ホラー映画ですがオカルト系の怖さと人間の怖さを足して2で割ったような構成ですね。ストーリーはすっきりしてます。間延びする部分もないし一本の映画として出来はいい。ただ恐怖というより胸糞感が勝つ印象でした。
ホスピスで働く主人公は日々人が死んで物のように扱われることに疑問を感じ、とある屋敷の看護人に転職を決めることから話は始まります。その屋敷で不可解な出来事が立て続けに起こり、家主の目を盗んで屋敷を調べていくととある呪いに行き着いて…というのがざっくりとしたあらすじ。見ていて「ゲット・アウト」という映画と似ているなと思いました。しかし大筋は似ているものの「ゲット・アウト」とはすべてにおいて真逆の方向に話が進みます。個人的にその方向性が苦手だったため「ゲット・アウト」には高評価をつけましたがこちらは評価を少し下げました。やはり勧善懲悪に真っ向から唾を吐きかけるようなストーリーは拒否感が強いですね…。逆に胸糞大好き!な方は合うと思います。
物語の全貌がわかるのはラストもラスト。終盤になって「ああ、そういうことか!」と膝を打ちました(胸糞レベルも上がりました)ミステリー要素も多少あるのでそういった意味でもおすすめ。ストーリーの全貌は醜悪すぎてオエッとなりましたがパズルが繋がっていく感覚は楽しかったです。
あと似てる作品として「ゲット・アウト」を挙げましたが世にも奇妙な物語の「おばあちゃん」も似てます。似てるというか、終わり方も含めてまんまです。主人公が嫌な奴なら多少ましだったんですが、すごくいい子なんですよね~…。主人公が他人のために身を粉にすることを苦に思わない性格だったばっかりにこんなことになってしまった。いい人がバカを見る展開はいつ見ても心が沈みますね。
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