「良い就活本」とは何だろうか。
巷に溢れる就活本を手に取ってよく思う就活生も多いのではないかと思う。
マナーからエントリーシート、面接etc
これらは今の就活において大切な知識を教えてくれることは間違いない。
しかし、どこか物足りなさを感じる。
なぜなら、
どうしてもいかに就活を乗り切るかといった狭い話になってしまっているからだ。
一方で就活生の本音としては、
貴重な大学生活の大部分を使う就活なのだから、
内定のその先である社会人になってからも使えるようなスキルを知りたいのではないか。
少なくとも私自身は昨年就活を経験して常々そう感じていた。
本書は現在の高度にIT化した就活には欠かせないスマートフォンの使い方を初心者の目線に合わせることから入り、
今後ますます生活に浸透していくであろうソーシャルメディアの利用法まで深めてくれる。
それはただのアプリ紹介にとどまらず、人脈構築術・情報収集術といった社会人に必須の能力の紹介である。
そして「おわりに」では
「今のベストが、明日のベストとは限らない。これが、デジタルツールが必須の世の中の常識です。」が太字で書かれている。
このように、キャッチーなスマートフォン利用法をスタートに
待ったなしの今のビジネスシーンの中で必須の心構えまで著者はメッセージとして残してくれているのではないか。
「〜すれば内定が取れる」というスキルか
「働くとは何か」といったマインドかのどっちかに偏ることが多い
就活本の中でバランスの取れた本だと感じた。
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