プラネットウィズの放送で注目を改めて受けているのではないかと思う水上悟志先生ですが、あくまで個人の好みとしては現時点ではこのスピリットサークルが連載物の中では一番だと思っています（短編とかでは甲乙つけがたい物がまた多いのですが）。
正直、この作品が新連載決まった時は「えー・・・前世とかそんなん・・？」と思ったのを覚えている。 と言うのも
スピリットサークルが連載される前にやはり「前世」物とでも言うような物が多数あり、どれも似たり寄ったりなのかと思ったのですが、読んでみたらそんな心配は全くいらなかったと言わざるを得ない。
全６巻と言う昨今の漫画の中では長くも無い作品ですが複数の物語の中で主人公（とヒロイン）の過去生（未来もあるけど）が語られ、それぞれが別々の人格を持つ個人として描かれており、短い物語とやや長い物語、軽い物、非常に重い物と一つ一つの物語のメリハリも効いており飽きさせない。 主人公とヒロインのみならず共通の友人等もそれぞれの時代の物語に登場したりもして一つの過去生を見た後の主人公の反応も又見どころです。
しかしやはり一番心に残ったのはクライマックス、見開きで展開されたあの場面は忘れられない、何度も読み返している作品です、プラネットウィズ見て興味を持たれた方なら文句なしにお勧めできるでしょう。
スピリットサークル 01―魂環 (ヤングキングコミックス) (日本語) コミック – 2012/12/10
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