本書に登場する業界の中心人物たちには、共通の理想がある。それは、“高品質なコーヒーで消費者を満足させ、高い価格設定を実現する。そしてそこから得られる利益を分配することで、貧しさにあえぐ農家の暮らしを向上させる。また同時に、関係者全員の満足も追求する”というものである。このような高い理想の実現はしかし、容易ではない。意思疎通もままならない農民の説得、腐敗した現地の協同組合や政府による横領・妨害、一年の半分を旅に費やす中での個人生活の破綻…数々の困難を乗り越えて、彼らは“成功”できるのか。読めばコーヒーが、より味わい深くなる1冊。
著作家、ジャーナリスト。米国マサチューセッツ州生まれ。ブランダイス大学で歴史学を学ぶ。フリーのライターとして、ニューヨークタイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、フォーブス誌などへの寄稿多数。初めての著書『米国の女性史(A History of Woman in America)』(キャロル・ハモウィッツ共著、1978年、未邦訳)は、25万部を超えるロングセラーになっている。他に、若者をとりまく暴力の問題に切り込んだ著書『最悪の事態(Deadly Consequences)』(デボラ・プロスロー・スティス共著、1991年、未邦訳)がある。経済・社会・人類学・歴史・心理学など幅広いthemeを扱ったのち、主要テーマを「食」に絞り、フードライターに転身。ある取材を機にスペシャルティコーヒーと出会い、本書を執筆して高い評価を得た。現在も、食をテーマとして執筆活動中。米国メリーランド州に夫と居住。継娘2人と息子1人の母親。Webサイト www.michaeleweissmanwrites.com
1969年、長崎生まれ。京都大学大学院薬学研究科終了。博士課程在籍中に滋賀医科大学助手に。現在、同大学助教。医学博士。専門は、がんに関する遺伝子学、微生物学。本職のかたわらで、長年の趣味であるコーヒーについてのWebサイト「百珈苑」を主宰。自家焙煎店や企業向けのセミナーで、コーヒーの香味や健康に関する講師も務める。著書に『コーヒーの科学』『珈琲の世界史』(以上、講談社)、『コーヒー おいしさの方程式』(共著、NHK出版)がある。
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事。訳書に『データサイエンティストが創る未来』(講談社)、『インシデントレスポンス 第3版』(共訳、日経BP社)、『ビッククエスチョンズ 物理』(ディクカヴァー・トゥエンティワン)、『「自助論」の教え』(PHP研究所)など、翻訳協力書に『エコがお金を生む経営』(PHP研究所)、『世界きのこ大図鑑 -- 原色・原寸』(東洋書林)などがある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ワイスマン,マイケル
著作家、ジャーナリスト。米国マサーチューセッツ州生まれ。ブランダイス大学で歴史学を学ぶ。フリーのライターとして、ニューヨークタイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、フォーブス誌などへの寄稿多数。初めての著書『米国の女性史(A History of Woman in America)』(キャロル・ハイモウィッツ共著、1978年、未邦訳)は、25万部を超えるロングセラーになっている。経済・社会・人類学・歴史・心理学など幅広いテーマを扱ったのち、主要テーマを「食」に絞り、フード・ライターに転身。米国メリーランド州に居住
旦部/幸博
1969年、長崎県生まれ。京都大学大学院薬学研究科修了。博士課程在籍中に滋賀医科大学助手に。同大学助教。医学博士。専門は、がんに関する遺伝子学、微生物学。本職のかたわらで、長年の趣味であるコーヒーについてのWebサイト「百珈苑」を主宰。自家焙煎店や企業向けのセミナーで、コーヒーの香味や健康に関する講師も務める
久保/尚子
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)