イーガンらしい緻密な設定にどっぷりハマれます。
**を++++に押し込んで移送するなど奇想天外なアイデアには脱帽です。
ファーストコンタクトものとしても、半世紀近く前に書かれた竜の卵(ロバート L.フォワード)以上に奇妙なもの。
数学や量子物理学がちんぷんかんぷんでも熱い冒険ものとして読了することが出来ました。
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シルトの梯子 (ハヤカワ文庫SF) Kindle版
グレッグ イーガン
(著)
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言語日本語
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出版社早川書房
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発売日2017/12/25
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ファイルサイズ4715 KB
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商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
2万年後の遠未来。量子グラフ理論の研究者キャスが“ミモサ研究所”で行った実験は、まったく新たな時空を生み出してしまう―それから数百年後、人類はその生存圏を侵食し拡大し続ける新たな時空の脅威に直面し、生存圏の譲渡派と防御派が対立していた。両派共有の観測拠点“リンドラー”号にて、譲渡派のチカヤは幼なじみのマリアマと再会し動揺する…深刻な対立と論争の果てに人類が見たものは!?
--このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
イーガン,グレッグ
1961年、オーストラリア生まれ。数学の理学士号をもつ。1980年代末から本格的な作家活動を開始した。長篇『万物理論』と『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫刊)で星雲賞を2年連続受賞した。また、短篇「プランク・ダイヴ」でローカス賞、「祈りの海」でヒューゴー賞・ローカス賞を受賞。世界各国のSF賞受賞の栄誉に輝いている
山岸/真
1962年生、埼玉大学教養学部卒、英米文学翻訳家・研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
1961年、オーストラリア生まれ。数学の理学士号をもつ。1980年代末から本格的な作家活動を開始した。長篇『万物理論』と『ディアスポラ』(ハヤカワ文庫刊)で星雲賞を2年連続受賞した。また、短篇「プランク・ダイヴ」でローカス賞、「祈りの海」でヒューゴー賞・ローカス賞を受賞。世界各国のSF賞受賞の栄誉に輝いている
山岸/真
1962年生、埼玉大学教養学部卒、英米文学翻訳家・研究家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) --このテキストは、paperback_shinsho版に関連付けられています。
登録情報
- ASIN : B078JTWDC5
- 出版社 : 早川書房 (2017/12/25)
- 発売日 : 2017/12/25
- 言語 : 日本語
- ファイルサイズ : 4715 KB
- Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能) : 有効
- X-Ray : 有効
- Word Wise : 有効にされていません
- 本の長さ : 448ページ
- Amazon 売れ筋ランキング: - 51,118位Kindleストア (の売れ筋ランキングを見るKindleストア)
- カスタマーレビュー:
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カスタマーレビュー
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トップレビュー
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2018年11月16日に日本でレビュー済み
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4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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ベスト500レビュアー
Amazonで購入
イーガン氏のSFが好きで短編、長編など何冊か読んでいるのだが、この作品は私にとっては飛び抜けて難しかった。それは、私が数学をおろそかにして、さらに物理に関してはほとんど学んでいないからだ。量子力学には興味があるが、漠然としたイメージしか描くことができない。そんな中でこの本を読み進めるのには時間がかかった。
興味を惹かれたのは2万年後の人類のあり方だった。物理法則の壁があるので宇宙の移動速度は光速まで。また、居住する惑星によっては外に出たがらない人々もいる。そこでは、もしも誰かが宇宙旅行をして再び戻ってくるのが決まると、その惑星の住民は…(ここはネタバレになるので書けないが)。そのほかのたくさんの惑星ではどんな生活が営まれているのかなど、楽しめる描写が多かった。
そして、この宇宙の物理法則は全く通用しない別な世界の描写。ここを視覚的にイメージするのが私には格段に難しかった。それでも、その世界の描写はものすごく面白いものだった。この難しい作品を、イーガン氏は多分脳の中で視覚化して書かれていることと思うが、それは本当にすごい。よくこの世界を作り上げたと思う。
興味を惹かれたのは2万年後の人類のあり方だった。物理法則の壁があるので宇宙の移動速度は光速まで。また、居住する惑星によっては外に出たがらない人々もいる。そこでは、もしも誰かが宇宙旅行をして再び戻ってくるのが決まると、その惑星の住民は…(ここはネタバレになるので書けないが)。そのほかのたくさんの惑星ではどんな生活が営まれているのかなど、楽しめる描写が多かった。
そして、この宇宙の物理法則は全く通用しない別な世界の描写。ここを視覚的にイメージするのが私には格段に難しかった。それでも、その世界の描写はものすごく面白いものだった。この難しい作品を、イーガン氏は多分脳の中で視覚化して書かれていることと思うが、それは本当にすごい。よくこの世界を作り上げたと思う。
2020年9月9日に日本でレビュー済み
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いやぁ・・・、わかんねー(笑)
でも、わからないのに感動した。
わからないけど面白いというのは時々あるけど、感動と言ってしまうのは、なかなかね。
量子論とかトポロジーとかフラクタルとかの素人向け科学書・エッセイ(まがい)を読んでいたほうがよいかもしれない。
ちょっとだけでも本作で語られていることのイメージが湧きやすいかも、というレベルだけど。
そういう意味では、“感動した”というものの誰彼とおススメできるものではない。
でも、読んでみたら?(疲れるけど)、と言いたくなるんだなあ、これが。
作品の中にグラフが2箇所出てくる、その美しさを感じるだけでも、この500ページを読む価値があるように思う。
わからなさ、難しさを強調した感想になってきているけれど、わからんことはわからんと割り切ると逆にいろいろなことが想起されて、ワクワクと読み進めることができる。
2001年宇宙の旅や猿の惑星やミクロの決死圏などのSF映画、多様性やパラレルワールドや実在性などの概念、といった文系ワールドもテンコ盛りだし。
知と冒険。そんなことを思い浮かべる。
今から2万年先の物語だけれど、ITに牛耳られたり、計画・予測ありきだったりせず、思考、観察、行動、情動といったヒトの特性が存分に活かされている世界にこれからの希望を感じさせてくれる物語だった。
でも、わからないのに感動した。
わからないけど面白いというのは時々あるけど、感動と言ってしまうのは、なかなかね。
量子論とかトポロジーとかフラクタルとかの素人向け科学書・エッセイ(まがい)を読んでいたほうがよいかもしれない。
ちょっとだけでも本作で語られていることのイメージが湧きやすいかも、というレベルだけど。
そういう意味では、“感動した”というものの誰彼とおススメできるものではない。
でも、読んでみたら?(疲れるけど)、と言いたくなるんだなあ、これが。
作品の中にグラフが2箇所出てくる、その美しさを感じるだけでも、この500ページを読む価値があるように思う。
わからなさ、難しさを強調した感想になってきているけれど、わからんことはわからんと割り切ると逆にいろいろなことが想起されて、ワクワクと読み進めることができる。
2001年宇宙の旅や猿の惑星やミクロの決死圏などのSF映画、多様性やパラレルワールドや実在性などの概念、といった文系ワールドもテンコ盛りだし。
知と冒険。そんなことを思い浮かべる。
今から2万年先の物語だけれど、ITに牛耳られたり、計画・予測ありきだったりせず、思考、観察、行動、情動といったヒトの特性が存分に活かされている世界にこれからの希望を感じさせてくれる物語だった。
2018年1月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
基本的にはSFファンの皆が大好きなテーマである、宇宙で大実験があってその結果**が起きて、実はそこは**だった系のストーリーを数学ベースにした異世界を創造して、恋愛ドラマ視点をからめて紡ぎあげた娯楽作品かな。キャラクター描写は人間臭くて吹き出してしまう場面も。無限の重なったベクトルとか干渉しない状態とか、イメージがわかないところは多々あると思うけど、ちょっとあの2001年を逆さに見た作りだったりとかワクワク感満載、分からなくても読み飛ばしていいんだと思う。特に日本人は全部理解しないといけないみたいな強迫観念あるかもだが、それで敬遠したらもったいない面白作品だ。奥付の物理解説も親切で楽しい。