このレビューを書いている2018年6月12日、史上初の米朝首脳会談が実現した。本書においても藤井厳喜氏、カミカゼじゃあのwww氏、江崎道朗氏らが多かれ少なかれこれに触れている。
中でも藤井氏の寄稿において「国防の否定は、民主政治の否定」とし、「まず、国家というのは国境線があって、そこに承認を経ずに侵入してくる者を拒否しなければならない。国防とは国家の存立に関する不可欠の能力だ。その国防力即ち、自衛戦力の否定は、国家の否定である。」と、どこをどう読んでも、どう解釈しても「当たり前」「常識」「当然」の事を述べている。
これまで、北朝鮮による核実験や弾道ミサイル発射で、我が国は度重なる「挑発」や「威嚇」を受け続けて来た。「言う事聞かなきゃミサイル(核)ぶち込むぞ!!」と言わんばかりの相手に対し、我が方は「よ~~し、分かった!!覚悟しとけよ?!そっちがその気なら、お前ら、言う事聞かなきゃ『話し合う』ぞ!!終いにゃあ『遺憾砲』発射するぞゴルァッ・・・!!」
って、アホか・・・。
もし日本に、世界の国々が「当たり前」に保持している「国防」即ち「軍事力」があったならば、「挑発」や「威嚇」レベルで即刻報復攻撃ができる体制を、日本が常時備えていたならば、果たして北朝鮮は、はたまた中国は、これまでの歴史上どのように対応してきたであろうか?
今回の米朝首脳会談は、経済制裁による締め付け、そして何よりアメリカの強大な「軍事力」が背景にあってこそ実現したに他ならないであろう!「外交の後ろ盾は軍事力」という「世界の常識」が、これほどまでにはっきりと示された例が、近年あっただろうか??!
我々日本人はこの歴史的会談を、こういう視点から見つめ、いち早く「世界の常識」を身に着ける事を粛々と実現していくべきなのである!!
最後に、単行本の発売が延期された「テコンダー朴」、今号もぶっ飛んでます!(笑)
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