「そういうものだ」(So it goes.)。本書のこの言葉ほど、哀切でかつ諦念を感じさせる名文句はあるだろうか。主人公は時間旅行を繰り返し、自分を誘拐したトラルファマドール星人との交流を通じて、死者は現在具合の悪い状態にあるが、宇宙の破滅に至る時間の流れの中の他の多くの瞬間には良好な状態にあるのだという。人生の半ばを過ぎた(だろう)私も死を恐れずにすみそうである。考えてみれば、作者の死後もこうして著書を繰り返し読めるのも何とトラルファマドール的であることか。

宇宙人が地球に贈る新しい福音書等、作家キルゴア・トラウトのSF小説の粗筋が現実世界をおかしく風刺しており、小説中のミニ小説になっている点は前作「ローズウォーターさん、あなたに神のお恵みを」に共通する。そう、本作ではトラウトを始めとする過去の名作の登場人物(「母なる夜」のハワード・W・キャンベル・ジュニア等)が勢揃いするのが楽しい。

本作で涙が出るほど美しい場面は、主人公ビリーが深夜映画で空襲を逆向きに見る場面。火災が縮小して円筒形
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形式: 文庫
4月11日、ヴォネガット氏が亡くなった。

高校生の時に買った本書を文字通りすり切れるほど

繰り返し読んでいる。

今でも将来を悲観したり、過去を振り返って己を嫌いに

なりそうなとき、本書を手に取りページをめくる。

数年前、本書の映画版をアメリカのCATVで見た。

グールドのバッハが聞こえたとき、涙がこぼれた。

ヴォネガット氏の訃報に接したとき、

全てのヴォネガット・ファンがこう思ったことだろう。

「さようなら。そしてこんにちは」
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形式: 文庫
第二次世界大戦中に、作者自身が体験したドレスデン爆撃をもとに書かれた作品。
「大量殺戮を語る理性的な言葉など何ひとつない」
という作者の考えが根底にあるのか、時の流れの呪縛から解き放たれた主人公ビリー・ピルグリムが時空を飛び回り、作品自体も時空を飛び回り、メタ小説的な体裁をとる。
ただの空想と時間旅行の違いが曖昧になり、読んでいる自分もぶっ飛んでしまう。トラルファマドール的な時間認識においては、あらゆる時間はロッキー山脈を眺めるのと同様にひとコマひとコマながめる事ができる。そして人間の死というのは、ただ一瞬の出来事に過ぎず、別の時間ではその人は元気に生きている。死は悲しむべきことではない。結局戦争はとめられないし、これからも起こるのかもしれない。全てはもう決まっているのだ。このようなトラルファマドール的、四次元的な考えにおいては、戦争の悲惨さは、弱めて伝わってしまうのではないか、とも思ってしまうかもしれない。しかし、それはヴォネガット自身のシニカルなブラックユーモアであり、読んでみて考えることはたくさんあるはずだ。
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投稿者 街道を行く #1殿堂トップ1000レビュアーVINE メンバー 投稿日 2012/12/8
形式: 文庫 Amazonで購入
ドレスデン大空襲は、第二次大戦の終盤で行われたあらゆる戦史の中で最大規模のものだと言われています。
イギリス軍とアメリカ軍が地上からナチスドイツを追いこんでいるソ連軍を助ける名目で行われました。
この空爆の被害者は13万人。東京大空襲8万人。広島原爆7万人。
被害者数で比較するのは好ましいものではありませんが、途方もない犠牲が出たことは間違いありません。

この空爆を経験したアメリカ人がいます。著者のヴォガネットさんです。
そこにいたアメリカ人は戦争捕虜として歴史的な大空爆を経験します。
この事実はアメリカではあまり伝えられなかったようです。ドイツやロシアでは周知の事実ですが、あまりにも激しい空爆は必要だったのかどうかという議論を呼び起こすほどのものだったから、のようです。
”戦争の現場”とはいかなる場所なのか。
それを意外な手法でヴォネガットさんは読み手に伝えようとしています。
爆撃の状況ではなく、それを経験した後で、人はどうなるのか?というものです。
戦争という行為を物理的にではなく、絶望を経験させられた人の心がどう変わるのかをあらわした物語だと捉えました。
想像を超えた恐ろしい経験をすると、人はそれをまともに思い出すことはできなくなります。
しかし
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