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ジェネレーター 学びと活動の生成 単行本(ソフトカバー) – 2022/3/10
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“教育"の枠を超え、「探究」「中動態」「コラボレーション」等のキーワードから、自ら探究し、創造する社会をつくる新たな学び、生き方のスタイルを提案!
目次
はじめに――ジェネレーターの森を散策する
第1部 ジェネレーターの誕生
Episode01 生成 Becoming 井庭 崇
創造的コラボレーションの担い手・ジェネレーター
ジェネレーターは内側に入って、ともに活動する
生成 becoming を促す・生きる
ジェネレーティブ・パーティシパントという言葉の誕生
映像のマジックに魅了された中高時代
プロデューサー兼ディレクターという役割
グループワークにのめり込んだ大学時代
プロデューサー兼ディレクターとしてチームで研究に取り組んだ大学院時代
大学教員になって――「コラボレーション技法」という授業
教員/学生という非対称性と個人研究という壁
学生とコラボレーションして研究するスタイルの確立
市川さんとの出会い――ジェネレーター概念の誕生
ティーチャー、ファシリテーター、そしてジェネレーターへ
創造のスパイラルを生成する
意味を増幅・共鳴させる場をつくるジェネレーターシップ
相互ジェネレートによるエネ返し
Episode02 起源 Origin 井庭 崇
語源から考えるジェネレーターシップ
「generate」などの言葉の語源を紐解く
「generator」という言葉の歴史
conduct・educate・produceの語源的意味
create と makeの違い
日本語の「生成」の語源
哲学的に見た「生成」
システム理論から見た「生成」
Episode03 創造社会 Creative Society 井庭 崇
ジェネレーターが求められる社会とは
3つの「C」で見る社会の変化
「つくる」ことが豊かさを象徴する創造社会
創造社会の到来
自分でつくることができる社会、つくらなければならない社会
四半世紀で世界は大きく変わる
極度の分業による分断化
創造実践を行う複合としての自分
自由な創造実践を支えるパターン・ランゲージ
創造のコラボレーションを促進するジェネレーター
形骸化した仕組み・制度をつくりなおすためのパターン・ランゲージとジェネレーター
プラグマティズム型の創造的民主主義の時代
社会を変える方法――ヴォイスとイグジットから、ジェネレートとリフレームへ
自分たちで自分たちの課題を解決し、よりよくするためのジェネレーター
「大きく」「一気に」ではなく、「小さく」「じわじわ」ジェネレート
ひたすら「愚」直に「つくる」道を歩むのがジェネレーター
人間関係を超えた自然・創造・ファンタジーの世界へ飛び出ること
第2部 ジェネレーターの役割
Episode04 なりゆきをつかむ GRASP 市川 力
ジェネレーターという「あり方」の発見
ジェネレーターという発想の原点となったプロジェクトのやり方
「ジェネレート」とは子どもを駆り立てること
「好き」と「好奇心」の違い
「好奇心」を開くためにともにたくらむ
たくらむ中で自然にジェネレートする「知識獲得」モード
つら楽しいことを面白がる存在
子ども「を」つかむのではなく、子ども「と」「見えないなりゆき」をつかむのが「GRASP」
「GRASP」の「G」は「ガイド」すること
「Guide」したら「Release」 解き放ち、待つ
思いつき・発見を「A=Accept」することで生まれる信頼感
「変」なのがいい
相手を巻き込むならまずこちらが盛り上がる
失敗も無様な部分も「さらけ出す」のが「Show」
本物を「見せて」「魅せる」機会をつくる
「一蓮托生」の場に「参加=Participate」する
面白がりの「伝染」
「ジェネレーターシップ」を発揮している人の3つのふるまい
不確実な状況を「Accept」するジェネレーター
発見の連鎖をとめないように率先して引き受けるのがジェネレーター
ジェネレーターは「5つの禺=5G」を追いかける
ひらめき・偶然は心をオープンにして没入したときに飛び込んでくるもの
ジェネレーターは二者択一せず矛盾・対立をパラレルで追いかける
ジェネレーターは「ユーモア」で思「枠」はずし
もうひとつのリアルこそファンタジー
「もうひとつの世界」という「仮説」を生み出すファンタジーの力
ジェネレーターはみんなで試し、作り直して、不確実な状況で企て続け、変わり続ける
ジェネレーターはなんとなくの方向性という北極星をたよりに見えないなりゆきを進む
Episode05 中動態 Middle Voice 井庭 崇
ジェネレーターのふるまいの根本にあるもの
創造のコラボレーションに参加するジェネレーター教師のあり方 井庭研での事例
相手を評価する学びから、学生たちとともに対等な立場で創造し、高みを目指す学びへ
ジェネレーターのトリックスター性
他者への評価の仕方で自分も評価されるのがジェネレーターシップ
ジェネレーターの生成の場となる――中動態としてしか表せない出来事
自己の「内側」と「外側」が一体化して「参加」するのがジェネレーター
「私」と「私のすること」を引き裂いた近代社会
自分をものさしとして自分を計測するジェネレーター
西洋的ロゴスの思考を乗り越えて、何かを感じる人になる
ジェネレーターは没入し、自分が場の一部となって発見の連鎖に加担する
ジェネレーターシップの「定義」
Episode06 場の力 Field Force 市川 力・井庭 崇
ジェネレーターとともにつくりだす舞台
ジェネレーターはプロジェクトの場への「生成的な」参加のあり方
日常所属している組織の変革よりも「鎧」を脱いで面白がれる場をつくることが先決
大人と子どもが一緒に企み、思いつきを解き放つ場をつくる
教育場面におけるファシリテーターのマインドとジェネレーターのマインドの使い分け
目先の成果を追わず、つら楽しく生成し続ける場をつくるのがジェネレーター
強者と弱者が生まれないフラットな関係を生み出すメタメタマップ
創造に真剣に向きあい、ジェネレーターも参加者も対等にしのぎを削る場
ジェネレーターシップを発揮しやすい人数サイズ
一対一でのジェネレーターもある
プロジェクトの場にジェネレーターは何人いてもかまわない
とまどいと問いを与える「場」をつくり、トリックスターとしてふるまうジェネレーター
よりよい作品をともにつくり込むガチのジェネレーター
とらえ直しのショートパスを出し続けるジェネレーター
ジェネレーターは機能であり、属人的特徴ではない
感情的にポジティブなのではなく、創造の「場」という「舞台」に巻き込まれている
第3部 ジェネレーターの成長
Episode07 なりきる Mimesis 市川 力
なりきリフレームで意味づける
ジェネレーターはリフレームして面白がる
なりきリフレームというワーク
自分なくしによる思「枠」はずし 無責任になる
予想外の自分が浮かび上がる「なりきリフレーム」
フィクションの「木を植えた男」が「なりきリフレーム」を引き起こし現実を動かした
対象になりきって俳句づくり なりきり俳キング
四コマなりきリサーチで推理
目の前にあるちょっとした不思議に眼を向けて「なりきリフレーム」することを習慣化
「面白いふり」をするのではなく「面白くしてしまう」のが「面白がる」こと
新たな意味でとらえなおし「リフレーム」するための知識獲得
Episode08 歩き、つくる Walk and Work 市川 力
あてなき探索を続け、あるべきカタチを追究するジェネレーター
Feel度 Walk 歩くと場から感じる感度が高まる
歩き愛でスイッチがONになるのがジェネレートの始まり
発見の拡張 Discovery Driven Expanding
なんとなく気になることを写真に撮る Feel度 WalkでMy Discovery
My Discoveryのシェアが生み出すYour Discovery
発見がひとつに合わさる Our Discovery
個人を「モチベーション」することよりを「面白いね! 」と認めあうこと
Feel度 Walk・Focus Walk・Ferment Walkという探索・試行・表現
歩くように試行し、思考する
プロジェクトというWork
発見のFeel度が高まるWork 〜カオス研究の事例〜
出「遇」いと出「遇」いがつながって生まれる「偶」に導かれるFusion Work
質の高い、あるべきカタチを目指して作品化して表現するFantasy Work
Fusion Work・Fantasy Workのための読書
ありふれたものに新たな光を当てて手近なWorkを始める
ジェネレーターシップはWalkとWorkの積み重ねの末に「持つに至る」もの
Episode09 仲間 Collaboration 市川 力
仲間とたくらむ「コ」Laboレーション
発見の「拡張」は発見の「コ」Laboレーション
合わせず、ズレて重ねる対話で発見の「コ」Laboレーションを促す
「コラボレイト」は「コー+レイバー」 つら楽しいプロセスから生まれる「連帯感」
同じ思いを持つ小さい「仲間」をつくり実験的にチャレンジする
生煮えの思いや実践を共有し、出会い、学び続けるコミュニティ We are Generators
学びと活動を生成し続けるジェネレーターシップに満ちた社会
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社学事出版
- 発売日2022/3/10
- 寸法12.8 x 2 x 18.8 cm
- ISBN-104761928344
- ISBN-13978-4761928346
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出版社より
ジェネレーター・マスターと一緒に森の散策を始めよう!ようこそジェネレーターの森へ!

ジェネレーターは、「散策」します。それは「何か」を探しているという意味では、「探索」と言うことができます。
世界が差し出すものを見逃さない、真剣な眼差しと姿勢があります。しかし、あらかじめ決められた特定のものを探しているのではありません。
落とした物を探すようなそういう探索ではないのです。そこに「何か」面白いもの・美しいもの・驚くべきものがあることを予感し、それを追い求めて歩きます。
それは、これから出遇うものを感じることができるように、自分の感覚をひらき、感度を上げた散策です。だからこそ、何かを発見し、連想し、生成することができるのです。
そういう意味での、可能性にひらかれた探索としての散策。これがジェネレーターの散策なのです。(はじめにのより一部抜粋)
商品の説明
著者について
一般社団法人みつかる+わかる代表理事
1963年生まれ。慶應義塾大学SFC研究所上席所員。元東京コミュニティスクール 校長。
長年、大人と子どもが一緒になって探究する学びを研究・実践。全国各地を飛びまわり、多様な人たちが持ち前の好奇心を発揮してともに成長する場をつくるジェネレーターとして活躍。なんとなく気になったことを集めて歩き、旅し、妄想し続ける「雑」のアーカイバー。
主な著書は『探究する力』(知の探究社)、『科学が教える、子育て成功への道(今井むつみとの翻訳書)』(扶桑 社)分担執筆者として、井庭崇編『クリエイティブ・ラーニング 創造社会の学びと教育』(慶応義塾大学出版会)、『もし「未来」という教科があったなら』(学事出版)。
井庭 崇(いば・たかし)
慶應義塾大学総合政策学部教授
1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、2003年同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。
株式会社クリエイティブシフト代表、一般社団法人みつかる+わかる理事、および、東京大学発達保育実践政策学センター協力研究者も兼務。
著書に『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』『プレゼンテーション・パターン:創造を誘発する表現のヒント』(以上、慶應義塾大学出版会)、『プロジェクト・デザイン・パターン』(翔泳社)、『対話のことば』(丸善出版)、『コロナの時代の暮らしのヒント』(晶文社)など多数。
登録情報
- 出版社 : 学事出版 (2022/3/10)
- 発売日 : 2022/3/10
- 言語 : 日本語
- 単行本(ソフトカバー) : 256ページ
- ISBN-10 : 4761928344
- ISBN-13 : 978-4761928346
- 寸法 : 12.8 x 2 x 18.8 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 10,276位本 (の売れ筋ランキングを見る本)
- - 31位学校教育一般関連書籍
- カスタマーレビュー:
著者について

井庭 崇(いば たかし)
慶應義塾大学総合政策学部 教授。
1974年生まれ。慶應義塾大学環境情報学部卒業後、2003年同大学大学院政策・メディア研究科博士課程修了。博士(政策・メディア)。株式会社クリエイティブシフト代表取締役社長、および、The HillsideGroup 理事も兼務。
著書に、『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『(リアリティ・プラス)社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(編著、慶應義塾大学出版会、2011年)、『(リアリティ・プラス)パターン・ランゲージ』(編著、慶應義塾大学出版会、2013年)、『プレゼンテーション・ パターン』(慶應義塾大学出版会、2013年:2013 年度グッドデザイン賞受賞)、『旅のことば:認知症とともによりよく生きるためのヒント』(編著、丸善出版、2015年:オレンジアクト認知症フレンドリーアワード2015大賞、2015年グッドデザイン賞を受賞、2016 年度かわさき基準認証)、『プロジェクト・デザイン・パターン』(翔泳社、2016年)、『対話のことば:オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得』(丸善出版、2018年)、『おもてなしデザイン・パターン:インバウンド時代を生き抜くための「創造的おもてなし」の心得28』(翔泳社、2019年)、『クリエイティブ・ラーニング:創造社会の学びと教育』(編著、慶應義塾大学出版会、2019年)など。
2012年、NHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」で解説を務める。
カスタマーレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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「ジェネレーターはフラットで、問いに対して一緒にアイディアを出し合い、参加者の創発された生成スパイラルを「それ面白い!」と愛でる。予定調和ではない、先行きの分からない創造的冒険を、人一倍面白がる。
ジェネレーターは発見の連鎖を維持しながら、創造的コラボレーションが生まれる場をつくる。
本書は長年、フリースクールや高校などで探究学習を行ってきた市川力氏と、慶應義塾大学でパターンランゲージの研究と実践を行ってきた井庭崇氏が、自身のこれまでの実践と、そこから導き出された「ジェネレーター」の理論を書いている。共著ながら、共にアイディアを出し合い、創発しながら書かれており、本書自体がまさに「ジェネレーター」のあり方を体現している。
紹介されている事例は教育機関のことが多いが、そのまま企業や団体など他の組織にもあてはめられる。世の中に「ジェネレーター」的な人が増えたら、どんなにか面白く、ストレスフリーで、それぞれが、互いを尊重しながらも自身の輝きを発揮する社会になるだろうと想像する。
その中でも、私が感じた最も面白いところは、第二部エピソード6の最後の節に「創造の「場」という「舞台」にジェネレーターは巻き込まれる」という一節です。「舞台」の中にいる他の仲間と一緒になって、「舞う」「舞い上がって面白がる」というジェネレーターの面白さとそのありようが見えてくるような気がしました。
また、全体で3部構成になっている中の理論編である第一部と、実践編になっている第三部のちょうど間にある、第二部が著者のお二人の交差点になっているところも面白いところです。実践編から分け入ることもできるし、理論編からも分け入ることもできる。その間からも分け入ることが可能な一冊になっているところが、まさに袖に書かれている「さあ、一緒に森の散策を始めよう!ようこそジェネレーターの森へ!」という一節を体現しているところだと思います。
この一冊で、散歩的、散策的、探索的に、創造社会における「学び」と「活動」はいかにして生成されるのか、単なる読書を超えた「体験」と「体感」をすることができます!
ジェネレーターとは、一方的に知識を伝達するのではなく、生徒からの発信を待つのでもなく、
自ら場の中に身を投じ、場を活性化する存在のこと。
本書で紹介されているフィールドワークならぬFeel度Walkを実践したことがある。
(著者はこういう言葉遊びが好きな、おもしろいおっちゃんである。)
普段何気なく通り過ぎている道を、じっくり観察しながら歩く。
マンホール、ヤツデ、ホッピング、雨粒、苔、名も知らない虫…あらゆるものが気になる。
次の日から、近所のマンホールまでもが気になってしょうがない。
淡泊でつまらない身の回りが、急に彩り豊かで個性溢れる世界に変わる。
それが楽しい、だけで終わらない。
自分の発見と相手の発見、それを掛け合わせ、新たな発見につなげていく。
その創造プロセスは、誰が考えたかは重要ではなく、
創造するという目的を達成することが重要なのだと説かれている。
個々の短期的な評価にがんじがらめになった社会の閉塞感を打破する、
新たなコミュニティのあり方だ。
子どもにとってだけでなく、大人にとっても、
これからの社会を、たくましく、そして楽しく生き抜くヒントになる一冊。
子育て・教育関連の本をいくつも読みながらなんとかここまでやってきましたが、この本は目から鱗の連続でした。「これからは必然的に創造社会になり、自分で「つくる」ことが豊かさの象徴となる。ちょっとしたこと、なんとなく気になるものを集めていくことで、創造的なものが生成され、クリエイティブによりよい人生を生きていくことができる。」
子ども達が大きくなったときの世界をイメージすることで、子どもの言動に対して見え方が変わりました。困った気持ちになっていたような行動も、なんてことない遊びも、それこそが大きくなったときに大切になってくる力なのだと思えてきました。
そうして、親として読み進めるうちに、次第に自分自身のあり方を見つめていく感覚になりました。「やってみないと分からない状況で一歩踏み出す」「まずは自分自身が面白がる」。そんなひとつひとつの言葉に、背中を押されワクワクとし始めました。
この本では概念的なことだけではなく、なりきることや、Feel度Walkという歩き方など、非常に具体的なことまで紹介されていたので、ぜひここに書かれたことを実践して、自分自身が創造的で楽しい毎日を過ごしていきたいと思いました。
大切なのは現実に適用できる実践的な方法論が伴った理論であるはず。
例えば、「“教育"の枠を超える」とあるが、この言明がどういう意味をもつのかさっぱりわからない。
例えば、「出「遇」いと出「遇」いがつながって生まれる「偶」」とあるが、この言明がどういう関係性にあるのか、さっぱりわからない。
例えば、「自分なくしによる思「枠」はずし」とあるが、この言葉の意味や文章の意味がわからない。
部屋に閉じこもって自由に思索した言葉を、自由な試作で、文章化しても、まわりには伝わらない。
ジェネレーターになるための書であるはずなのに、文章がジェネレーター(生成)できていない。
教育という領域に限らず、
読むと人生をより面白がれる人になれる素敵な本だと思います。
ジェネレーターを自分も無意識にしているところがあったと思うけど、市川先生と井庭先生が概念化、説明してくれたことで、ああそういうことだったのか腑に落ちました。
私は、幸運にもすてきなおっちゃん、市川力元校長時代の東京コミュニティスクールを見学したことがあります。おっちゃんの魅力がどこから来ているのか、その一端がこの本を読むとわかります。自分はおっちゃんにはなれませんが、少しでも子どもたちにとって、好奇心をジェネレイトできる大人でありたいです。そういう想いに応えてくれる本でもあると思います。
3ページは本の中で忘れたくない言葉の記録。もう2ページは、読んでいて思いついてしまったアイデア(本の内容とは何ら関係のない、自分のやりたいことの思いつき)の走り書きです。
『この本は、ジェにレーターが生きている森』『ジェネレーターを追体験する本』と前書きにあるとありましたが、まさかこんなにも、しかも読んだだけで、自分の中で発見の拡張がなされてしまうとは!
途中途中に、理論の裏付けとなる引用が多々あり、説得力をもって読み手の背中を押してくれるように感じました。だからこそ、安心して色々とひらめいてしまう。誰かと一緒にこのひらめきを話し、面白がりたくなる、そんな読後感でした。あー、たのしい!