ある尊敬する経営者がこの本を勧めていたので買ったが、さまざまな人物のエピソード
が次々現れ、退屈しなかった。また、この本が中村正直訳の「西国立志編」の原著だと
知り、驚いた。
さて、この本が言わんとしているのは、努力せよということである。そして、その説得
のために、さまざまな分野における成功者(?)の人生が採り上げられている。
「自助の精神がその国民全体の特質となっているかどうかが、一国の力を見るときの正
しい尺度となる」とあるように、氏は本当の民主主義を求めており、これが明治日本の
青年に受け入れられたのはよくわかる。つまり、自分が独立して初めて国も独立できる
ということだ。
次に、惹かれたフレーズを挙げてみる。
・人生の奥義の九割は快活な精神と勤勉にある。
・時間は貴重な財産である。
・意志の力さえあれば、人は自分の決めた通りの目標を果たし、自分がかくありたい
と思った通りの人間になることができる。
・最短の近道はたいていの場合、いちばん悪い道だ。だから最善の道を通りたければ、
多少なりとも回り道をしなくてはならない。
・人と交際する時は、多少なりとも相手に得をさせるほうがよい。
・願望だけでは何ごとも成就しない。その欲求に明確な目標を与え、それに向けて努力するべきなのだ。
・人に何かしてもらいたいと望むなら、自分が率先してそれをやるべきです。
・楽天性を育て上げる教育は、知識や素養をめいっぱい詰めこむよりはるかに重要な
教育といえるだろう。
・真の人格者は、他人の行動をコテンパンに批判して事態をさらに悪化させるより、
自分が多少傷ついても辛抱するほうを選ぶ。
道が開かれる人には、その歩みに共通点があるらしい。
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スマイルズの世界的名著 自助論 知的生きかた文庫 文庫 – 2002/3/21
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- 本の長さ304ページ
- 言語日本語
- 出版社三笠書房
- 発売日2002/3/21
- ISBN-109784837972396
- ISBN-13978-4837972396
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商品の説明
商品説明
1858年に出され、日本では福澤諭吉の『学問のすすめ』と並んで読まれたという明治の大ベストセラー『西国立志編』の現代語訳版(原題は『Self-Help, with Illustrations of Character and Conduct』)。「天は自ら助くる者を助く」という独立自尊の精神を広めた、古典的名著である。
アダム・スミスやニュートン、シェークスピア、ミケランジェロ、コロンブス、ガリレオ・ガリレイ…。さまざまな分野で活躍した有名、無名の人々のエピソードや言葉を引用しながら、「自助」の精神の重要性を訴えている。この現代語訳版では若干削除されている部分もあるが、読みごたえは十分である。
「世界を動かそうと思ったら、まず自分自身を動かせ」と語ったソクラテス、「天才とは、一つの問題に深く没頭した結果生まれるものだ」としたビュフォン、「死やいかなる苦行が待ち受けていようとも、一つの魂を救うためには、たとえ一万回でもその中に飛び込む覚悟がある」と語ったザビエル。成功を収めた偉人たちの言葉からは、信念や使命感、努力の力を感じることができる。
本書は、イギリスが世界最強であった時代に書かれたものである。巻末の「訳者のことば」で訳者は、「そのころに比べて現在のイギリスの勢いがやや衰えているのは、自助の心を持ったイギリス人の数が少なくなったからである。いわゆる『成熟病』がイギリスに災いしたのである」と語っている。成熟期を迎えた現在の日本にこそ、必要な1冊なのかもしれない。(土井英司)
内容(「BOOK」データベースより)
この本には、よくもこれだけの成功例を集めたものだ、というくらい有名無名の成功者たちの“生き方と成功パターン”が示されている。そして、そこに共通するのは、この小さな“プラスの習慣”が身につくかどうかで、すべてに天と地ほどの大差がついてしまう。あなたに成功を保証するこの本の10の習慣は、すべて「朝、顔を洗う」のと同じくらい簡単に身につくことばかりである。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
スマイルズ,サミュエル
イギリスの著述家。はじめ医者であったが、『自助論』の大成功後、文筆に専念する
竹内/均
福井県に生まれる。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威である。科学雑誌「ニュートン」の編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら、「人生の幸福」について深く探求し、著者一流の自己実現の具体的な方法を説く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
イギリスの著述家。はじめ医者であったが、『自助論』の大成功後、文筆に専念する
竹内/均
福井県に生まれる。東京大学名誉教授。理学博士。地球物理学の世界的権威である。科学雑誌「ニュートン」の編集長として、青少年の科学啓蒙に情熱を傾けるかたわら、「人生の幸福」について深く探求し、著者一流の自己実現の具体的な方法を説く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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カスタマーレビュー
5つ星のうち4.0
星5つ中の4
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トップレビュー
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2018年10月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私自身のお金との付き合い方や、日々の時間の使い方、あるいはそれらを含んだ人生観に影響を与えた本。節約に努めることで、これらのことが自分の支配下にあることと、それらが限られたものであることを自覚する手助けとなることを学んだ。お金や時間が、自分の手のひらに戻ってくるのを感じた。「天は自ら助くるものを助く。」もう、10年近くこの本を開いていないにも関わらず、未だに忘れはしない文言である。読んで、実践して、存分に影響されてみてほしい。批評はそれからでも悪くないだろう。
2021年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
論としては面白く、励みになる。
自助、共助、公助の順であるという菅義偉総理の言葉に、ある意味賛同して、元ネタとされる本書を読んでみた。
健康で、自分で努力出来る環境にある現在の自分としては賛同できる論である。
だが、それが出来なくなった時に、共助してくれる者がいなかったらどうする?
公助は政府の義務ではないか。
本書も、自助努力の励みになっても、論としてはどこか破綻している。
自由競争と自己責任。
公正な競争の場があっての上で成立することだ。
自助、共助、公助の順であるという菅義偉総理の言葉に、ある意味賛同して、元ネタとされる本書を読んでみた。
健康で、自分で努力出来る環境にある現在の自分としては賛同できる論である。
だが、それが出来なくなった時に、共助してくれる者がいなかったらどうする?
公助は政府の義務ではないか。
本書も、自助努力の励みになっても、論としてはどこか破綻している。
自由競争と自己責任。
公正な競争の場があっての上で成立することだ。
2019年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とある講習で講師をして頂いた方に愛読書を伺ったところ西国立志編を勧めて頂きました。
そちらを購入したところ、あまりの言葉の難しさに断念...
とのことで現代語訳のこちらを読んでみましたが、内容がするすると入ってきました。
人生に必要不可欠なエッセンスが充実しています。
そちらを購入したところ、あまりの言葉の難しさに断念...
とのことで現代語訳のこちらを読んでみましたが、内容がするすると入ってきました。
人生に必要不可欠なエッセンスが充実しています。
2020年11月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
自分に甘いことが良く分かり、考え方が変わりました。自立できない人にお勧めの本です。最初に目に飛び込んできたのは12ページにある「外部からの援助は人間を弱くする」という文章で、「これ、私だ!!」って思いました。この本を読んでからは「責任転嫁しない」「自分で考える」「簡単に助けを求めない」「できるだけ自分でやる」「自分で責任を取る」ということを心掛けるようになりました。そうすると色々なことが乗り越えられるようになり、乗り越えられるようになることで、また乗り越えられるだろうと思えるようになり、自分を信じることができるようになったことと自信もついてきました。とても良い本に出会えた感じがしています。