いや～良かった！！ 極めて良質な映画です！
オープニングの音楽からして、既に素晴らしい。ワクワクする序曲だ。
登場する俳優達が、皆素晴らしい。すべて、余裕がある。
銀行の担当者を除き、悪人らしい悪人が登場しない。
モーガン・フリーマンの吹き替えの声は、いつものあの人だし、声を聴いただけで
フリーマンの顔が思い浮かぶ。定番ならではの持つ安定感。本人とまごうばかりの、バッチリのはまり具合。
マイケル・ケインの威厳や頼もしさ、隠そうにも隠せない、その上品さ。
アラン・アーキンの歌のうまさ、その人柄のひょうひょうとしていながら、筋が一本通っている感じ。
3人に共通するのは、その来し方に思いを致す時、自ずと沸き起こってくる、ある種の尊敬の念。
スーパーマーケットの店長、女性警備員、プロの銀行強盗、マリファナ親父とその娘、人形を抱いた目撃者の女の子、
アランの彼女、コーヒーショップの女店員、認知症初期の老人仲間、フリーマンの孫娘、サックスからダンスに転向した
肥満児、ＦＢＩ捜査官、などなど、どの俳優も、その演出もキャスティングも、すべて素晴らしい。
上質な音楽と、全編を通して醸し出されるユーモアの雰囲気。セリフの面白さ。
思わず声をあげて笑ってしまったのも、1度や2度ではない。
自然とこの映画作品に対する感謝の念が沸いてきた。
良い作品をありがとう。とても楽しかったです。
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